NARUTO〜ほんとはただ寝たいだけ〜   作:真暇 日間

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NARUTO~104

 

 side うずまきナルト

 

 さて、色々あったがサルケが仙人モードを使っているのを見て彼女がそれを見よう見まねで真似ようとして失敗して蛙石化を起こしそうになったところで自然エネルギーを吐き出させ、もうなんと言うか仕方ないので俺が覚えている限りの方法で彼女に仙人モードについて叩き込みながらサルケに完成体須佐能乎を身体に慣れさせるために何度も繰り返し使わせる。チャクラを大量に送り込みながらなら影分身でも使えない事は無いから慣れさせるのにも影分身。ただし完成体の須佐能乎は非常に目立つので俺の作った不思議な世界の中でやらせた。不思議な世界……まあいつものだわな。

 結果。彼女は仙人モードを習得し、サルケは完成体須佐能乎をほぼ自分のものとした。テコ入れテコ入れ楽しいなっと。なお、今のところサルケと彼女が戦うと十回中三回くらいはサルケが勝てるようになってきた。いやはっきり言って完成体の須佐能乎相手にほぼ素手で真正面から殴り勝てる彼女の方がおかしいんだけどね? マジで。口に出したら即座に『おまいう』系のツッコミを入れられそうだから何も言わんでおくけども。

 

 ……しかしこうなるとバクラにももう一回テコ入れしとくか? 幻術系で良さそうな奴……対象の方向感覚と平衡感覚を奪う幻術結界とかどうだろうか。多分できる。準備と言うか媒体として霧状にした何かが必要だろうが、それは霧隠れの術なり小麦粉ぶちまけるなりで何とかなる。と言うかなんとかしろ。そこまで面倒見切れん。お薦めはチャクラがあればできるだろう水遁系の霧隠れと風遁系の砂隠れ、土遁系の粉塵隠れだ。火遁系陽炎隠れと雷遁系電磁迷彩は残念ながらその術の適応がないからな。

 と言うかそもそも幻術系の技ってのが少ないんだよな。そして幻術で高威力の技がない。幻術と言う精神に働きかける術である以上は直接的な威力に欠けるのは仕方ないことだが、仕方ないで終わらせていたら成長なんて見込めやしない。

 それに、幻術系における最強の術はほぼあらゆる状況に対応できる可能性を持つ。全てにおいて平均的だったとしても、これ一つを持つだけで上位に食い込める幻術。名を伊邪那岐……いや、漢字ではなかったな。イザナギと言う。

 本来ならば写輪眼を持つものでなければ使えず、更に使ったものも写輪眼の失明と言う重大すぎるリスクを背負って使う技だが、よく考えて欲しい。血継限界だのなんだのと言うが、結局のところは術だ。それもある程度以上の人間に可能な術でしかない。ならば当然、できるだろう。完全な真似など必要ない。そもそも失明するところまで完全に真似てどうする。こういう術は要するにリスクとリターンを良い感じに釣り合わせて使うものだ。リスクに対してリターンを過剰に求めようとするから多くの技は失敗するし、リスクを恐れてリターンを小さくしては本末転倒。つまりはバランスだ。

 

 陰陽遁。陰遁と陽遁。イザナギは自身にとって都合の悪い現状を隠遁で幻として消し去り、都合のいい現実に陽遁で書き換える。完全版はそこまでできてこそのイザナギだ。

 だが、最も重要なのは自分が死なないことだ。要するに、『自分に都合が良かろうが悪かろうが全ての現実を一度幻として消し去り、その間に起きたことを全て自身の記憶にのみ残してもう一度やり直せばいい』訳だ。この方式なら幻術の対象を非常に大きく取るためチャクラの消費量は恐らく数倍から数十倍に膨れ上がるだろうが、代わりに自分以外が死んだという未来も何もかもを一度なかったことにしてそれを覆すために動くことができる。そしてこの術ならばリスクは戻された全体に負わせることができる。失明することも無いだろうし動けなくなることも恐らく無い。戻された時点に到達するまでの間、妙にデジャヴに襲われるくらいで済むだろう。

 一番の問題はチャクラだが、それも問題ない。バクラにはチャクラを増やす術と溜め込む技の両方が揃っている。つまるところ必要な奴の所に必要な術が行くわけだ。バクラは医療班だから最後の最後まで生き残っているだろうしな。

 俺もやらんのかと? こんな糞みたいな世界を二回やることになったら俺はキレるぞマジで。多分初手で俺が産まれた時に木の葉を襲ったクソ野郎を物理的に首から上を消し飛ばして殺してから月を崩壊させ、現存する輪廻眼を全て潰してから木の葉の裏を牛耳る自業自得マンを磨り潰してるな。そこまでやれば恐らく俺に面倒は来ないだろう。多分な。その後で木の葉に対してのクーデターだとかそんなのが起きたら……まあ起きるだろうが、そうなればまず間違いなく火影である俺の親父はそれに対応するべく戦いに出るだろう。かーちゃんの方も出るかもだが、流石にどうなるかはわからん。俺は研究者でもなければ実験屋でもないんでな。

 ともかく、使えれば便利な術だ。一応作ってみるとしよう。

 




Q.その術便利すぎない?
A.Re:ゼロを思い出して羨ましいと思えるならそうなんでしょう。

Q.そもそも作れんの? 血継限界でもなく?
A.術として存在するならそれを正確になぞればできるのは道理。イザナギと言う現実を書き換える術があるのだから不可能ではないと考えます。
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