NARUTO〜ほんとはただ寝たいだけ〜   作:真暇 日間

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ここから先にシリアスなど一片もありません。加えて原作キャラの性転換・女体化、ハーレムに対する肯定的(?)な発言、キャラ崩壊などの地雷が多数埋め込まれております。
それでもいいよ、あるいは何でも許せるという方のみどうぞ。
下を開けておきます。

























































































































それと今活動報告で次回作のアンケートやってるのでまだ見てない方は奮ってご参加ください。

追記
博麗 霊夢さん。二つ以上選んでいらっしゃるので無効票となっています。


後日談
NARUTO~後日談1


 

 side うずまきナルト

 

「ナルトの子供が欲しいんだ」

 

 突然呼び出されたと思ったらサスケの嫁であるバクラと実質的に俺の嫁になっていたヒナちゃんの前でそんなカミングアウトをされた俺の反応を答えよ。ただし、サスケの目は完全にマジであるものとする。

 ちなみに正答は『正気かと問いかける』だ。

 

「正気か?」

「俺の認識する限りでは正気だと思うぞ」

「……本気か?」

「昔兄さんに復讐すると言っていた頃があっただろう? それと同じくらいには本気だ」

 

 完全にマジじゃねえかと思いつつヒナちゃんとバクラを見てみるが、どうもかなり落ち着いているように見えた。……はっはーん? さてはサスケの奴俺に相談を持ちかける前にこいつらに話だけは通しておいたな?

 

「で、俺の子供が養子に欲しいと?」

「違う。うちはの血を継いだナルトの子供が欲しい」

「……まさかとは思うが、お前の子供が女だったら抱けとか言うつもりじゃあるまいな?」

「ねえよ。いくらナルトでも俺の子供に手を出したら殺すぞ。できるできないは考えず。……と言うか鈍くないか? それともわかってて惚けてるのか? だったらはっきり言おう。俺を女にして孕ませてくれ」

「仕事はどうすんだよ七代目火影」

「影分身と言う糞ほど便利な術があるだろ。チャクラ供給を頼む」

「この状況で反論が出てない以上ヒナちゃんとサクラは説得済みだろうから省くとして、子供は誰がどう育てるんだ」

「俺の子供を俺の子供として育てて何が悪い」

「外聞が悪い。お前が男である以上お前がサクラ以外の誰かを抱いて作った子供だと思われるぞ」

「養子扱いにする。昔木の葉から抜けたうちは一族の血が隔世遺伝したのを見付けて引き取った事にすればいい」

「なんでそんな乗り気なのかを教えてくれるか?」

「お前の強さを鑑みれば、お前の血を入れるために娘の一人や二人差し出す奴は掃いて捨てるほどいると思うぞ。元土影のオオノキの爺も孫娘を薦めてきてたことがあっただろう?」

「……あー、あったなそんなのも。欠片も興味が湧かなかったから忘れてた」

 

 実際あった。そして個人的に全く興味が湧かなかったからスルーした。冗談混じりのように言っていたが完全にガチだったことを知っていて、額面通りに冗談だと受け取って流させてもらった。そしたらなんか暫くして岩隠れで巨大な肉塊が暴走したとかなんとか言う話で岩隠れが壊滅寸前まで行ったとか行ってないとか。どうでもいい話だな?

 要するに、サスケも同じように俺の血をうちはに取り入れたいと言うことか。

 

「一応言っておくが俺は結構ロマンチストだからお互いに思いが通じあっていない奴を相手にはしないぞ」

「だからだよ。思い自体は通じ合わせただろうが」

 

 確かにその通り。そうじゃなかったら俺は忍連合を相手に戦争を吹っ掛けてたところだ。それも忍連合はチャクラなしで俺だけチャクラありの状態で、かつチャクラを使わない機械兵を億単位で相手してもらうところだった。戦争を無くすために。

 実際には一時的にでも忍達の意識や感情が共鳴した結果暫くは戦争なんてする気にならないようになったから実行されなかったが、それがなかったらまず間違いなく実行していただろう。そうなった原因は俺が面倒がって無限月読の世界を纏めて同じ方向に引っ張ったせいで混線したからなんだが。

 

「……お前はいいのか、サクラ」

「サスケ君の嫁は私。サスケ君の夫がナルト。問題ないわ」

「それは本当に問題ないのか……?」

「サクラちゃんが問題無いって言ってるからサクラちゃん的には問題ないんじゃないかな?」

「ヒナちゃんは?」

「私が正妻。サスケちゃんが愛人。名家としては優秀な人が多くのお嫁さんをもらうのはままあること。弁えてくれるなら平気」

「サスケが弁えてなかったら?」

「黄泉沼に沈するよ」

「チン? ……ああ、沈。……沈!?」

「沈するとさ。気を付けろよサスケ」

「気を付けてなんとかなる類いの存在じゃないだろそれは」

 

 俺としてはそれより他の事を気にするべきだと思うんだがね。何がどうなって俺の血を入れるために女になろうとか思うのか……いや理由は聞いたが理解はできない。頭おかしいんじゃないのか? しかも大半が俺頼みと言うのも意味がわからん。ついでに俺の周りの奴からしっかりと外堀埋めてきやがるし。

 できることならサスケの兄であるイラチにも話を通しておいてほしかったんだが、こいつのことだからまず間違いなく通していない。そしてどこからか話が漏れてイラチが俺に襲撃をかけてくる所まで簡単に想像できる。恐らく俺が一人になった所で天照を纏わせた八坂ノ勾玉を超遠距離から連発してくるだろう。月詠は基本俺にはまともな効果を及ぼさない。最大威力となれば須佐能乎を使ってかつ自身の瞳力を最大限使うとなるとそう言う形になるだろう。

 まあ、自身に月詠をかけて精神時間を加速させながら高速のチャクラコントロールで須佐能乎をブン回してきたりもするから遠距離と近距離のどっちが強いかとかは難しいんだが……あれだ、某魔改造格ゲーで時間を止めてナイフ投げまくるように八坂ノ勾玉連発してくるのと、時間停止中にロードローラー的な物を上から叩きつけてさらに打撃を加えて圧殺してくるように剣を振り回すのとでどっちの方が強いのか、と聞かれるようなものだ。どっちもそう変わらん。結局は対応できるかできないかの差でしかない。

 ちなみに俺はどちらも対応可能だ。面倒なのには変わりないが。

 

「そう言うわけだ。身体付きとかはナルトの好みでやってくれて構わないから頼む」

「あ、お前さては俺が変えたお前の身体から好みをヒナちゃんに教えることを代価に説得したな?」

「した」

「正直な奴め……残念な話をしてやろう。俺は全体のバランス重視だからサスケを女にした場合の好みの体型がヒナちゃんにも適応されるわけではないとな」

「なるほど。つまりやろうとすれば弄れるんだな? 胸だけ大きくしたり小さくしたり、太りにくい体質にしたり身長を伸ばしたりもできるんだな?」

「できるぞ。ついでに記憶はそのまま若い身体にして蘇らせることもできなくはない。あと五年くらいしたらアンチエイジングとしてやってやろうか?」

「「お願い」」

 

 女性陣から食い気味に返事がきた。ヒナちゃんもバクラも術やら特殊な細胞を身体に取り込んでたりすることもあってまともな人間に比べれば遥かに老けにくい身体に出来上がってるはずなんだが……まあ、そのあたりは仕方ないことか。女だもんな。美を求めるのは本能に刻まれているのと変わらないと。流石、とでも言えばいいのか?

 

 ……なんか来るな。なんだ?

 

「サスケェ!見つけたぞォ!」

「イタチ……!」

「サスケが身体を張る必要はない!どうしてもうちはにナルト君の血を入れたいと言うなら俺が変わろう!」

「俺だって嫌な相手に身体を許すほど呆けちゃいねえよ!色々総合して在りだと思ったからわざわざこんなこと言ってんだ!ほっとけ!」

「サスケ君、演習場」

「お前腹に子供いるだろやめとけ」

「代理でナルト君が相手してくれるから大丈夫」

「何一つ大丈夫じゃねえだろ俺が死ぬ未来しか見えないんだが!?」

「何!? ナルト君がサスケを女にして死ぬまで責めるだって!?」

「難聴にしても酷すぎるだろサスケが膝枕で耳掃除してくれるそうだから横になってろ」

「サスケ、頼む」(キリッ)

「早っ!? いつの間に膝に……しかもなんかキメ顔してるし……」

 

 まったくブラコンはこれだから……怖い怖い。かつての俺の姉もまたあれだったが、なんにしろかなり怖いな。俺はサスケに竹の耳かきと脱脂綿を渡しつつそんなことを考えた。

 




Q.サスケは催眠状態だったりすんの?
A.聞いて驚け、正気だ。

Q.イタチは幻術にかかってたりすんの?
A.聞いて驚け、正気だ。

Q.サクラは酔っぱらってたりすんの?
A.聞いて驚け、シラフだ。

Q.ヒナタは洗脳でもされてるの?
A.ある意味その通りだけど今回のはほぼシラフ。

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