side うずまきナルト
ついにやってしまった。いや、やってしまったと言うか押し切られてしまった。何度も意思確認はしたしずっと影分身を出し続けた場合に起きる認識の乖離やら何やらについても話した。話した上で全部承知されてしまった。本当に馬鹿なんじゃなかろうかこいつ。いや、馬鹿なのはわかってる。馬鹿じゃなかったら元々男だった奴が優秀な子供が欲しいが一番優秀な相手が自分と同性だからと言って性転換しようとは思わない。まあ子供を産み終えたらまた男に戻る予定だと言ってはいたが、本当にこいつ馬鹿なんじゃなかろうか。いや馬鹿だったわこいつ。と言うかこいつら。
複数形にした理由は実に簡単。馬鹿が複数人いるからだ。一人は思いっきり俺に話を持ってきたサスケ。背が高い細身スレンダー系。そしてもう一人がイラチ。同じく背は高いがこっちはグラマラス。なおこれは完全に俺の趣味と言う訳ではない。一部混じっている可能性も否定はできないが、それ以上にこいつらの身体を構成している遺伝子情報から無理なく女にしたらこうなったというだけの話だ。だからサスケはイラチのと自分の乳を比べて不満げな顔をしないでほしい。イラチの乳を下からたゆたゆ揺らしたりとかしないでほしい。あとさっさと服も着てほしい。
「サスケ君ってば綺麗ね……お肌なんかこれ凄いわよ」
「まあ今まさに新しい身体になったわけだからある意味じゃ赤んぼのそれと変わらんぞ」
「なんでこんな胸に差をつけたの?」
「一番自然に女にしたらこうなっただけだから、本人の体質だろうな」
「マジか。俺の胸ってこんなもんなのか……」
サスケが若干落ち込んだが俺は胸の大きさで他人を見る事は無いから安心してくれ。何に安心すればいいのかは言ってる俺自身よくわかって無いから何とも言えないんだがな。
ちなみに胸に関してはいくらでも後から乗せられる。バランスとか色々考えれば限度はあるが、よっぽどおかしくない限りは気にしない。精々物理的に凹んでいるのはちょっとどうかと思う程度だ。少しでも膨らみがあればそれはもう乳と言う事でいいんじゃないか? 知らんけど。
「じゃ、早速一発……」
「阿呆。できたばっかの身体にいきなりそんな負担掛けられるかボケ。少なくともちゃんと生理が来るかの確認くらいはしてから出直せ」
「出直すも何も今の俺の実家はここだという認識なんだが」
「あと恥じらいは持て。確かにはっきり言ってお前の裸とか黄泉返りの時に飽きるくらいに見てるし女の裸も同じくだが恥じらいは持て」
「恥じらいか……そういう趣味があるんだな」
「正確には『一切恥じらわない相手とはそういう空気にならない』って感じだな。そもそもそう言う奴は誘ってこないだろうから余計にな」
「据え膳だぞ。揉むくらいしないか?」
「お前と言う
と言いつつ一応揉む。女になりたてなだけあってどこもかしこも綺麗……と言っていいのかどうかはわからないが、ともかく全体的に色素が薄めだ。イラチの方も同じく。なおこれも俺の趣味ではなく遺伝子からくるものなのでどうこう言われても困る。総合的に言えば少なくとも一応美人ではあるんだが、どうにも態度とかがなぁ……。
「いつまでサスケの胸を揉んでいる。跡になったらどうするんだ丁重に扱え。これ以上サスケの胸を揉むと言うなら俺の胸を揉めばいい」
「なんでお前ら揃いも揃って一言目から残念なの? うちはの血なの?」
「サスケ君は私の旦那。ナルトはサスケ君の旦那、つまりナルトは私の旦那の旦那……それはもはや私の旦那も同然なのでは?」
「お前は酔ってんのかそれともハーブか何かやっておられるのかどっちだ」
「あんなものもう効かせようとしない限り効きゃしないわよ。いったい私がどれだけ薬とか触ってきたと思ってるの。まあさっきのは冗談だけどね。お腹の中に子供もいるし」
「ああなるほど、うちはの遺伝子が胎盤越しに混じったか」
「うちはを変態一族のように言うんじゃねえよ」
「男に抱かれるために女になりに来た奴に言われてもな」
「お前じゃなければ相手を女にしてたっての……お前以外の男に抱かれるとか死んでもお断りだ。兄さんだったらキスくらいまでは許すが」
「いや、俺もサスケに欲情はしないな。進んだとしても親愛の意味で頬か額にキスをするくらいだと思うが」
「俺もそのくらいだろうな。それ以上は相手を選びたい」
「選んだ相手が俺とか趣味悪くないか?」
「ナルト君、それは私の趣味が悪いって言ってるのかな?」
「おう。少なくとも俺が女で今の俺と同じような奴が近くに居ても絶対に選ばないと確信してる」
あるとするならお互い虫よけと言う扱いにする感じかね? 俺だったなら寝る時に何かに抱き着いた方が寝やすいだろうし、お互いにお互いを抱き枕くらいにしか思わないんじゃなかろうか。……流石にもう少し考えるか? だが俺だからな……微妙な所だ。
ともかく俺同士と言うのは特に何もない時ならそれなりに相性はいいかもしれないが、何らかの形で動くとなると意見の対立やら何やらで余計に面倒なことになりそうだから選ぶ事は無いだろう。多分だがな。
Q.自分で趣味悪いとか言うかね?
A.常識を強めに持って考えてこの世界でやらかしたことを冷静に見つめ直してからもう一回どうぞ。
Q.……ヒナタさん趣味悪いっすn(ピチューン!)
A.ムチャシヤガッテ……。
Q.ところでサクラさんはハーブか何かやっておられる?
A.お腹の中に子供がいるしやっておられないから安心して?