NARUTO〜ほんとはただ寝たいだけ〜   作:真暇 日間

179 / 195
今日のサスケ

「サクラには迷惑をかけっぱなしだからな……今度何かで返そう」
「身体でいいわよ。女の子同士って言うのも試してみたかったし」

この後滅茶苦茶以下省略


NARUTO~後日談12

 

 side うずまきナルト

 

 俺は一応マッサージができる。基本的には痛みを与えない方向のマッサージなんだが、やろうとすれば整体の色が強めのちょっと痛かったりするマッサージや骨格の歪みに対しての所謂カイロプラクティック? とか言う系統の物もできる。あと東洋医学系のツボ押しもそこそこに。

 ちなみにそれを聞いた時のサスケの反応は『媚薬を混ぜたオイルを使ったマッサージでとろっとろにするとかできるか?』だった。今度あのエロ仙人が死んでいたとしても一度蘇らせて殴ることに決めた。ちなみにそう言う系統のはやろうとすればまあできないことも無いんだが、あまりやる気にならない。本人が求めているんだったらともかく、本人の意思を無視しての行為とか面倒くさくてやる気にならない。

 と言おうとしたら男に戻った後にサクラ相手にやりたいから教えてくれと言われた。そっちかーってなったよな。

 ちなみに普通のマッサージ技術が無いとそう言う系統の事は難しいし、同じ人間相手にやっても色々と状況が違ったりすればやるべき動きも変わってくるし、違う人間に対してなら更にそうだ。そういう事も伝えたんだが……こいつ絶対そう言うプレイをしたがってるだけだ。

 そしてそう言う話をこいつが持ち出した場合、その話は大抵俺の知り合いの秘密共有クラブ(俺、ヒナちゃん、サスケ、イラチ、サクラ)の中で共有されて次かその次辺りでヒナちゃんが興味深げに聞いてきたり、色々と用意してきたりとかもするから面倒だったりするんだが、まあこいつら相手だったら多少の面倒は見てやるつもりだから良いとする。ちなみにここまで譲歩する相手となると、既に俺の事を忘れてしまっているはずのイルカ先生。それに加えて色々と酷いことをしてしまったカラシ……は、一回か二回くらいなら面倒見てもいいかなくらいの感覚だ。両親に関してはまあお互いに色々と迷惑をかけあってる感じだし、サスケの両親は……なんとも面倒な状況に追いやってしまっているので多少はな?

 

 さてそういう事で俺はなぜかヒナちゃんを対象に実演中。マッサージの基本は身体の末端から中心部に向かっていくんだが、全身マッサージというのは時間がかかる。今のように複数人の母親が当然のように協力できる状況でもなければ難しいわな。

 まずは足から。基本的に足の裏から始めて下腿に上り、手に行って前腕から上腕へ移行してから上半身、主に背中へ。本当なら腕が終わったら大腿から尻に行ってそれから腰、そして背中に行くんだが……流石に耳どころか顔全体まで真っ赤にしているヒナちゃんの尻やら太腿やらを揉んで喘がせるわけにもいくまい。まあ後でな。

 

「ほー……なるほど。こんな感じか」

「後でお前らにもやってやるからとりあえず今は見ることに集中しとけ。本当だったら風呂上りにするのが一番効果的だとか使うオイルによっては時間を空けないと太陽光に当たると染みになりやすくなるとかそう言う豆知識もまとめて教えてやるから」

「助かる」

「ありがと」

「……ところでサクラ。お前もしかしてまだ羞恥心とかあんまり育ってなかったりするか」

「……わかる? 前に燃やしてから『恥ずかしい』って感覚がどういうのだったかよく思い出せないのよね」

「だからお前色々とやらかしたわけだな。嫉妬心とかそんなのも無くなってたりするだろ」

「さあ? 嫉妬ってどういう心の動きだったか覚えてないからなんとも言えないけど……まあ本とか読んで何となくは?」

「なるほど重症だな。なまじ一度は理解していたせいで感情の定義が難しくなってるのか」

 

 一度生まれ変わった感情と言うのは、それまでの感情とは似てはいる別物だ。大きな枠、それこそ赤子でも表現できる快と不快くらいならそう変わるものでもないし、喜怒哀楽くらいまではまあ何となく理解していなくても想像で補える範囲なんだが、それより細かくなると成長過程で色々と変わってくるから同じ感情とは思えなくなるんだよな。主に感情の濃度や密度が変わると本当に認識が変化するからな。近くにいる奴がキチガイだとそれに引っ張られやすくもなるし。

 ……要するに、大体俺のせいか。すまんな。

 

 さてそれは一旦置いておくとして、さっさとマッサージを終わらせてしまおう。今回は割と簡単な部分しか手を付けていないが、頭とか目元とか首回りとか色々とできる部分は他にもある。今回はお試し版と言う事で際どい所だとかよくAVとかにあるような内容のはやっていないが、一応できない事は無いんだよな……昔と言うか『織斑一夏』だった頃に色々と学んだのが今まさに役立っていると言うかなんと言うか……薬についても勉強したなそう言えば。まあ魔法系統の薬については流石に当時は勉強できなかったからかなり適当だったけども。

 薬……それもまあ一つの選択肢か?

 




Q.サクラの精神状態はどんな感じですか?
A.本人の認識では一般人より大分感情の起伏が鈍いかな程度。ナルチカ視点ではサスケに関わらないことに関しては割と人形。

Q.ところでサスケはサクラ相手にマジでやんの?
A.恐らくやるでしょう。二人目ができるかは不明。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。