NARUTO〜ほんとはただ寝たいだけ〜   作:真暇 日間

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NARUTO~15

 

 side うずまきナルト

 

 バクラを迎えに行って叩き起こして、それからやっと作戦の説明と俺の影分身の威力偵察で分かったことの説明、そしてついでにいろいろと知ってたことの中で確認が取れたことを伝えておく。

 鼻毛カラシ、二つ名は『コピー忍者』あるいは『写輪眼』。左目に写輪眼を持ち、あらゆる術を一目見ただけでコピーしてしまうという。千以上の術をコピーしたとか言う話もあり、様々な国で手配書(ビンゴブック)にも載っているという有名人。口寄せに忍犬が何頭か居り、血継限界及び血継淘汰、血継網羅以外の術は大抵コピーできる。得意忍術は雷遁だが土遁、水遁、火遁、風遁も十分以上に扱うことができ、最も得意かつ有名な持ち技はカラシ自身が作り出した唯一のオリジナル忍術である『千鳥』。その技で雷を斬ったとも言われることから『雷切』と呼ばれることもある。五歳で下忍、六歳で中忍、十二歳で上忍にまでなった木の葉隠れきっての天才忍者として名高く、一時は暗部にまでなったことがある。ちなみに左腕にその証が残っているらしい。忍者登録番号009720、アカデミー卒業年齢五歳、中忍昇格年齢六歳、誕生日は九月十五日の乙女座、血液型はO。好きな食べ物はサンマの塩焼きと茄子の味噌汁、嫌いな食べ物は天麩羅と甘い物。趣味は読書で最近はもっぱら木の葉の三忍の一人が書いたイチャイチャパラダイスって本を愛読。

 

「待った待った待った。ナルトはなんでそんな詳しいの?」

「普通調べね?」

「そこまで調べないと思うけど……私やサスケ君のことも知ってたりする?」

「語ってやろうか?」

「絶対やめてよ!?」

「叫ぶな五月蠅い見つかるだろ馬鹿何考えてんだデコッパチ」

「でこっぱ……!?」

「いいから具体的な案考えろ。俺は大雑把な方向性を見出すところまではできるがそれ以上細かくすると突然脳筋になるから向かねえ」

「具体的に」

「影分身百万人ぐらい出してひたすら苦無やら手裏剣やらを一斉に投げ続ければ相手は死ぬ」

「脳筋すぎない……?(震え声)」

「自覚はある。自覚があるから具体的な案を聞いてんだろ」

 

 俺の案を聞いた途端この場の全員にドン引きされた。そしてこっそりこっちの話を聞いているっぽいカラシにもドン引きされた気がする。腹が立ったから結構な速度でカラシの顔の横に苦無を飛ばしてやった。避けなくても当たらない場所に飛ばしたのに避けようとして逆に当たってた。ワロス。

 と言うか、俺からするとなんで色々考えないのかと。何か言われたらとりあえず考えるでしょ普通。時間を貰ったら準備で終わらせないで何かやるでしょ普通。俺の場合はそれやった結果今朝カラシの群れがモリヤゴコロダンステップで練り歩くなんて言う悲しい事件が発生しちゃったわけだが。

 なお、百万の影分身による苦無投げが躱された場合、百万の影分身たちによる螺旋丸アタックが炸裂します。しかも雷遁風遁水遁火遁土遁に加えて溶遁熔遁灼遁磁遁の性質変化付き。当たった場合相手はまあ死ぬ。そして何が悲しいって、こんな術使うより普通に殴った方が強いってのが悲しい。もちろん相性ってのもあるから絶対じゃないけどな。

 

 そんなこんなで細かい作戦を立てている間、俺は影分身を放ってカラシの気を引く役目を果たす。ついでに鈴についてだが俺は一回取ったから遠慮することにした。それに今また影分身が一回取ったし。おっそい。鈍ってるって話があったけど、なるほどこれは確かに鈍ってるなと思わされる。じゃないとこの程度で世界中で有名ってことになるしな。無い無い。いくらジャ〇プがパワーインフレ激しい世界だからってこれは無い。多分。

 そんなわけで作戦も立てたし次回に期待。

 


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