「全身タイツ……と言うとロック・リーやマイト・ガイが出てくるだろう?」
「そうだな」
「何ともやぼったく見える」
「そうだな」
「だが、あれは生地が戦闘に耐えうるように分厚く頑丈になっているからだと考える」
「ほうほう」
「そこで伸縮力に富んだ薄い生地で作ってみた全身タイツがこれだ」
「……何やってんだお前」
「全身にぴったりと張り付き体のラインを浮き上がらせ、しかし肌の色はわからないようにやや濃いめの色で綺麗に染色。要するに対魔n―――」
「そいっ」
「かぺっ」
退場
side うずまきナルト
ヒナちゃん、サスケ、イラチ、九喇嘛。俺がこの世界に来てから抱いた相手はこれだけだが、なんとサクラも俺とサスケとサクラの3Pに割と乗り気と言うおっそろしい事実に気付いてしまった。正しくは俺とサスケとサクラとサスケの四人になると思うんだが……ああ、サスケ(女)とサスケ(男)な。なんと言うかこいつら貞操観念がかなり緩いのはなんでなんだろうな? サスケはサスケでほぼ毎日のように新しいエロネタ仕込んでくるし、サクラはなんとおいろけの術を編み出しよったし。まあ効果がある奴にはあるから手札としては持っておいて損は無いだろうけども。
それに加えてなんか結婚とか一切考えるつもりはないけど九喇嘛の状態を見て興味はあるらしいにょ狸とか、身体だけの関係を望んでいる奴もまあ多少いる。よっぽど迫られない限りは抱く気はないが、あまりにも面倒になったら記憶を焼き払ってしまおうと考えている。
……と、そんなことを考えていたところで珍しく俺に客が来た。しかもヒナちゃんの実家関係ではなく、男の方のサスケ……七代目火影からの紹介とあっては一応木の葉の里に住んでいる以上は無視できない。
「よう、俺の認識じゃ初めましてなんだが……違うんだよな? うずまきナルト」
「……あー、なるほど。お前頭良かったもんな」
□〇だ。風影の実の姉を嫁に貰って子供こさえてしかし嫁の尻に敷かれつつそれなりに良い人生を過ごしている奈良家の□〇。子供の名前は確か……駄目だ絶対間違った奴しか出てこない。死がdie!とか絶対違うってのだけはわかる。だが正直思い出せないから名前を直接呼ぶのは避けることにする。間違いなく怒られるしな。
「さて、お前は覚えてないだろうがいつもお前に返していた言葉で返そう。金なら貸さねーぞ」
「もう十分稼いでるっての。と言うかそんなこと言ってたのか」
「言ってねーよ。記憶の消え残りとかがあったら面倒だからその確認をしただけだ」
「ちなみに結果は」
「見事に俺の記憶だけすっぽり消し飛んでます本当にありがとうございました」
「あーそうだろうよ。お陰でアスマを殺した角都と飛段って奴らをどうやって殺したのか全く思い出せなくて困ってたんだ。最終的になんか粉々になってたのは思えてるんだが、経緯も実際にどうなったかも全く覚えてなくてな」
「それ聞きに来たと?」
「それもある」
……ああ、なるほど。忘れてるせいもあって俺がどういう存在なのかわからないから測りに来たって所か。一応言っとくが俺の地頭はそこまで良くないから高度な話とかされてもさっぱりだぞ。情報の収集力だけは結構な物があるけどな。
まあ、聞かれたことくらいには答えてやろうか。□〇に悪いイメージは現状ないしな。
「殺した方法は投石だ」
「……は?」
「そこら辺に石が転がってます」
「おう」
「拾います」
「おう」
「投げます」
「おう」
「直撃します」
「おう」
「死にます」
「どんな石投げたんだよ。隕石レベルか?」
「いや? フツーにそこら辺にあるような掌には収まりきらないけど持つのに苦労する事は無いくらいの大きさのやつを拾って投げるだけ」
「……暁の連中がその程度で死ぬのか?」
「だたし速度が音速の500倍」
「……は?」
「音速の約500倍の速度で投げた。当たる前に空中で砕けて大気摩擦で灼熱の岩石蒸気になった部分とまだ形を残している部分とが散弾のように全身を叩いた結果粉々になった。相手は死ぬ」
「そりゃ死ぬわな」
「防げる奴もいるけどな。サスケとかはいけたはず」
「マジかよ人間じゃねえな」
「お前隣でサスケが酒飲んでるの理解して言ってるか?」
「人間離れしてんのは事実だろうが」
事実だったら何を言っても許されるんだったら俺の行動の大半は許されるな。まあ事実としては許す許さない以前の問題なんだが。
報復は大体済ませた。俺に報復されたという事実すらも忘れ、自身の人生のうちで俺と関わった部分だけをごっそりと抉り取られた空虚な感情を抱えたまま生きて行け。少なくとも命には別条のないとても平和的な報復だと自画自賛している。気付かれていない以上更なる俺への報復は行われることが無いしな。ついでに言うと当時の俺について色々と考えていた存在、つまるところ俺により深い恨みを持っていた存在の方がより多くの過去を抉られるわけだ。しっかりとした報復だ。
……なおイルカ先生は燃やすのを加減しておいたので、かなり努力しなければ俺の事を思い出すことができない程度だ。かなり焦げ付いている感じだな。灰よりいくらかマシ、って所だ。すまんな。
この後酒盛りしつつ話し合いをした。
Q.結局シカマルは何しに来たの?
A.記憶の事とナルトの危険度判定に。
Q.結果は?
A.そもそもこいつを敵に回したらサスケとヒナタが約職を辞してついて行くという確信ができてしまい胃痛に塗れた生活が始まります。