side うずまきナルト
百豪の術という物を知っているだろうか。五代目火影の婆さんが全力の医療忍術を使う時に開放するもので、最低三年間チャクラを額に集中し続けることで必要な時に大量のチャクラを使うことができるようになるという技だ。
俺はこれを応用して、身体の様々な場所に大量に溜め込むことによってチャクラの電池のようなものを作ることに成功した。九喇嘛には『お前あれだけチャクラ持ってて必要な時のための貯蓄もしとるっていったい何と戦う気だ』と呆れられたりもしたが、仕方なかろう。俺がいるということは俺以外にもいるかもしれないということで、神様転生の特典ってのは俺を見てもわかる通り頭おかしいようなものが多いんだ。何が起こるか分かったもんじゃない。
ともかく、対策は必要な物だと考えているので色々とチャクラをため込むようにしているんだが、最近チャクラの増加量がだいぶ増えてきたので一つの電池に溜め込むチャクラの量を増やすことにした。ちなみにその封印を刻んでいる場所だが、当然体表ではない。背骨一つ一つに刻んだり、肩甲骨に刻んだりしているんだが……ちょっと数を増やしすぎている気がしないでもない。色々面倒だがまあしゃあないわな。
それはそれとして第一の試験が始まった。なぜか、不思議と、腹を空かせている奴等が多いような気もするがきっと気のせいあるいは偶然だろう。そうでないとしても知ったことじゃない。某ぽっちゃり系が飢えた野獣の目でこっちを見ていたが知らんな。
ルールは原作のそれと変わりないし、ついでに無言使いの副次効果である相手の狙いを一方的に察する力で最後の問題の狙いも察することができた。これは適当に解いて普通にやってりゃ問題ないな。質問については受け付けないと言っていたが……このルールだと試験官を全員殴り倒して気絶させれば堂々とカンニングし放題ってことになりそうだよな? いや流石にやらんけども。十問目が出題されなくて合格もなにも無くなりそうな気がするし。
内容はかなり面倒臭い。あまりにも面倒だから『正しい問題の答えが書かれたテスト用紙』を出して入れ替えてやった。こういうのも通るから便利だよな、これ。本来だったらカンニングして正答を知るんだろうが、こんなところで隠し札でもある写輪眼やら輪廻眼やらを見せる訳にもいかないし、それ以外の方法だと時間を止めて覗き見して戻って書くとかそういうのになるが面倒だし、やっぱこれが一番だわ。
で、やること終えたらさっさと寝たいんだが……そうもいかない。寝てたら後出しで合格基準を変えてきたりしそうだし、彼女に心配かけたりしそうだしな。文字通り無駄な心配なんだが。
そう言う訳で真面目に見えるように適当に過ごしているが、こういうまともな戦闘ではないところでは本当に無言使いは便利だ。隣にいる彼女と対話もできるし、暇つぶしにはもってこい。ついでに答えも一緒に教えてもらって答え合わせだけはやっておく。多分必要ないと思うけどな。
で、実際そんな必要もなく終わった。合格した。後ろでバクラが手を上げようとしていたからかなり弱めの金縛りで動きを封じておいたが、まあ気付かれては無いな。気付かれるような動きはしてないし、印も組んでない。と言うか印とか無くてもチャクラコントロールは上手くなれば印なしで術使えるし、最近簡単な術なら俺もできるようになった。螺旋丸は簡単な術には入らないが元々印が必要ない形態変化のみを極めた術みたいなもんだからな。原作初めのころとは違って片手でできる。やっぱり基礎は体術とチャクラコントロールだな。
そして終わってすぐに第二の試験の試験官が来たが、今日はこれで終わりらしい。明日またどこぞの演習場に行く必要があるようだが、試験官に変化させた影分身をくっつけて原作通りなら配られるであろう巻物をちょろまかしておく。予想より多かったと言っていたということは、何をやるかは決めていたが必要な物はこれから作るということだろう。そして何らかの不備や不具合があった時のためにこう言う物は多めに作っておくものだ。普通はな。
なので、これから作られるだろう術式の書き込まれた天と地の巻物ができたらそのうちの各一本ずつを開始直前に拝借しておいて即座に塔を目指すのが良いだろう。もちろん原作通りに進むとは限らないのでそのあたりの確認のためにも情報収集は大事。あー滅ぼしたい。この滅ぼしたい欲を抑えるためには、彼女にたっぷりと食べさせるしかないな。餌付けの時間だ。
ついでにぽっちゃり君にも餌付けした。普通の肉と普通の米だが、喜んではくれたからいいとする。野菜の方が美味いけどな。
Q.イタチと本気で戦ったらナルトはどうなる?
A.初手万華鏡写輪眼で術全部封じてから一方的にボコる。
Q.じゃあ長門、と言うかペイン六道相手なら?
A.同上。あるいは時間を止めて本体見つけて転移して殴る。