NARUTO〜ほんとはただ寝たいだけ〜   作:真暇 日間

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NARUTO~48

 

 side うずまきナルト

 

 酒と金と女。忍びの三禁とはその三つであり、身を崩す忍者と言うのは大抵その三つで駄目になると言うことらしい。とは言っても、戦場で死なないそこそこに実力のある忍者の話であって戦場で死ぬやつの方が多分はるかに多いんだろうがな。

 そして今まさにその三禁のうち三つとも破りまくろうとしているエロ蝦蟇仙人と一緒にいるわけだ。理由は……まあ何となく察せるが知らんと言うことにしておこう。察しているだけで確定しているわけでもないしな。

 

「ところで俺は何でエロ蝦蟇仙人と一緒に行かなきゃならんのだ?」

「なに、お前少々やりすぎだのォ……里の方もじゃが上層部相手に隠し事を暴いてなぎ倒したそうじゃねえか」

「あれ隠してたの? マジで? ふっつーに書庫にあったから普通に読んだんだけどな、報告書」

「……どこの書庫にあったやつだ?」

「暗部の情報保存室の隠し扉の機密文書保管庫の奥にさらに隠し棚があってその中に暗号化されて置いてあった」

「完全に隠したがっとるだろそれは……まあとにかく、そうやっていろいろ知っとる上に手を出そうとした奴らが全員変な仮面をかぶって暴れまわって処理されることになったからのォ。暫く里を離れて欲しいんだと」

「めんどくせぇ……ああそうだ、エロ蝦蟇仙人はこっちの方がいいんだっけか?」

 

 俺が女として生まれていた時のシミュレーション通りの姿に変化すると、エロ蝦蟇仙人の頬が緩んで鼻の下が伸びる。まったく、本当にこれはどうなんだろうな。木の葉の三忍って頭おかしいのしかいない気がするぞ? 俺が言えることじゃないが。

 

「まあ、探し物やらなにやらはエロ蝦蟇仙人に任せて俺は気楽にやりますかね」

「……一応聞いとくが、お前綱手の今の居場所とか知らんか?」

「短冊街」

「知っとんのかい!?」

「冗談だよ、流石に知らない。ただ賭け事が好きすぎることは知ってるから暫く離れてただろう賭け事の街に居ても不思議じゃないと思うがね」

「ちなみにナルト。お前、賭け事好きか」

「参加したくもないのに無理やり参加させられて負けたら金奪われて勝ったらイカサマ扱いで金だけじゃなく色々奪われそうになるようなもの誰が好きになるかよ。人によってルールに変更を加えたり俺だけ特別に払い戻しのレートが異様に低かったりしないんだったら見るだけ見るのは好きだがね」

「なんかすまん」

「謝るくらいならなんか適当な術でも教えてくれると嬉しいな?」(甘え声)

「よっしゃ何でも教えちゃるぞ!」

 

 このエロ蝦蟇仙人本当に大丈夫なのか不安になってくるな。まあこうしている間はいろいろと教えてくれるしありがたく受け取っとくとしようかね。

 しかし、教えてもらうにしても何教えてもらおうか。最近俺の中にショタが増えたせいで全自動晶遁バリアができるようになったのと、あと磁遁を若干やりやすくなった気がするくらいだから……まあこうなるか。

 

「螺旋丸はできる。性質変化もまあそれぞれできる。両方合わせるのもできる。でもこれにいくつか混ぜて血継限界属性の螺旋丸がどうしてもできない。なんとかならない?」

「すまんそれ儂も無理。と言うかいくつも指先に出して一つ一つの属性の螺旋丸に変える時点で無理」

「そっか。じゃあ最近塵遁ができるようになったんだが威力の加減が全く利かないのはなんとかならないかね?」

「すまん儂塵遁使えんからわからん。と言うかお前血継淘汰までできんのか……」

「鍛えたらできた。ちなみに生やすだけなら木遁もできる。ただ、自分の思う通りに形成したりとかはできないから本当にその場を森に変えるだけだけども」

「木遁まで……初代の細胞でも取り込んだのかの?」

「ちょっと考えて? 身体の中に自分以外の良い年したおっさんが我が物顔で居座ってるのどう思う? 俺は絶対嫌」

「儂も嫌じゃな……なるほど、していないと」

 

 まあそういうこったな。……しかしこれもわからないとなるとどうすっか……。

 よし、話でも聞きながら行くか。

 

「じゃあエロ蝦蟇仙人、俺の名前の元ネタになったっていう処女作について色々教えてくれね?」

「おっ……知っとるのか? あれはあまり、と言うか全然有名じゃないと思うんだがのォ」

「俺も自分の名前が出てなかったら無視してたと思うね。ちなみに前に買った本は一度読む前に俺が外出していたらその間に本棚ごと燃やされて無くなったからサインとかは無理だしいらんぞ」

 

 エロ蝦蟇仙人はがっはっはと機嫌よく笑いながら俺にその話をしてくれた。主人公の名はなると。ラーメンを食べながら適当に考えた名前だそうで俺の親父がそのキャラクターをとても気に入ったようで俺にそのキャラから名前が付けられたそうな。

 俺が諦めるのを諦めろ、か。かっこいいな。忍びは根性だと言っているが、根性は必要最低限でできる限り当人にとってどれだけ伸びるかは努力次第。こういう平穏な世界だったら……いや、ないな。夢想はまた今度だ。今は楽しいド根性忍伝でも見てるかね?

 




Q.今更だけどこのナルトが九尾抜かれたらどうなるの? やっぱ死ぬ?
A.献血したような気分になります。まず抜けるかどうかが不明。

Q.ちなみに外道魔像に鎖で抜かれそうになった場合どうなる?
A.鎖から逆に魔像のチャクラを吸い取って十尾の人柱力になる。その後十尾を体内で解体して尾獣たちに戻して放す。
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