side うずまきナルト
今晩はモフ枕を使えることが決定したが、九尾の狐と頭の中で喧嘩していると普通は外が疎かになる。意識を分けられる俺だから特にそんなことはないが、それができると思われると仕事量が増やされたりすることがあるそうなのでそれができるようには見せないでいる。
その結果、俺はよく眠っているキャラになっているわけだが……実際よく寝るキャラだからな。何も言えん。単なる事実だ。
だが、そんな俺が少なくとも体術において成績が良いとなると良く思わない奴が出てくる。実際には様々な場所で手抜きをしまくっているから知識面ならともかく戦闘面においてこの程度の歳の奴が勝てる理屈が無いわけだが、外から見れば同い年な訳で。負けず嫌いが何とかして勝とうとしてくるわけだな。毎度毎度勝手に張り合ってくるが、こっちはそれに付き合ってやる理由もないので適当に終わらせている。
体術では特にそうだが、できるだけ相手の攻撃を受け止めないようにしている。理由はと言うと、俺の身体の強度から言って相手の攻撃の威力がそのまま相手に返ってしまうため、いらん怪我をさせてしまうからだ。痛いのは嫌いだからこれに関しては譲るつもりがないが、まあ仕方ないわな。
で、そうして避けているとむきになって攻撃しまくってくるわけだが、それに合わせて額を指先でつついてやればそれで大抵終わり。簡単な仕事だ。ただ、毎回これで勝とうとすると俺がつつくのに合わせて頭突きをしてくる奴が出てくるんだが、残念ながら俺の指の方が相手の頭よりよっぽど固いから余計に相手が痛い思いをするだけだ。せめてチャクラで強化できるようにしてから来いよな。
まあそれはそれとして今日も今日とて八極拳。浸透剄で熊を相手に七孔墳血。多分蛇相手でも同じことができるなこれなら。蛇は耳の穴から血が出るかわからないし、鼻の穴があるかも知らんがまあ似たようなことにはなるだろう。
狩った獣は血を抜いてから内臓やらなにやらの処理をして肉にする。内臓も食えない事は無いがこうやって手間をかけてまで美味く食う気にはなれないんだよな。ちー姉さんと一緒ならともかく自分だけのために料理ってのも味気ないし、適当に火を通して野菜炒めにする感じで終わらせてしまうのが楽。保存はご存知アンダーグラウンドサーチライトを冷蔵庫仕様にしてやれば済む。実に便利なことだな。
だが、まだこの近くで俺に襲い掛かってくる野生動物なんてのが居たんだな。最近は無言使いで襲ってこない限りこちらから傷つけはしないと通達しておいたはずなんだが、どこかから迷い込んできたのかそれとも人間の手によって新しく放されたのか。後者だとしたら面倒臭いから何も知らないことにしよう。忍熊でないことは確認していたし、流石に一般人でペットに熊を飼うってのは考えにくいし、何かしら悪いことに使おうとしてたんじゃないかと思われるしな。
この世界の熊は大抵でかいが、こいつはその中ではまだ小さい方だ。俺の知っている何にもない日本では相当でかいヒグマで500kg程度。ツキノワグマが大きくて130ぐらいだと聞いていたが、こいつはどう見ても血抜きした後ですら700はあるとみていいだろう。生きている時なら1t行ってたんじゃなかろうか。俺がどこぞの神格にチート系統の能力をもらっていなかったら死んでたところだ。どこの神格かは知らんし、名前も知らんし、目的も正直あれが本心かどうかも知らん。まあ、力は使えるからそれでいいかと。
それはそれとして肉だ肉。トリコ世界の食材に慣れてしまうと普通に食べる食事が本当に味気なくなってしまうから、基本的にはその世界のその場所で取れる食材を使うのがベターだ。ベストなのはその世界の食材でかつ中々取れないなら自分で取りに行けるようにするかあるいは取りやすいように改良するか。俺の場合は気候や地形の問題は全部解決できるから大抵後者になるんだがね。