NARUTO〜ほんとはただ寝たいだけ〜   作:真暇 日間

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現状のナルトの他人への呼び名

カカシ→鼻毛カラシ
サクラ→猿野バクラ
サスケ→うちわサルケ
シカマル→奈良□〇
チョウジ→某ぽっちゃり
いの→山……田?いの
キバ→犬神キバ
シノ→油汗シノ
ヒナタ→『彼女』
リー→ロック・リー
ネジ→日向(ひむかい)ネジ
テンテン→テマテマ
我愛羅→がらがらどん
カンクロウ→カンタロウ、カンジロウ、カンザブロウなど
テマリ→テマちゃん
九喇嘛→九喇嘛、あるいは狐耳幼女など
守鶴→ショ狸、古狸
三代目火影→三代目の爺さん
大蛇丸→オカマ丸
カブト→カブタック
綱手→ナメクジ女
シズネ→シズさん
自来也→エロ蝦蟇仙人





NARUTO~58

 

 side うずまきナルト

 

 朝、エロ蝦蟇仙人の凄まじい絶叫で無理矢理起こされたが、まあこれは仕方ないので今回は何もしないでおく。それに俺が何もしないでも同じ絶叫で起こされたナメクジ女が制裁してくれるだろうしな。かなり五月蠅いし。

 

「あの、ナルト……ちゃん?」

「この格好の時はそれでいいけど男の時はできれば君でよろしく。で、なに?」

「あの……綱手様と自来也様を放っておいてよかったのかなと」

「巻き込まれに行きたいって言うなら止めはしないけど、どうする? 命が大事だったらむやみに突っ込んで行かない方がいいと思うね」

 

 あーあー荒れてる荒れてる。これじゃあ支払いとかできそうにないな。その前に修理代を支払う必要がありそうだが、多分エロ蝦蟇仙人以外は出せないだろうな。俺は出せないことも無いが出したらそれをどうやって手に入れたのかって問題が出てくる。何しろ元は波の国にいた世界有数の大金持ちから奪った金だ。探られると痛い。

 と言っても公的にはそれは霧隠れの鬼人がやったことになっているから俺の方に疑いが向く事は無いと思うが……まあ秘密は知っている人数が少なければ少ないほどばれにくいって言うしな。ここは一発適当に賭場でそこそこに儲けてくるか。あんまり多く儲けると出禁になったりお尋ね者になったりするから、時間をかけて勝ったり負けたりしながら少しずつ増やすとしよう。

 ……それを見てナメクジ女がどう思うかは知らん。賭けの熱がもっと熱くなるかもしれんが知ったことか。そもそも賭けってのは余裕があるときに嗜むものであって、全てを捨ててのめりこむようなものではない。だからそのあたり賭け好きな奴と話が合わないんだよな。賭けで破滅するんだったらそれはそれで構わないんだが、こっちまで巻き込まれるのは御免被る。

 

「ところで、オカマ丸って正確になんて言ってた? 俺が知ってるのは腕を治すことと引き換えに恋人と弟を生き返らせるってことと、腕が治ったら今度こそ木の葉を完全に潰すって話をされて、返答を待ってもらったけど期限は当日から数えて一週間、後六日ってことくらいなんだけど」

「ほぼ完全に理解してるじゃないですか。どこで聞いてたんです?」

「さあ? 聞いてなかったりするんじゃない? ……それはそうと、あの人オカマ丸の誘いは断るってことでいいんだよね?」

「当然です!綱手様があんな誘いに乗るはずがありません!」

「だよね。『火影は俺の夢だから』が口癖だった二人をあんだけ罵倒してたんだから当然未練なんて残ってないよね。『火影になりたがる奴なんて馬鹿しかいない』そうだし、そもそも『火影なんてクソ』らしいし。そうなると自分もそんなクソになんてなりたくないだろうから受けたりしないんだろうね」

「……ナルトちゃんはそれでいいんですか?」

「どうでもいい。やる気のない実力者を頭に据えても自分がどれだけ楽をするか、あるいは自分の仕事をどうやって他人に押し付けるかしか考えないだろうから不正の温床にしかならないと思うがね。俺の意見なんざ初めから聞かれる事は無いだろうから何も言ってない」

「……そうですか。昨日自来也様が言っていた言葉の意味が分かった気がします」

「俺の目に闇が見えた、ってやつだっけ? 普段は抑えてるんだがふと気を緩めるとついな。普段はあれでも流石は三忍と謳われるだけのことはあるってことかね? ……今生はともかく、次からは何かバレたらまずい隠し事をしなければいけない世界ではずっと目を閉じたまま生活することにすると今決めたわ」

「まるで死んだ先があるかのような口ぶりですね?」

「死んだ先があったから俺はこうしているんだがね?」

 

 ……あ、そうだ、ちょっと考え付いたわ。

 

「悪いんだけど、あのナメクジ女の弟さんが死んだのって何年何月何日のどこだかわかる? できるだけ正確にわかると嬉しいんだけど」

「は? えっと、いったい何のために……と言うかナメクジ女って……」

「まあまあいいからいいから、ほら教えて? 生贄なしで蘇らせて見せるからさ」

「……は?」

 




Q.死者蘇生とかできんの?
A.死んだ瞬間の身体を綺麗な状態で出して降霊術でなんとか?

Q.ナルトの歴代火影に対しての認識ってどんなもん?
A.一番偉大なことをした火影が初代。一番嫌いな火影が二代目。一番好きな火影が三代目。一番身近な火影が四代目。一番扱いやすい火影になるのが五代目。名乗りを上げた瞬間死んじゃったのが六代目になれなかった戦犯。一番面倒な火影が六代目。一番何考えてるのかわからなくなるのが七代目。なお、七代目はナルトではないものとする。

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