僕のヒーローアカデミア 〜魔剣使いの物語〜   作:こゝろ

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第2話

今日は待ちに待った雄英高校の試験日だ。今日のためにもかなり勉強してきた。正直テストさえ何とかなればほぼ合格だろう。

 

(受験票持った?筆記用具は?中に鉛筆削りとかある?あと休暇時間に飲む飲み物とかも持つんだよ)

 

「アロンダイト、そんな心配しなくても大丈夫だぞ?」

 

(ダメだよ!他の6本は寝てるし僕だけが道具の確認出来るんだから!)

 

多分他は起きててもしないと思うぞ、とか思ったがアロンダイトは俺のことを考えて心配しているのであまり文句など言わずにしっかりと確認する。

 

忘れ物は無いので試験会場に向かうとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国立雄英高等学校、通称雄英と呼ばれるこの学校は数々のヒーローを輩出してきた学校だ。あのNo.1ヒーローのオールマイトもこの高校を出たそうだ。

 

「流石にでかいなぁ」

 

呑気に感想を言いつつ中に入り試験を受けるとしよう。最初は筆記と聞いているので頑張らねば。

 

ドンッ

 

歩き始めたのは良いが目の前のボサボサ髪の男に気づかずぶつかってしまった。

 

(要!しっかり前見て歩いて!ほらはやく謝って!)

 

「分かってるよ、悪かったなよく前見てなかった」

 

「いやいや!僕こそごめんなさい!僕が立ち止まってたから...」

 

「ん?お前もヒーロー科受けんのか?」

 

手に持つ受験票を軽く見ると受ける科が書いてあった。俺と同じヒーロー科となっていたのでついつい声をかけてしまった。

 

「あ、そうなんだ!えっと」

 

「要、剣道要だ」

 

「僕は緑谷出久(みどりやいずく)。要君もヒーロー科志望なの?」

 

「そうだよ、折角だし一緒に会場行こうぜ」

 

「!?うん!」

 

少し驚いた様子だったが一緒に行くことになったので会場に向かう。

ちなみに受験番号は全く違ったので受付まで一緒だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日は俺のライブにようこそぉぉ!!」

 

筆記試験が終わり集められた談義室に響く声、試験説明が始まると言った流れあったのにも拘らずその第一声がライブ開始の合図。

 

ボイスヒーロー『プレゼント・マイク』プロヒーローでこの学校の教師なのだろう。自身のラジオ番組なども持っている人気ヒーローだとは思うが正直俺はほぼ知らない。

 

彼からの説明は簡単なものだった。実技試験では仮想敵が出てきて種類によってポイントがある。フィールド内でそれを倒していきポイントを競う試験のようだ。

 

「俺からは以上だ!最後にリスナーへ我が校の『校訓』をプレゼントしよう。かの英雄……「ナポレオン・ボナパルト」は言った!「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていくもの」と!Plus Ultra!! それでは皆、良い受難を!」

 

プレゼント・マイクの話が終わり受験生は各自のグループに分かれて試験会場に向かう。どうやら緑谷とは会場が違うようだ。

 

(要、誰を使う?)

 

「...基本的にアロンダイトだな。一応デュランダルも使うかもしれん、声かけといてくれ」

 

(分かった、僕はいつ呼び出しても良いからね)

 

「分かってる」

 

フィールドの入り口に立ち軽く身体を動かしておく。周りは不安がる人や個性の発現をして準備する人など様々いる。

 

「ハイスタートォォ!!」

 

そんな中いきなり放たれる開始の合図を逃さず、周りが戸惑ってる中フィールド内に入っていく。

最初に接敵したのは1Pの機械だ。すぐに懐に入りアロンダイトを呼び出す。

 

「『魔剣解放』来たれ折れぬ魔剣アロンダイト!」

 

右手に光が集中し剣の形を作る。やがて光は無くなり手には一本のロングソードが握られる。

 

それを振り機械を一線、綺麗に真っ二つになり動かなくなる。

 

(要、他の人も気づき始めてこっちに来たよ)

 

「オーケー、どんどん斬ってくぞ」

 

アロンダイトを強く握り奥へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試験が始まってから40分ほど経っただろう。俺は迫り来る機械どもをアロンダイトで斬りつけていく。

 

(これで3Pは15体くらいやったよ。2Pと1Pもかなりやったし少し休んだら?)

 

「休みたいところなんだがなぁ、時間的にそろそろなんか来ると思う」

 

その予想通りドォォン!!という音とともに巨大な機械が現れる。

周りに立つビルほどの機械はゆっくりと歩いているようだ。それを見て勝てっこないと思った受験生たちは次々と逃げていく。

 

「アロンダイト『リリース』」

 

その言葉とともに持っていたアロンダイトに再び光が集まると結晶が割れるように砕けて消える。

 

「デュランダル、準備は良いか?」

 

(ーー気に入らねぇ、あのデケェ野郎は今斬り刻むって決めたぞ要!とっとと俺を出しやがれぇ!)

 

「準備万端で良かったよ。『魔剣解放』来たれ万物を斬る魔剣デュランダル!」

 

アロンダイトを出した時と同じようにいうと空から光の柱が目の前に降る。光の柱は少しずつ小さくなり、そこには大剣が刺さっていた。

 

相変わらず派手な演出だなと思いながら大剣を抜き巨大な機械の方を向く。

 

(気に食わねぇな)

 

「斬れるか?まだ200mくらいあるが...」

 

(問題ねぇよ!そっから俺を振れ!)

 

指示通りその場で剣を振るう。振った方向にいた機械はゆっくりと剣の振った方向通りに斬れ、崩れていく。

 

持っている自分ですら規格外な大剣だと思いながら『リリース』と言ってアロンダイトと同じように消えるデュランダルに感謝する。

 

あとはこの結果がどうなるかのんびりと結果を待つことにしよう。




魔剣 『アロンダイト』
能力 『絶対に折れない』
使用者の身体能力を全体的に強化してくれる魔剣。能力の通り折れる事は無く、使用者死なない限り永遠に使うことができる魔剣。剣の性格は優しい男の子。使用中はアドバイスなどを絶えず行ってくれる。

魔剣 『デュランダル』
能力 『万物を斬る』
使用者の筋力を強化してくれる魔剣。能力の『万物を斬る』はデュランダルを振った方向にあるものを斬ることはもちろん、斬るものを好きに決めることが出来る。射程は無制限、デュランダル曰く(どこまで届くか見えないので分からん)とのこと。剣の性格は大雑把で気分屋な男。使用中は気に入らないものを斬らせようとする。

最強そうに見えますがしっかり弱点があります。

読んでいただきありがとうございます。
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