季節は春、今日も日課を終わらせて新しい制服に着替えて家を出る。
雄英からの合否通知は合格となっていた。個人的には当然のことだがアロンダイトが泣いて喜んでいてやっぱりこいつ俺の保護者っぽいなと思った。
なので今日からは雄英高校の生徒なので雄英の制服に着替えて学校に向かうのだ。
だが、正直早くで過ぎたと思った。家の時計はまだ6時を指していた。
家から雄英高校まではそれほど遠くもなく10分ほどで着いてしまう。
門は開いているので中には入れるのだが、あまりに早いので少し散歩することにした。
流石プロヒーローを何人も輩出してきた高校だ、校庭もかなり広い。
そんな中大きな桜を見つけた。春だと言うこともあり綺麗な花が咲いている。
丁度木の前にはベンチがありここならゆっくりと桜を眺めることが出来るだろうと思いベンチに座る。
(わあ、綺麗な桜だね)
「アロンダイトか、偶々見つけたにしては良いだろ?」
中の魔剣たちは俺と視覚を共有しているので、アロンダイトにもこの桜が見える。
「ねえねえ、そこで何してるの?お花見?」
ゆっくりと何も考えず桜を眺めていると突然声を掛けられた。
振り向くとそこには水色の髪でロングヘアの女の子が立っていた。
「花見だよ、こうやって見てると心が落ち着くんだよ。ご一緒しますか?波動ねじれさん」
「えっ、何で名前知ってるの?」
「これでも去年とか一昨年の体育祭みてたからな」
「ぬー、そっちだけ名前知ってるのは不公平だよ!君の名前も教えて!」
「剣道要、今年から雄英に入学した高校一年生ですよ。よろしくお願いします先輩」
「よろしくね要君!ところで要君はどんな個性なのかな?身体は普通だし異形系じゃないよね?あ、でも変身とかするタイプなのかな?それとも電気とか使うの?あ、分かった強化系かな?身体とか結構鍛えてるように見えるしどうなの?」
うわぁ、凄い質問攻めだなぁ。正直めんどくさいところもあったがアロンダイトが(女の子にはやさしくして!)とうるさいので一つ一つしっかりと返していく。
暫く話していると「時間だから行くねー!またここで話し聞かせてねー!」と言いながら去っていったねじれ先輩。どうやら俺の個性は彼女の知識欲に触れてしまったようだ。
時々ここにきますと言いつつ俺も時間なので教室に行くことにした。
教室に向かい中に入ると金髪の不良と真面目そうなメガネが言い争っているが気にせず中に入る。
あ、入試のときの緑谷君だ。声かけとくか。
「やあ、緑谷君。君も合格したのか」
「あ!要君!合格してたんだ!」
「まあ、これでも強い方だからね。そちらのお嬢さんは?」
「麗日お茶子って言います!よろしく!」
「む?君は入試試験1位の人じゃないか?」
2人と挨拶してると不良と言い争いしてた眼鏡君が声をかけてきた。
確かに入試試験で80P取っていて、通知が来た時もオールマイトが言ってたな。
「!?テメェが1位か!?オメェにはゼッテー負けねぇ!」
「友達ごっこなら他所でやれ。ここはヒーロー科だぞ」
不良が突っかかってくると思ったら後ろから声が聞こえた。
振り向くとそこには寝袋に入った男がいた。
男は立ち上がり寝袋から出て教卓の前に立つ。
「はい、君たちが静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね。見ての通り担任の相澤消太だ、よろしく」
あんなやる気なさそうなのが担任かよ。大丈夫か雄英。
「早速だが、これ着てグラウンド出ろ」
そう言って渡されたのは体操着、これから何をされるのかも分からんがとりあえず着替えてグラウンド出るか。
読んでいただきありがとうございます。
要君のコスチュームを全然考えてない...どうしよう...