「お主は死んだ。」
はい?
「まあ人間一度は死ぬのじゃ・・ただ・・」
ただなんだ?
「儂の手違いで殺してしもうたのはちょっとしたミスじゃ。」
はい⁉いやいや待て!ちょっとしたミスで殺された俺はたまったもんじゃねえ!!
清く正しくは口が裂けても言えんが!!親無し施設でいじめられて育っても、喧嘩三昧はしても不良にならなかった18年の歳月何だと思ってやがる!!!返せやこら!責任者出せやこら!!!
「お主相当口が悪いの~・・儂の見込んだ通りか。」
んだと爺!!見込んだって事はこれ事故じゃなくて手前の作為的なもんか!!
「ほう鋭いの、あまりまともな教育を受けておらなくても地頭は良いか。ますます良い。」
何がいいんだ手前!!その長い白髭と髪ぶち抜いて絞めるぞ!!
「その意気やよし!!」
人の話聞け!絞める発言聞いて何にこやかにしてやがるんだくそ爺!!
「元気があって良いの~、それならば―向こう―でも元気に生きて儂を楽しませてくれそうじゃの。」
・・駄目だこの爺、人の話を聞きやがらねえ。耳遠いのか呆けてるのかどっちかか?
俺はいつものようにバイトを終えて安アパートに帰る途中だった。
進学をせずに働くことになったので施設はおん出て楽しい一人暮らしを満喫していた、はずなのに!
車にひかれて痛みを感じるまもなく、意識なくしてブラックアウトして、気が付いたら白髭・白髭の爺に絡まれている。
どうやら俺は死んだらしい、そこは認めよう。腕を上げてみても透き通ってるのは幽霊状態かと。
あの車ブレーキ踏まずに俺に突っ込んできやがって、幽霊になったから祟ってやろう。
「お主はこれから―ハリーポッター―の世界行きじゃ、祟っている暇はないぞ。」
今、なんつったこの爺。ハリーポッターだー?生まれた時代と生まれた家柄では死亡フラグ満載の!あの主要キャラでもポイ捨ての如く死んでいく超やばいで有名なイギリスの悪名だかき著書ハリーポッターかい!!
俺あんたとは初対面だろ!何の恨みがあって殺してそんなやばいとこ行かなきゃいけねんだよ!!
「だって儂退屈だったんじゃもん。」
俺に何の関係がある!!知るか呆け!!退屈ならお前がこの世去れ、どう見ても老害爺!!!
「・・それが出来たらとっくにしておる。じゃが後継者不足での、次代がいないと死ねんのよ。」
あっそ!!
「ちっとも同情してくれんの、まあいい。
暇つぶしに他世界にこっちの者を送ればどう変化をするのか高みの見物じゃ。」
分かった!お前邪神の類だろ!!
「何とでも言え、向こうの神にも話は通して居る。向こうも儂と同じじゃ。」
マジか、神様信じてた俺ってバカだった。
宗教信じてなくとも風や木漏れ日、大空や海、自然には神がいて手助けをしてくれなくとも
何時も見守っていると思っていたのが、実物はとんだ邪神野郎でこれから行くところも同じ奴って……
俺の中の清い思いは何だったんだろ、俺の中の神は今死んだ。
「ほれほれ、感傷はほどほどにの~じゃあ行ってこい。」
えっちょ・・くそ爺死ねー!滅べ!!!
「・・望むところじゃよ・・」
ほんぎゃ~ほんぎゃ~
あ~最後にあの爺に悪態ついたらなんか言ってやがったがもうどうでもいいわ。
口から勝手に産声発してやがる、生まれちまったのか俺は。
「モリー!元気な赤ちゃんをありがとう!!ほらパーシー、ビル、チャーリ、フレッド、ジョージ、元気な・・」
「父さん!!それよりも産湯につけて清潔にして!!」
「ビルの言う通り!その後産議着を着せて赤ん坊の体温下げない!!」
「・・パパ・・弟寒そう。」
「あ・・うむ。」
ナイス!寒いぞ赤毛のおっさん!!ん?赤毛って!!!
ここってもしかしなくともあのウィーズリー一家か?
今確かこの赤毛のおっさんは五人のガキたちの名前言ったって事は・・しかも俺男だ。
俺はロナルド・ウィーズリーかい!!主人公の次に死亡フラグ満載すぎだろこんチクショオー!!!
俺がどんだけ叫んでも・・元気な産声にしかならず、周りはほのぼのしてやがる・・
ハリーポッターなんてほとんど知らねえぞ俺、・・詰んでる~。
不良ではありませんが、現代には珍しく雑草食べても生きていけそうな逞しい主人公でした
神様の気まぐれで殺されて以来偉そうな白髪白髪の老人を嫌いまくります。
げんさくが壊れていきますのでよろしくお願いします。