ロナルド・ウィーズリーは天使達を助けたい   作:ドゥナシオン

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タイトル通りのロンにとっての天使降臨です。


神は死んでも天使はいたぜ!!

俺が―ロナルド・ウィーズリ-として生まれた早三年。

サクッとウィーズリー家の問題児二人を掌握してやった。

 

いやだって齢近いジョー・フレのいたずらがマジ悪質過ぎって、イラっときちまったんだもん。

俺の中の―いたずら―ってのは受けた奴はちょっとびっくりさせて、あっと言わせて笑かすもんだが信念だ。

教室の中の金魚を校庭の池の鯉にかえてクラスの奴驚かせたり、消しゴムがチョコにかわっていたり。

まあそんな感じな陽気なもんだ。

 

なのにあの二人は何が楽しいのか、俺の大好きな妹のくまちゃんぬいぐるみに蜘蛛の足生えさせやがった!!

ぶっ飛ばす!!妹のジニーはあれ以来ぬいぐるみを怖がるようになっちまったんだぞ!

しかもあれはモリ―母さんの手作りぬいぐるみ、家族を怯えさせて泣かせるいたずらなんぞしやがって!決定、焼きいれる。

 

そこからはもう少し上のパーシーに字を教わった。

日本語はきちんと覚えてっけど、まさかイギリスの三歳児が日本語を書いちゃまずいのは馬鹿な俺でも分かる。

簡単な絵本で教わったが、難しいもんじゃなくていい。単語の羅列で書けばいい。

何の為かってっとあの二人のいたずらした日にちと何を壊したかの閻魔帳づくりだ。

・・本来ならボコった上でマジ説教してやりたいが。・・いかんせん俺は三歳児で相手はずっといる家族だ。

学校でのダチとは違って面と向かってボコれないのが辛い。

 

仕方がないのでからめ手だ。まあ俺の親友の一人にこういったからめ手大好き野郎がいて、

俺がムカついた奴が俺にやられる前に、生活指導の先公や、凄いときにはおまわりに捕まっていた。

どう考えても俺にボコられた方が、体に傷がついても―人生―ってやつには傷が無くて済んだだろって―教授―に何度言ったか。

 

「君が相手にするような奴じゃないよ。かすはかすらしい制裁がお似合いだ。」

 

閻魔帳作りの上手いあいつのあだ名を―教授―って呼んで、高校時代はよくつるんでた。

俺よりも怒らせるとやばい奴だった。あいつの真似するために死に物狂いで勉強したら、一週間で簡単な読み書きが出来た俺も閻魔帳づくりに勤しんで一月で終了。

だってネタが満載になったから。

 

 

「おい、ジョー・フレ。」

「お兄ちゃんて呼べって言っているだろうロニー坊や。」

「もしくはお兄様でも可だ。」

 

何がお兄様だ、頭の中身がお花畑のクソガキどもが。

「いい加減にいたずらの仕方変えないと、俺本気で怒るぞ。」

 

僕も幼稚園児言葉も、俺は一切使った事は無い。

だからと言って家族全員にこんなぞんざいな口はきいていない。

父さんは大所帯切り盛りの為に必死に働き、母さんは毎日大所帯の家事を頑張ってる。

上のビル・チャーリー・パーシーもそんな父さん母さんを尊敬して手を焼かせない様にして

ほんとマジ尊敬もんだわ。

 

なのにこの双子と来たら……「いいぞ、お前達が態度改めないなら。」-パラリ-

 

1月○○日

フレッドが父さんのガレージのマグル製の車のエンジンの中に石を入れて、父さんがエンジンを入れると壊れてしまった。

父さんは古いガレージの中で小石が入ったと思ったが実はフレッドの仕業。

 

1月○○日

ジョージが母さんのシャンプーにいたずらグッズの色の変わるシャンプー液を入れたら

色は変わらず母さんの頭皮がかぶれて大惨事。

母さんはシャンプーが古い物を買ってしまったと思ったが実はジョージの仕業。

 

 

よくもまあこんな悪質ないたずらしたもんだって、聞いてる二人が何か、

 

「そこまで酷い事になると思ってなかったんだよ!!」

はぁ⁉

「母さんの髪の色変えるだけだったんだ!!」

もしかしてこの二人、「やってどうなるか考えたのよりも酷くなっちまったのか?」

「そうだよ!エンジンが吹っ飛ぶなんて!!」

「母さんのかゆみとれるまで半月もかかっちまって!」

何でかわんわん泣き始めやがった。

 

マジかい、意図しての悪意じゃなくて単なる馬鹿か。

まあこんな子供がシャンプーにいたずらグッズ入れたら化学反応だか何だかを引き起こして劇薬になるなんて考えねえか。

ジョー・フレの双子、マジで泣き始めやがった。

 

「分かった泣くな!父さん達には言わねえ、その代わり家の中で、大きないたずらすんな。

特にジニーの周りですんなよ。ちなみにだな、何でクマのぬいぐるみに蜘蛛の足なんて生やしたんだ。

お陰でジニーはぬいぐるみ嫌いになりかけてるぞ。」

 

「あ、あれはクマの毛を伸ばそうとしたら・・・」

「呪文間違えて・・」

はあ~子供の親切心が大惨事かい。

 

 

まあそこから先は口だけの説教に切り替えた。

自分の手に負えないいたずらはしない事。

俺のいたずらの信念を伝授してやった。

 

「そっか・・いたずらってみんなを笑わせるのか・・」

「俺達のはみんな怒ってばっかだった。」

 

当たり前だ、あんないたずらに笑うやつがいたらそいつは悪党の部類で碌なもんじゃねえ。

つまるところ俺の周りの人達が真っ当と分かって良かったよ、あんの邪神野郎は笑ってそうだがまあいいか。

 

 

その日を境に二人のいたずらと言えば、ミルクが飲むヨーグルトになったとか、母さんの無地のシャツに花の絵が描かれたとか可愛いもんになった。

勉強し過ぎのパーシーの羽ペンを食べられるものにして気が付いてもらえずインクを付けて勉強してたパーシーには笑わせてもらった。

爆発のない、母さんの怒声が響かない日が増えたのが一番いい事だ。

 

だが俺は一か月お菓子を食べないことにした。

証拠集めとはいえ、二人のやった事を意図して見逃して大惨事の発端を作ったんだから罰は受けるべきだ。

二人には両親には言わないといった手前、言って罰を受ける事が出来ないので自主的に。

ほんと、父さん母さん御免なさい。

 

 

 

 

 

 

「君はうまくやっているね。」

ああ、あんたか律儀だな。月に一度は必ずくんのな。

「・・先輩のせいで君に迷惑かけてるからね。」

あんな、それあんたのせいじゃねえだろ。

「・・ごめんね。」

ああまったく、このお人好しは仕方ねえな。

こっちの神様は邪神野郎の後輩神様らしい。

先輩の要請を断れなくて俺の事受け入れても罪悪感から俺の事を心配してくれるいい奴だった。

くたびれた中年オジンでぼさぼさの前髪で表情分かりづれえけど声で詫びてるのがよく分かる。こいつも邪神野郎の被害者だ、初っ端からゆるしてやった。

 

「ねえ、本当に何にもいらないの?」

しつけえな、幸せ大家族持ってる以上になんか必要あんのかよ?

 

この神様、しょっちゅう俺に-神様特典-寄越そうとしやがる。

 

神様特典ってなんだよって聞いたら、望むことを二つ叶えるプレゼントだった。

まあ所謂チート能力を貰ってくれってしつこいよ。

前の俺はこんな温かい家族なんて夢にも思っていなかった、なのに今は毎日が幸せだ。

両親は尊敬できる大人で兄貴二人はカッコいいと思えて、パーシーは頑ななところがあっても面倒見が良くて、ジョー・フレも根はいい奴だ。

そんで俺の一つ下の妹のジニーはマジ可愛い!!

「お・にい・・ちゃん。」

たどたどしく可愛い声でお兄ちゃんって言ってくれる!!

神は死んじまったが天使はいてくれた!!

この可愛い妹泣かす奴は地獄に落とす!!!

 

 

 

「・・分かった、-今-はいらないんだね。」

今もこれからもいらねえよ、この家族に入れてくれたことでもう十分だ。

「君って欲が無いの?全呪文習得とか、金持ちになるとか・・」

そんな自分で手に入れられないもの貰っちまったら、俺は腐る気しかしねえ。

手前の人生くらい自力で生きてなんぼだ。

「そう、でも欲しいものが浮かんだらいつでも言って。待ってるよ。」

 

そう言ってお人好しの神様は俺の夢から出ていった。

特典に頼らねえって言ってんのに。

 

その考えは-二人目の天使-に出会って変わった。

 




主人公は三歳児が字を習ってわずか一週間で死に物狂いで覚えたと思っていますが、
これはお人好し神様からのギフトですが、主人公は全く気が付いていません。

ロナルド・ウィーズリーはラブラブシスコンになりました。
次回はダイゴアン横丁で-二人目の天使-に出会います。
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