ロナルド・ウィーズリーは天使達を助けたい   作:ドゥナシオン

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ルシウス・マルフォイの登場です。



家族よりも大切なものはない

あの後俺とドラコはすぐに友達になった。親友と言ってもいいだろう。

そんで何故かドラコの家族とも仲良くなれた・・何でだ?

 

遡ったダイアゴン横丁

 

男は父さんに任せて俺は只今天使達に癒されてる。

 

守るぞ宣言したらドラコが喜んで、おずおずと俺の服を掴んで泣いた顔がはにかんだ顔を向けてくれたら、ジニーがヤキモチ焼いた

「私のお兄ちゃんだよ。」

可愛い事言ってしがみついてくれてる。

「あのなジニーいつも言ってるだろ、お前の事も家族の事も俺が守るって。こいつはその中に入った、皆と同じ大切な奴だ仲良くしろよ。」

「うん・・分かった。私ジニー。」

「僕は・・ドラコ・マルフォイ‥ドラコでいい。」

「ドラコ・・よろしくね。」

「よろしくジニー。」

 

ああ~天使同士が挨拶交わして超可愛い!!俺もう何でもしちゃる!!

 

ジニーは4歳にして自他ともに認めるブラコンと化している。

時折両親や他の兄達の言う事を聞かなくてもロンの言う事にはすべて従う。

「いいかジニー、お前は俺の天使だ。何があっても俺が守ってやる。」

超が付くほど優しくて、でも時折怒られる。

「悪い事は悪いんだ、お前の事が大好きでも悪さをすれば俺は怒る。」

反対にモリ―母さんのお手伝いをすれば、母さん以上に褒めてくれるお兄ちゃん。

そんなお兄ちゃんを渡さないと言ったら怒られた、お兄ちゃんには怒られたくない。

それにこの男の子は自分と同じ位に小さいし泣いている。いじめちゃいけない、仲良くなろう。

 

 

上三人の兄たちもロンの非常識なほどの怖さに慣れているので、いつも通りにまたロンが凄い事したくらいにしか思っていないのでジニーの次に挨拶を交わす。

パーシーもマルフォイ家の事はもう耳に入っているが、ロンの言う通りドラコが悪いわけではないと子供らしい柔軟な考えで受け入れた。

 

「ドラコ!そこにいたのか!!」

「ああドラコ!ようやく見つけましたわ!!!」

なんかすんごく身なりの良い美男美女のご夫婦がこっちに爆走してくる。

顔がいいだけにすんごい形相が際立って周りがモーゼの魔法みたいに割れていく、あれがドラコの両親か。

顔は母親で髪は父親似か、ドラコ将来美人さんだな。

ドラコの将来にほくほくしてたら親父さんたちが目の前に来た。

 

「ドラコ!何があった、無事か!!」

「けがはしていない⁉」

ドラコを心配して手を伸ばしてきたけど「ちょっと待ってもらおうか。」

二人から距離取って、両親の元に行こうとしたドラコを背に庇う。

「・・君は?悪いが息子を渡してもらえないかね。」

 

うわ綺麗な顔が起こると迫力あるな、でもこっちもめんちぎりで負けてらんねんだわ。

「こいつ今そこに倒れてる男に襲われたばっかでな。」

「・・ふむ、君たちに-お礼-をせねば息子は渡さんというのかね、ウィーズリーの子供。」

何かお礼のくだりは悪意か侮蔑込めて言ってきやがった。父さん見て言ったって事は、大家族のアーサー・ウィーズリー一家と分かって、金でもたかるのかと言ってきたのかこのおっさん。

 

「全くもって見当違いだよMr.あんた等がそこの男の仲間で、ドラコの両親に化けてるんじゃないのかを疑ってんだよ。」

何せ魔法界には他人に変化できるポリジュリース薬だとかあったし、他にも変化呪文があるのかもしれね。

「俺があんた達にドラコをホイホイ渡して、次の日にこいつの死体に泣きつくのは御免だからな。

こいつの為にも用心させてもらうぞ。」

「・・君は・・一体・・」

「たんに天使を守りたいお節介。俺の事よりもドラコの両親だっていう証明をしてくれ、でないといつまでたっても渡せねえ。」

「何を以てして証明しろと?君は私の事もドラコの事も何も知らないだろう。君に証明のしようがない。」

「・・そうだな、貴方はさっきちらりと父を見た。もしかしたらホグワーツで学年が近かったかもしれない。

父さんルシウス・マルフォイさんの事は?」

「・・知っている・・まあそれなりに。」

「だったら学校時代で二人にしか分からない事何かない?」

 

暴漢はようやく来た魔法省の刑事みたいな奴に引っ立てられて行って、父さんがこっちに来たので尋ねてみた。

 

 

確かにロンの言う通りだとアーサー・ウィーズリーもロンの言い分に納得をした。

かつて闇の陣営の者達がロンの言っていた手口を散々使っていたので近しい者達は合言葉で常に確認をい合っていたからだ。

ロンのこの用心深さがどうして培われたのかは後で追及するとして、ドラコを両親のもとに返すべく確認をする。

「久しぶりだな、ルシウス・マルフォイ。」

「ああ、息子の事は感謝しよう。アーサー・ウィーズリー。」

 

二人はバチバチに睨み合う。両陣営の事もさることながら、この二人は学校時代から仲が悪い。

グリフィンドールとスリザリンに分かれていたこともあるが、「私が初対面の君を激怒させた理由は?」

アーサーがしてしまった事が決定的な理由で、その事を質問することにした。

「・・私を女性と間違えた事だ・・」

ルシウスは当時の屈辱を思い出し、苦虫を嚙み潰したような顔をして答える。

 

そう、これこが二人が犬猿の仲になった理由。

アーサーはルシウスを一目見て初恋に落ちてしまった。当時からルシウスはプラチナブロンドを長く伸ばし、リボンで品よく後ろで結わえていた様は妖精の如くで。

そして男と知らないまま女性にするような言葉をかけて「私は男だ、間違えるなんて不愉快だ。その目は節穴か。」

冷たく思いっきり撥ね退けられた。

初恋は無残にぎったんぎったんに砕け散り、ルシウスも間違われて嫌いになった上に寮も

グリフィンドールとスリザリンとあっては二人の間の結末は想像に難くない。

 

「ロン、間違いなくルシウス・マルフォイその人だ。隣は奥方のナルシッサ・マルフォイで間違いないだろう。

ドラコ君を渡しなさい。」

・・マジか、父さんこのナイスガイを女の子と間違えたのか、そりゃ嫌われるわな。

「失礼しましたMr.マルフォイ、Mrs.マルフォイ。息子さんをお返しします。

悪かったなドラコ。」

「ううん・・僕を守ろうとしてくれたんだろ?」

「・・お前マジ可愛い、ほら早く行ってやれよ。」

「うん!父上!母上!!」

「ドラコ!」

「御免なさい、私が手を放してしまったばっかりに。」

そうか、ドラコも親とはぐれてそこを狙われたか。

 

二人はドラコを抱きしめながら一家にきちんとお礼を述べた。あのマルフォイ家の当主がウィーズリー家に帽子をとってお辞儀をして。

「家族を守ってくれて感謝する。」

短い言葉であってもだ。

闇陣営として名高く、それが無くてもブラック家が没落をした後の純潔の一族で今はトップに入っているマルフォイ家の当主が、最大の謝辞を現したのだから周りは暴漢騒動以上のどよめきが奔るのは当たり前である。

妻のナルシッサと息子のドラコもルシウスにならった。

 

「良かったなドラコ、もう親とはぐれんなよドラコ。」

「気をつけて帰りなよ。」

「またな。」

「またねドラコ。」

子供達はそんなことお構いなしに仲良くきゃいきゃいとしている。

(ふむ、これは使わせてもらおう。)

 

「アーサー・ウィーズリー、良ければお礼として貴殿のご家族を我が家にご招待したいのだろうがよろしいか?」

ルシウスはこの状況を利用する算段を素早くつけた。

確かに以前は闇陣営に与したが、過剰な純血主義を信望していた父や旗頭のヴォルデモートもいなくなって久しい。

家族を守る為にも光の陣営で有名なダンブルドアの子飼いともいわれたアーサー・ウィーズリーとの仲を良くしておいても損はない。

こうしておけば闇陣営が報復を強化してきても、世間の手前あの狸爺のアルバス・ダンブルドアも何かしらの手を貸そうとしてくれるだろうとも算段する。

 

それにアーサー・ウィーズリーは初対面で嫌いだが、ロンと呼ばれている息子を守ってくれた子供は素直に好感が持てる。

渡さないと言った時のこの子供の瞳は真剣だった、ドラコを守らんとして。

 

妻のナルシッサを愛してる、息子のドラコも同じくらいに。

今の自分に家族以上に守りたいものは何もない、マルフォイ家は完全に闇陣営と手を切ろう。

家族を失うその前に。

 

「・・分かった、モリ―と相談をしてみる。」

アーサーもルシウスの家族を思う気持ちを感じ取り拒絶をせずに受け取る。

子供達の為に、よりよい世界を作りたい。ドラコと仲良くしている我が子等を見て、アーサーも過去を水に流すことにして、マルフォイ家がやりなおせる機会を作った瞬間だった。

 

大人のやり取り分からんが、十日後ドラコの家に上の兄はホグワーツに行って不在なので

行けなかったが、モリ―母さんも入れてお呼ばれされた。

すんげえ家だったけどまあいいや、ドラコとジニーが仲良くおしゃべりしている以外はたいしたことない。

家族っていいもんだ、皆で仲良く楽しくやろう。

 

 

 

後日談

「ロン、ちょっといいか?」

「なに父さん。」

「お前はどうしてあの時ご両親が偽物かどうか疑ったんだ?」

「あああれ、よくジョージ・フレッドが母さんにいたずらしてるからだよ。」

あの二人の場合はジョージなのにフレッドの振りをしているとか、その反対の事をよくして

遊んでる。

「そうか、それでか。」

「うん。あ、ドラコに土産考えないと。」

「そうだな仲良くしなさい。」

「無論だよ父さん。」




こうしてマルフォイ家は完全に闇陣営とヴォルデモートと決別をしました。
両陣営から恨まれてるマルフォイですので、ルシウスさんは莫大な財力と人脈で家族を守ろうと奮闘します。
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