ロナルド・ウィーズリーは天使達を助けたい   作:ドゥナシオン
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後編です


クリスマス休暇の終わり

ダーズリー家のキッチンでクリスマスの用意をしている、ペニチュア叔母さんと一緒に。

帰って来た時ペニチュア叔母さんにも叔母さんて言ったら叔母さんに泣かれた。

泣かれながらもハグをされて、今は一緒にクリスマスの用意をしている。

居間ではバーノン叔父さんとダドリーがクリスマスツリーを飾っていて、-普通-のクリスマスの準備をしている。

ダドリーはカッコよくなってた、帰ってきた俺に真っ先にお帰りって言ってくれて、荷物を-二階―の部屋に運んでくれた。

以前はダドリーのおもちゃ部屋だったのに、「俺ももうガキじゃねえんだ。」とか言って、

部屋を譲ってくれた。

中身もだが見た目も変わってた。「今はボクシングで鍛えているんだ。」その内に世界チャンピオンでも目指すかって、照れ臭そうに言ってた。

ロンの言った事が聞いたのかな?ラグビーかボクシングに向いてるって。

ロンが言ったことはたいていいい方に実現される、あいつは凄い奴だ。

明日話そう、今日会ったいい事の全部を。

 

クリスマスケーキをオーブンに入れて、横を向けばエプロンをしめた叔母さんがローストビーフを盛り付けてる。

俺の横にいるのが当たり前の様に、クリスマスを祝えるのを喜んだ顔をして。

なんだろ、なんで心がチクチクするんだろ?鼻がツンとするのは「・・ハリエット!どうしたの?」わっかんねよ叔母さん!俺だって、でも悲しいんじゃねえのは分かるんだ。

「叔母さん・・ありがと・・ずっと置いててくれて・・」ひぐひぐ泣きながら、叔母さんに抱き着いた。

叔母さんは無言でも俺の事を拒まなかった、それがも嬉しい。

料理が出来て、皆でリビングでクリスマスの料理を食べた。静かでも、嫌な沈黙じゃなくて

お互いに何を話していいのか分からない。

でも別にいい、おじさんたちの顔は照れくさそうなのを隠している時のセブ先生の顔に似てるから、嫌じゃないんだって分かる。

おやすみなさいを言って、部屋に入った。

 

起きたらツリーの下には俺へのプレゼントが-三つ―置かれていた。

おそるおそる開けてみた。一つ目は大きめで、綺麗なドレスだった。

全体がエメラルドグリーンで、繊細な白のレースで覆われている。

袖はすっとした七分で、腰の部分がサッシュベルトで止められるようになっている。

箱の中にはさらに小物類が入っていた。モスグリーンのチョーカーと、綺麗な細工の髪留め、

ドレスと同じ色のパンプスにシルクの白手袋。

「・・今日はお友達の家にパーティーに呼ばれているのでしょう?」

叔母さんが、小さな声で言った。つまりこれは叔母さんからだ!!

「叔母さん!!」嬉しくて、こんなき綺麗なドレスを用意してくれた叔母さんの優しさがすっごく

嬉しい!!そのまま抱き着いたら、「ハリエット、俺達の分も開けてくれ。」

ダドリーに催促をされて開けてみた。

小さな包みからは可愛いリボンだ、これならホグワーツでも毎日使える。

もう一つの方はブローチで、ドレスと合いそうな可愛いデザインをしている。

嬉しい、去年皆から貰ったプレゼントも嬉しかったけれどこれも嬉しい。

幸せだ、こんなに幸せで怖い位だ。

 

 

「ずっとこの幸せが続くといい。」

「そうだなハリエット。」

ハリエットを迎えに行ったらダーズリー家の人達がハリエットとの別れを惜しんでいたので、

昨日何があったのかを聞いてみたら、幸福が詰まったとてもいい話が聞けて嬉しくなる。

ペニチュアさんから贈られたドレスを身に纏っているハリエットは本当に綺麗だ。

髪はアップをされて髪留めで留められている。うっすらと口紅をひいたのはナルシッサさんだ。

「娘が生まれたらこんな感じかしら?」ドラコは可愛いけれどもドレスを着せたら泣いてしまうかしら?

天然的にサラッと怖い事を言って、聞いてた野郎一同は戦慄をした!

「・・母上が僕の事を時折じっと見ていたのはそんな企みをなさっていたのか・・」

「安心しろ。シシ―にはしない様に釘を刺しておいてある。」

「止めなかったらされていたのかドラコは・・」

ちょっと見てみたいと思ったのは内緒っだ。

今日はマルフォイ邸は大賑わい。俺の家族はビルもチャーリもいて本当に一家総出できても、

ルシウスさん達はニコニコ顔で迎えてくれてた。

シリウスもいてなんと教授もいる。

ハリエットはルシウスさんが車で迎えに行ってやって来て、ネビルもハーマイオニーもほどなく来て、

煙突ネットワークでセオとビンセントとグレゴリーが来て、空飛ぶ馬車とかすんげえものでダフネとパンジーが来た時は、ドラコ以外はぶっ飛んだ。

魔法界の金持ちってやる事が半端ねえよ。

 

 

昨日はマルフォイ家主催の上流階級や魔法省のお偉方や他の繋がりの人達を招待をしたパーティーで、

今日が-親しい者達-だけのプライベートなパーティーのようだ。

「君やハリエットを欲まみれの大人たちに晒すはずがないだろう?」妙にシニカルな笑みが板について来てしまったドラコが教えてくれた。

でも―身内思いの良い子-だドラコは。どんなに権謀術数を覚えて駆使しても、その原動が身内を守る事に終始している。

俺のマイ天使は変わらず天使の心を持っている。

兄貴達もワイワイとして、父さん達は互いにお酒を注ぎ合って、母さんは子供達をそれとなく見守りつつ、ナルシッサさんととめどない話をしている。

俺のポケットでは御馳走の分け前をたらふく食べてたスキャが、満腹になって眠っている。

ハリエットの言う通り、この幸せがずっと続くように俺が守ってやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜-狼-が夢を見た。

自分の-才能-を認めてくれて、好きにする事を許してくれた―主―が生きている夢を!!

そうだ、あの主が早々に死ぬはずがなかった!!仲間は大半捕まったが、まだ生きて-外-

にいる奴も大勢いる!

主を探し出そう!もう一度あの時代を甦らせ、今度こそは俺達が勝つ!!俺達をつまはじきにした奴等の喉笛を再び噛み千切る為にも!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先輩!!一体何してくれたんですか⁉あんな奴に情報を与えるなんて!!!」

「見ていられない程にありきたりの幸せになって儂は退屈になったんじゃよ。」

「・・・・アクロマンチュラ騒動を引き起こしておいてそれを言うのですか・・」

あれは多くの命が無駄に散った!折角ルシウス・マルフォイが闇日記を燃やし尽くして、

ロン達は平和な一年を過ごせそうだったのを邪魔をして!

「あれは本当に愉快じゃった。でも甘ったるい話はもう飽きたのじゃよ。」

・・この人は・・「いつか誰かに殺されますよ?」

「望むところじゃよ。」そうなればいいと、いつも思っているのになかなか訪れてはくれないの~。




幸せを望むロン達と、己の幸せのみを願う邪神のお話でした。


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