ロナルド・ウィーズリーは天使達を助けたい   作:ドゥナシオン

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獅子になったロン君の心の日記です。


突然始まる獅子日記

獅子になったぜ一日目、とりあえず俺のハリエットとスキャに手を出した駄狼は退治した。

そのついでに俺は獅子になっちまった。不便はないし、元の戻れと俺達を迎えに来た先生たちにやいやい言われてもいつか元に戻れるくらいにしか考えていないから別に気にしない。

それよりもクィレル先生がすんなりホグワーツに戻った方が驚きだ。

正体ばれておさらばするかな~とか考えてたのに。

おっと、そんなこと考えてたら兄貴達とジニーが悲しそうな顔してる。どんなになっても俺はジニーの兄ちゃんだ。

人間後は喋れないので鼻をこすりつけて慰める。俺のマイ天使に悲しい面は似合わないぜ。

 

疲れたから部屋に戻ろうとしたが問題発生、俺は今合言葉言えないじゃん。あの肖像画の裏の階段上れ無くね?百歩譲って階段は身体能力にものを言わせてひらりとか出来ても、合言葉がネックだ。

「屋敷しもべさんに頼んで送り迎えしてもらいなよ~。」俺の非言語の困惑お悩みを、なんとネビルが察してくれた上に解決策もくれた!ネビルすげ!!

「何となく眠そうで歩き出そうとして、急に動きが止まったからもしかしたらッて思ったんだよ~。」

本当にネビルってすげえ。普段はマイペースなのに、見てるところはきっちり見ていて何かとんでもない失敗をしたのを見た事がない。

ありがとうネビル~俺の天使よ。

「くすぐったいよ~ロン。」嬉しくなって鼻をこすりつけまくった。

早速リジーに頼んだ。「お任せくださいロン様!!」めっちゃ嬉しそうに送ってくれた。

「朝晩の送り迎えは全てリジーがいたしますです。お食事はライオンに合わせた方が?」

正直分からん。首を捻れば察してくれて、明日検討しようとなった。

もう駄目だ、スキャは様子見で教授に預けて、俺はベッドの側に蹲ってグースか寝た。

一人部屋で良かったよ。

 

獅子のまま二日目、起きたら元に戻ってるって考えたのは甘かった。

くぁ~と欠伸しながらまあいいやと思いながら、リジーに大広間に送ってもらったら誰もいなかった。

なしてだ?すぐに分かった、今昼近くだった。俺は相当寝てたらしい。

でもいいか、獅子のままの食事風景は見せたらいかんだろう。

猫が可愛くない方向で大きくなってがっついているのを想像したら納得してくれるだろう。

リジーが張り切って食事を持ってきてくれたけど、食欲が湧かん。

鳥のハーブで鼻が痛い、糖蜜ヌガーの匂いが甘ったるい、他の調理された食事も以下同文

料理ってあれか、人間の好みに作られていて野生の動物にはきついのか。

なのでリジー一同で俺の好みは肉で生に近いもの、ステーキのレアとあいなった。

 

今日はまったりと洒落こもうとした、昨日の活躍のご褒美は今日のリフレッシュで。

そう思ったのに~マクゴナガル先生に捕獲された。

「どうやら人の言葉は分かる様なので授業は大丈夫そうですね。」大丈夫じゃねえ!

昨日のあんな目にあって、翌日普通に授業っておかしいだろう!!

いい加減誰か抗議の咆えメールをホグワーツの古狸あてに遅れやチクショウが!!!

そんな呪いをしたら俺宛に来た――――!!

 

「ロン!!貴方は去年といい今年といい!!どうして危険な事に首を突っ込むの!!!

お母さんもお父さんも英雄の子はいりません!!!!無茶をしないで!!!!!!」

心配たっぷりの咆えメール、心の底まで届きましたとも。

去年のアクロマンチュラ騒動と、今年の今回の件も全部パーシーが父さん達に連絡済み

だ。

俺が無茶をし過ぎないようにと願ってくれて。

とはいえ夕食の大広間が凍っちまった。

他所さんの事情なんて知らされる方が迷惑だよな~。

明日は大人しく授業に出よう。

 

まだ獅子だぜ三日目だ。戻る気配がちっともない。

「ようロン、昨日は爆睡してたようだな。」シリウス発見、しかもリーマス・ルーピンもいた。

スキャはまだ教授の部屋にいるからいいか。「カッコいいね。君らしいよロン君。」そりゃどうも。

「ちょっとお借りするね~。」なんか話があるらしい、また必要の部屋に埒られた。

「どうしてもお礼が言いたくてね。君には僕の人生の影二つをぶっ潰してくれたから。」

なんじゃそりゃ?分からんと首を捻れば苦笑された。

「一人目はアンブリッジ。あれは-反人狼法-を作られて、おかげで僕達は碌な仕事に着けなくて超迷惑な奴だった。」今そいつはアズカバンで精神的に干からびてるだろう。

「二人目はフェンリール・グレイバック。あいつのせいで僕は半人狼になってね。」

そちらは文字通りこの世界から滅せられた、いい気味だ。

 

そんな訳でお礼を心の底から言われた。とても明るくて邪気のない、いい笑顔で。

そうか、こいつは屈折をしなければ、今のようないい笑顔が絶えない大人になったんだろうな~。

-ペロリ-何となくこいつの頬を舐める、常の変態にではなく透き通った笑顔のリーマス少年をだ。

 

「・・君って奴は・・」驚かれて何故か首を両手でハグされた。「君って・・奴は・・」

なんでかリーマスに泣かれてる、俺の鬣に顔を埋めて。

もしかしてこいつは孤独で寂しくてこうなったのか?

自分は寂しくない、人生を楽しんでいると自分を誤魔化そうとして。

疲れる人生送って来てるな~泣くくらいいいか。

結局昼近くまで二人きりで、昨日と同じく授業に出る。

授業から授業に行く移動で、俺は合流したハリエットを背中に乗せてゆっくりと歩く。

次は教授の合同授業、俺の膝に乗せてはやれないが、背中には乗せてやれる。

女の子なのでちゃんと横座りさせてるぞ。

「何かこれ楽しい~。」ハリエットが楽しんでくれてなによりだって、アミルから熱い視線が!

はあ~-くぃくぃ-アミルのローブを引っ張り背中に首を振ってやる。「え!でも・・」いいから。

乗りたいのがまるわかりなんだから素直に乗りなさいって、女の子二人くらい軽いから。

俺が二人をのっけて、周りもほんわか気分で授業にゴーだ。

「・・・君は戻る気があるのかね?」教授にめっちゃ呆れられた。ちなみに帰りはネビルとダフネというのんびりコンビだ。

「私も乗りたい!」妹よ、ちと情報早くね、誰リークした?

「「ロニー坊やは大人気だね~」」ジョージ・フレッドか、元に戻ったらお仕置き決定だ。

大広間の夕食後移動はジニーとコリンをのっけた。その時の写真はリー先輩がバッチリとコリンのカメラで記念撮影をしてくれた。

 

戻れないぜ獅子四日目に、朝の梟便でホグワーツはプチパニック。

流石にブレーズ・ザビニにが瀕死のけがを負ったのだから抗議文なら遅すぎね?

「甘いぞロン、あの腹黒狸が自分に不利益なことをしっぱなしにすると思うか?」

何となく俺の考えを読んだシリウスが教えてくれた。

事件の捜査も一通り終わり、情報統制が解除された昨日の日刊予言新聞の夕刻版で、今回の一連の事件の顛末載せたそうだ。

被害は少なめに、フェンリール・グレイバックの死は大々的にか、でも今回はそれの方がいいか。

その方が利用されて殺されかけたブレーズ・ザビニも迫られなくて済む。今回も俺とハリエットの名前は伏せられ、ホグワーツの生徒でぼかされたらしい。

誰かは分からない、しかしフェンリール・グレイバックの被害者達は本当に多く、その名も知らない生徒に向けて、大量にお礼の手紙がホグワーツの宙を舞った朝だった。

 

俺は何となく釈然としない感じでクィレル先生の自室を尋ねた、御礼の手紙を一枚咥えて。

「ロン君、これは君に来た手紙だろう?」でも止めを刺したのはあんただクィレル先生。

「義理堅い子だ君は、紅茶が出せないのが残念だよ。」今の俺は猫舌だしカップから飲めないし。

食事も大広間で皆ととってるが、端の方でさっさと食べて後は好きな奴等の側でくつろいで終わるのを待っている。

しかし俺の周りの奴等って本当に凄い。一日目のネビル、さっきのシリウス、そして手紙一枚で俺の言いたい事を察してくれたクィレル先生。

「早く元に戻ってくれたまえ。そうでないとお茶が飲めないよ。」そうだよな~。

 

 

獅子になって四日目、流石に風呂に入らなくとも体を清潔に保つべきだと俺は禁じられた森に入った。

どっか水浴びできるところはないかロナンに聞くことにして。

「君は・・まあいい、川は流れが早すぎて危険だ。少し浅い湖がある、リャマに案内をさせよう。」俺の言葉が分かってくれて嬉しいけど、なんか教授に飽きられた時と同じ雰囲気を感じたのは何でだろ?

蜂蜜色の巻き毛の若いケンタウロスに案内をしてもらって着いた先には、他のケンタウロス達もいた。

「ここには僕等しか来ない、君は特別だよロナルド・ウィーズリー。」ニコニコしながらリャマが教えてくれた。

何となく森の一員になれたようで照れ臭いけど嬉しいぜ。これだけ大勢のケンタウロスがいたら

獅子がいてもどってことはない。水を浴びて体を振って水をきり、ホグワーツの城に戻ったら、

ハーマイオニー達に囲まれた。「ロン!貴方お風呂に入って無いでしょう!!」いや今水浴びを、

「問答無用!!!」体についていた水でアピ-ルしたが無駄だった。

男風呂でネビルに丸洗いされた「ロン、痒いところない?」優しくでも程よい力で気持ちがいいな~極楽・極楽。

「いいな~俺もロンの事洗いたいな~」いやハリエット、それはいろいろと駄目だろう。

この件に関しては自室でダフネお母さんとアミル母さんのお説教を受けろ。お前は女の子で、

獅子であっても俺は男だぞ。

 

やっとスキャが帰ってきた。教授の退院許可が下りたのだ。

俺今アニメ―ガスになれるてるんだしスキャと話せんじゃね⁉スキャはもうピーターに戻る気なさそうだしさ、普通に話せるチャンスだ!そう思ったのに-チュウチュウ~-無情にも聞こえてくるのはネズミの可愛い泣き声。

まあいいか、近頃こいつと普通に意思の疎通が出来てるし、問題ない。

今もお礼言われたかな?スキャを頭の上にのっけて今日もぐっすりだ。

 

 

もう慣れたぜ獅子状態五日目は日曜日。

ハリエットを背に乗せ久しぶりのハグリッドの小屋にやってきた。

「おうロン!ハリエットも!!かっこええぞロン!!!」流石ドラゴンだのアクロマンチュラ等が好きなハグリッド、俺の事で大興奮だ。

いつもの元気なハグリッドに癒される。ハリエットもロックケーキと紅茶を楽しんでいる間に、

俺は裏庭にいるヒッポグリフに会いに行った。

今年も魔法生物学の先生は変わらずで、ハグリッドがなるという事は起きなかった。

なのでヒッポグリフは初見だ。綺麗な生き物だ、力強さと誇り高さが伺える。

 

「お!ロンはそいつが気に入ったか?ヒッポグリフのバックビークってんだ、良い子だぞ。」

ハリエットも連れてヒッポグリフの事を教えてくれた。

「俺はライオンのロンの方が好きだ。」バックビークよりも俺を選んでくれてハグしてくれるるハリエットはマジ天使だぜ。

俺はこのままでもいいんじゃね?あの後皆で湖に行ってピクニックをした俺は、スキャと二人だけの寝床で本気で思った。

-チュウ~・・-なんかスキャに呆れられた。まあこのままじゃ不味いかやっぱり。

 

まだまだ獅子だぜ六日目突入、流石に周りも焦りが見え始めた。

「いいかロン!!アニメ―ガスはこうなって!!!」駄犬が真っ黒犬に一瞬でなって、

「こう戻る!!」これまた一瞬で人間に戻った。

どうやらお手本を見せてくれた気でいるらしいが、「シリウス・ブラック!!!!」

シリウスの変身時間同様、一瞬でマクゴナガル先生の説教と本人がすっ飛んっで来て、シリウスの両耳たぶを思いっきりと引っ張った。

普段は可愛いおばあちゃん顔で笑顔が素敵なのに、今は鬼の形相でシリウスに対して怒ってる。

長身のシリウスの耳たぶを引っ張るの大変そうなので、シリウスの膝を鼻でカックンして

マクゴナガル先生がしやすいようにしてやった。「あ!ロンてっめえ!!」

駄犬が人の事を売るのかときゃんきゃん言ってきたが、こんな珍しい怒り方をするマクゴナガル先生の方に正義があると思うぞ。

マクゴナガル先生が怒りを静めてしてくれた説明を聞いた瞬間に再認識した。

どうやらシリウスはアニメ―ガス未登録らしい。

法律破ったらそりゃ怒られるか。でもそんな事もすかんと忘れるくらい俺の事を心配してくれるシリウスも大好きだぞ。

とはいえそれはそれ、これはこれでリジーの両面鏡でルシウスさんを呼んで早速シリウスのアニメ―ガス登録をしてもらうことにした。

「ふむ、ドラコから毎日君の事を心配した手紙が届くが中々カッコいいではないか。」

ルシウスさん、あんたマイペース過ぎねえか?「しかし私は孔雀の方が好きだがね。」

それって俺に孔雀になれって事か?聞いた瞬間あんたの息子があちゃ~って顔して右手で額を覆ってんぞ。

ついでにルシウスさんの事をよく知っている一同も残念物を見る目で見てんぞ。

ありとあらゆる意味でマイペースなお二人にお引き取り願っていつも通りに授業に出てぐっすりと寝て・・起きたら人間に戻ってた。

 

人間に戻って一日目、俺は寮内でも廊下でも大広間でももみくちゃにされた。

兄貴達からは手厚いハグをされて、セオにはどつかれジニーに抱き着かれて、ハリエットは無言で

俺を椅子まで引っ張て座らせて、膝に乗って食事を始めた。

皆には相当心配を掛けたようだな。もうこんな心配はかけない、絶対にだ。

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