ロナルド・ウィーズリーは天使達を助けたい   作:ドゥナシオン

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久し振りのぶっ飛びロンを書けました。


何がどうしてああなった⁉

いいな~いいな~、人間っていいな~ってうたが確か日本にはあったな~。

クマの仔狸の仔が出てきても獅子はいなかった。でも飯は断然人間の方が上手い!!

「だからと言ってがっつくのははしたないぞロン。」

「ふぁってふうっと・・」

「・・・・口の中の物を飲み込んでから言いたまえ。」

「ごっくん、だってずっとレアステーキばっかりで、こうして料理を食べられるなんて幸せじゃないか。」

「もうアニメ―ガスにはならないの?」

「少なくとも未登録のままなのはいけないって、マクゴナガル先生が言ってたもんね。」

「俺はまたロンの背中に乗りてえな~。」

「今も乗ってるでしょう?膝だけど。」

「あら、パンジーも乗りたいの?」

「そんな訳ないでしょうダフネ!」いいな~皆とワイワイと騒げて楽しいぞ。

 

「生ける屍の水薬完成したぞ教授。」講義だけじゃなくて実際の事もできるし、ゴブストーンをセオとやって、五分五分で終わった。

違う世界のロナルド・ウィーズリーは確かチェスの名手だったけど俺には無理、からっきし向いてね~。

大体チェスゴマが使い手に文句言うっておかしいだろそれ?なじめなかったからパスだパス。

ジニーの手作りクッキー食べて幸せ満喫中だ・・・・スキャは今大忙しだけど。

だってあのクィレル先生がターバン脱いだんだぞ⁉後頭部に先生ことヴォルデモートを飼っていたはずなのに、大広間ではそれを見た教授も目ん玉ひん剥いてたな。教授はクィリ先生の事を狸校長から聞かされてたんだろうからそりゃ俺と同じくビックリだろ。

 

少しこけた頬に影のある憂いを秘めた瞳がいいと、一部の女子から人気がじわじわと来てるのにもびっくりだけど。

先日女子から何かプレゼントを貰ってたクィレル先生は素の顔で赤くなってもごもごとお礼を言ったのがまた萌え~なポイントらしくて、一月後のヴァレンタインは贈り物がどっさりとくるだろう。

 

そうだよ・・今もう一月だよ!フェンリール・グレイバックのせいでクィディッチは解決するまで禁止!クリスマス休暇は家出して!!プレゼントのやり取りをする余裕もなくて!!!寂しいクリスマス休暇もどきになっちまった!

お陰でナルシッサさんとモリ―母さんの連名で、嘆きの咆えメール第二弾が来た時は本気で泣きたくなった・・俺のせいじゃないのになぜに俺のところにクリスマス休暇に帰って来られないのかの問い合わせがくんだよ。

シリウスなんて毎日来てんぞ!ついでにマルフォイ一家も母さんも来ちまえ!

・・そう言ったら本当に来そうだから黙っておいた。

そこそこのクリスマスのご馳走に、何故か今年も狸校長が欠席というクリスマスの朝だった。

去年といい、今年といい何があったんだ。

 

 

 

儂が一体何をした?また今年も嫌がらせの咆えメール三通に、咆えた後に糞爆弾がまき散らされてしもうた・・スコージファイを吸えば問題は無いのだが・・儂は今年もふて寝じゃ!!

「アルバス!また今年もですか?」いかにミネルバがお説教に来ようとも知るものかじゃ!

また今年もマルフォイ邸にて狸校長撲滅委員会が動いて嫌がらせのプレゼントを贈られたのをロンも子供達も知らないのであった。

 

 

 

 

まあそれはいいとして、問題はクィレル先生についていたヴォルデモートがどうなったかを知りたいので今俺は、秘密の部屋の真上の配管にいる!!

何でこんなジメジメとした場所にいるかというと遂にクィレル先生が動き出した。

今日は日曜日で天気もいいのに、クィレル先生がこそこそと秘密の部屋に降りて行った。

しかも先生の部屋から直接に。後を追っていたスキャを通じて分かったんだが、先生はどうやら部屋の配管をぶち抜いて直通トンネル作った後すぐに配管を直したからばれなかったようだ。

成る程、バジをバジちゃんと呼ぶほどバジリスクを愛していたヴォルデモートの為か。

・・・そうするとバジはずっとヴォルデモートがホグワーツにいる事を知ったいた事になる。

50年前はトムと散歩をしようとして、出た時うっかりとマートルを見てしまって死なせてしまい、落ち込んで引きこもったって聞いた時にはダンブルドアも頭抱えていたほどの天然だろ二人共。

何はともあれスキャに深入りさせないようにして、俺の到着を待たせた。

「様子はどうだスキャ。」

「ちゅう~ちい~(見ての通り部屋の真ん中で鍋をぐつぐつと煮てる。)」

「他に変わった事は?」

「ちちゅちちゅ(なんもない)」

「そうか、様子見だな。」

子供の俺だからこそとれる配管が部屋の上部に取り付けられてて良かったぜ。

とはいえクィレル先生は鍋を煮るのに必死で俺には気が付いていないけど、側で見守ってるバジリスクちらりとがこちらを見上げてきたからにはあいつは気が付いてるか。

ハリエットがフェンリール・グレイバックに攫われた時はあいつは半冬眠状態で暖炉の側を離れなれなかったから仕方がないってハリエット自身に言われて慰めれて、以来ハリエットの腕にべったりなのに、ここに居るって事はやっぱヴォルデモート絡みか。

先生が何かブツブツ言いながら骨だの人の腕だの入れてる。

「・・ち・・骨・・・じゅ・・腕・・仇の血・・・」

それに何かのカップや髪飾りやロケットと・・指輪も鍋行きだ。

入れるたんびに煙が上がってこれぞ魔女の大鍋です状態になってすげえと、思わず映画鑑賞の気分で見入っちまった。

「・・ちゅ~う~(あのな~楽しんでる場合か?)」いかん、スキャに呆れられた。

あれだけ大掛かりな魔術はきっととんでもない・・「ちょっと待った――――!!!!」

 

-バッガーン!!-配管をコンフリンゴで爆破して、衝撃と余波はプロテゴで、落下は自分に浮遊呪文掛けて落下阻止!でもそんなことはどうでもいい!!

「何赤ん坊を鍋行きにしようとしてるんだ!クィレル先生!!お前も止めろバジ!」

怪しげどころかとんでもない事をしようとする奴は誰であっても絶対に阻止もんだ!!

「おや、やっと降りてきましたねロン君。あんな狭い配管でご苦労様でした。」あれ・・ばれてた。

「そっちはいい!何を怪しい事してんだクィレル先生、その赤ん坊をどうするつもりだ?」

・・言っててなんだがクィレル先生の腕にいるのって赤ん坊だよな?それにしてはなんか可愛気を感じねえのが不思議だ。

「この赤ん坊は、君の言うところの先生だ。君も薄々気が付いていたのだろう?私の後頭部に・・」

「でっかいいぼのような寄生物が付いていたか?」

「・・いぼとは・・まあいい。私にとりついていた御方の肉体復活の目処が立って、今ようやく目的が達せられる。」先生の奴、優しい顔をしていってる。

「・・そいつの事が好きなんだな・・」

「そうとも、なによりも誰よりも愛しているよ。この身を擂り潰されようとも、死ぬその瞬間まで仕えていた御方だ。」

「・・ハリエットやネビルよりもか・・」

「痛い事を言ってくれる。私はずっと愛を知らなかった、近頃ようやく分かりかけている。

それでもこの御方の方が大切なのだよ。」ハリエット・ネビルを見ていると胸の底が温かくなり、

もっとお茶を注いでお菓子を出して優しくしたくなるのが愛だと言われればそうなのかもしれないと思う程に、あの二人を愛しているのかもしれない。

それでも、この身と心はご主人様のに捧げる気持ちは揺るがない。

 

「だからね・・」-ポチャリ-「この御方を復活させる。」

しまった!!クィレル先生の奴!何のためらいもなく赤ん坊・・いや!!ヴォルデモートを鍋行きにしやがった!! -ボン!-  -ボン・ボン!!-

鍋が沸騰をして-ガッシャーン!!-割れやがった・・

 

      

 

     「ふっはっはっはははっはは―――――!!俺様の復活ら~!!!」

 

 

 

水蒸気で何も見えねえ!!甲高い子供の声が・・・・・あれ?甲高い子供の声で・・・なんか語尾も舌足らずに聞こえたような・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご主人様⁉」水蒸気が晴れ始めるとクィレル先生の素っ頓狂な声が響いた・・水蒸気が晴れると、そこにいたのは全裸の2・3歳児が立っていた。

・・・え⁉クィレル先生ってヴォルデモートを復活させようとしたんじゃねえの⁉

何がどうなってああなった⁉




ヴォルデモートの復活劇でした。

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