ああもうあの狸爺!!絶対に将来は狸汁にしちゃる!!
「いましたわ!そちらの方に!!」
「囲い込むわよ!!」
「誰か投網でも持っていないの⁉」
「ちぃい~!捕まってたまるか!!!」-ダン!-
階段の手摺りをガッと乗り超えつつ、ロンは内心で腹黒狸校長に切れつつ、大逃亡劇を繰り広げている。
大お茶会から三日目、「これにて授業は終了・・」-ガタン- -ガッタン!-
「ロナルド・ウィーズリーさ・・」
「あ!またいない!!」
「そんな!今日の授業はもう無いのよ!!」
「大広間で・・」
女子達が物凄い勢いでロンが席に座っていた席を見てみれば・・・・何故か案山子が置かれていた!!
「まあ!Mr.ウィーズリーは初めから案山子に身代わりを・・・グリフィンドールに10点を差し上げますとお伝えなさい!!」授業をさぼった事よりも、変身魔法をいかんなく発揮したロンに感極まったマクゴナガルは、罰則どころか点数を上げる。
それ程までに案山子に戻るまでロンにそっくりだった。
今日はいやにおとなしいと思えば、案山子の身代わりならば納得だ。
入ってきた時はいつもと変わらずで、一体どこから案山子の身代わりだったのか是非知りたいとマクゴナガルは考えているが、身代わりを置いてドロンしたロンにそんな余裕はない。
大広間は止めにして、直接厨房からご飯を貰おうとしたロンの行動をいち早く見抜いた女子達は先回りをして、ロンを捕獲すべくなんとインカ―セラスが複数飛んできた!!
ロンはプロテゴを無言で使いつつダッシュで逃亡を開始した。
それもこれも全てダンブルドアが悪い!!
お茶会の後にとんでも発表をした狸校長のせいだ!
「今年は寮対抗戦のクィディッチは無しじゃ。」
夕食後の大広間で、ダンブルドアの宣言に大半の色めき立った。
「「御冗談でしょう!校長!!!」」
人間ブラッジャーのツインズ、ジョージ・フレッドが先頭に立って。
「今年は三大魔法学校の対抗戦を催す事になった。」・・ちょっと待て・・
まさかあの原作で-ハリー・ポッター-がどえらい目にあって!セドリック・ディゴリーが死んだあれか⁉
クィディッチがなくても別にいいだろうと、魔法族の裏切り者的な事をのんびりと考えていたロンはがばりと身を起こしてダンブルドアを睨みつけた。
冗談じゃねえ!!今年こそはハリエット達に平穏なホグワーツ生活を送らせるつもりだ!!
邪魔すんじゃねえ!!!
視線だけで射殺せそうな殺気に、さしものダンブルドアも身震いを起こす。
何やら生命の危機が・・「いやなに!本来ならば、三大魔法学校対抗試合を100年振りに復活をさせようとと思ったのじゃがの・・」大お茶会でもう魔法省を頼ってしまったので今年は頼れず大規模な事は出来ず、そもそも二校に打診をしたが即座に却下をされた。
遠く海の向こうのフランスのボーバントンとドイツのダームストラングにも、ホグワーツのやばさがバッチリと伝わっていたのが痛かった。
二校も魔法学校だが、バジリスクがいるだの、アクロマンチュラがコロニー作っているだの何てなかった。
どんだけやべえ所なんだよホグワーツは・・他校を比べてついついと思ってしまうが、二校が断ってくれてよかったが、どうやら-普通のクィディッチ-はしてくれるらしい。
「その際に、三大魔法学校対抗のイベントの-クリスマス・ダンスパーティー-をする事になったのじゃ。
今年は一年生のダンスパーティーも認める事を、各先生方と協議をして決定じゃ。
皆で楽しむのじゃぞ。」・・・マジですかい、まあお茶会に比べれば子供達の面倒はそこまでじゃねえか。
大規模催しのノウハウが出来て、先生たちも自信が出来たか。
「ちなみにダンスパーティーの出場条件はパートナーを伴った者のみじゃ。
出場は強制ではなく、明日各寮に配布をするので提出は来週までじゃ。
各ご家庭とよく話し合い提出をするように。」・・・ここまでは良かったんだが・・
「その際にはパートナーも決めておくように。」
この一言のせいで、俺の逃亡生活は余儀なくされた・・
次の日から来るわ来るわ、パートナーの申し込みが!!
中には一年生の子もいるってなんでだ?
「そのな・・まずは同学年のお友達を誘っておいで・・」優しく断るのも一苦労だったりする。
だからな!!「俺を犯罪者の目で見んじゃねえぞ!!」
友人達の目が冷たいのが理不尽だ!
俺はロリコンになった覚えはねえ!そもそもが俺は女と付き合った事もねえ!
「・・・だから余計に疑惑が湧くんだろう。」同年代にそっちの興味がなく、お友達なままっていうのもどうなんだとドラコが突っ込みを入れる。
「お前達は決まったのかよ?」
余裕な顔しちゃってまったく。
対岸の火事で見ている友人一同に聞いた結果
・ネビル・ロングボトムとダフネ・グリーングランス
・ドラコ・マルフォイとハーマイオニ・グレンジャー
・ビンセント・クラッブとパンジー・パーキンソン
・グレゴリー・ゴイルとフリージア・ナーサリー
・ジニーとコリン・クリービー
・ジョージとアンジェラ
・フレッドとアミル
の結果となっていた。
「俺は・・どうしよう・・」ハリエットはダンスパーティーかダーズリーさんの家かで悩んでいる。
ちなみにセオドールはアストリアを誘っているが色よい返事がもらえないらしい。
「私がパートナーではセオドールお兄様が楽しめませんわ。」
病弱な自分ではと、申し訳なさそうな顔をして言われたら無理強いは出来んだろう。
まあセオならパーティーそっちのけで、アストリアにべったりとしそうだからそれはそれでありだろう。
ネビル達はのんびり同士で気が合って、ドラコ達は勉強大好き、意外にパンジーがビンセントの面倒を見てくれて、グレゴリーはちょい悪男のワイルドっぽさで近頃じわじわと人気が出てきているのは知っていたから、この組み合わせは意外じゃない。
それにしても俺達の結束力って凄いな、他はまだパートナー決まって無いのが大半なのに、一夜にして速攻で決めるって仲良しで何よりだ。
さて俺はどうしたもんかなと暢気ぶっこいてたら女子達が本気で怖くなってきた!
日を追うごとに申し込みが増えてきて、普通に歩くのも容易じゃなくなってきて困ったなんてレベルも越えて辟易とする。
食べている時もお構いなし!俺の平穏な日常を木っ端みじんにした元凶狸は!!いつか必ず狸汁いきだ!!
・・・・何でだろ?ロンが他の女の子に追われているのを見ているとモヤモヤとしてむかむかとすんのわ。
パーティーを楽しんでらっしゃいとペニチュア叔母さんに言われたハリエットは、胸の中に生じた思いを持て余しつつ、苛々としている。
平和な中のお悩み事でした。
ロナルド・ウィーズリーのお相手は一体誰になるのでしょう。
ロ 「俺にも踊れってか!」
筆 「当然です。」
ロ 「なんでだよ!!」
筆 「主役何ですからきちんと出なさい!!」
ロ 「コンチクショウ!!!」
以上ロン君の叫びでした。