本編が遅々として進んでいないのに外伝に手を出します!!
突然降ってわいた、原作のロンと無法者のうちのロンが入れ替わったら、原作の皆さんがどんなふうに振り回されるのか書きたくなってしまったのです。
多分にごり押し、ご都合主義発動しまくります。
許せる方のみどうぞ!!
おかしい、確か俺はホグワーツ城の自室で寝ていたはずなのに何で隠れ穴の自室なんだ?
目が覚めたらまあ知っている天井ではあったが、あり得ない天井だった。
昨日もハリエットの事を考えていて悶々として、スキャに鼻をこすられて慰められて寝たはずなんだがな。
起きたら自分っちってこれ如何に?
つねったら痛い、試しに自分に爆発呪文使おうとしたら母さんの起こす声が聞こえた。
つねっていたいなら夢じゃないらしいし、どうして俺が家に居るのか母さんに聞くか。
「おはよう母さん、何か持ってく?」
着替えて顔を洗って-いつもの様に手伝うことない?-と聞いたらえらく驚いた顔をされた。
「お兄ちゃんがてつだうの?」なんかマイ天使にまで怪訝な顔をって!
「ジニー!!学校どうした!何でお前まで・・」
「はぁ⁉馬鹿じゃないの?今は夏休みでしょう?寝ぼけてるの。」なんかすんごい塩対応。
いつもだったら俺がドジればくすくす笑いする妹が塩対応なのはきついぞ!
-ドッカーン!!-
って何の音だ!!
「全く!!あの二人ったら!!!」・・あの二人?まさかとは思うが・・今夏休み、ジニーの言っている事が本当なら、騒ぎを起こす二人って・・しかいないよな。
「・・いいよ母さん、俺がしめてくる。」久しぶりの説教フルコースもんだ!!
-ゴン!-「って!!!」
「ロン!!俺なんて言葉は止めなさい!!いつもは-僕-って言ってるでしょうに!!」
何でか俺が怒られ・・は⁉
俺が・・僕って・・言った事・・
「まあまあ母さん。」
「-ロン-も年頃なんだよ、今年から-五年生になる-んだからさ。」
・・屋根裏部屋から降りてきたジョージ・フレッドが何か変な事を言ってる。
ロニー坊や呼びしていない・・
「ロン!そんな言葉-ハリー-に移ったらどうするの!!」
「えっと母さん、あいつもまあ・・俺と・・」-ゴン!!-
「また言って!いい事!!今年はハリーは-例のあの人-のせいで命の危険があるんですからね!!
一昨年みたいに-車-で連れてこないようになさい!!」
「エ――――!!何で母さん-ヴォルデモート―復活知ってんの⁉」
あれはホグワーツ城でも狸校長と教授とマクゴナガル先生ととりつかれていたクィレル先生しか知らない筈の極・・あれ?
ちょっと待て、俺ハリエットを車で誘い出して何て・・それしたのって―原作-の事でって!!!まさか!
嫌な予感がした俺は家にある古新聞をダッシュで読めば・・・死にたくなった。
―セドリック・ディゴリー ハリー・ポッター、両名が三大魔法学校寮杯に出場-
から始まり、ハリーへのリーター・スキーターの捏造やら・・最後にはセドリック・ディゴリーの死で締めくくられていた。
不意に理解してしまった、方法は分からんが俺は-原作-の世界に来てしまったのだと。
「エクスペクト・パトローナムス!!!」
・・・・本当にここはハリー・ポッターの世界なのかを確かめるべく、来慣れたプリペット通りに来てみたら、吸魂鬼に襲われている-ハリー・ポッター-と従弟君発見。
なので守護霊出して塵化させてやった。
「えっと・・ロン⁉何でここに居るの!え!!君って守護霊使えたっけ⁉どうしてここに居るの⁉」
俺がここに居るのが一番不思議らしく、守護霊の事よりもそっちを二度聞かれた。
「いや・・夏休み中のハリーの様子が気になって。ほらここって一度着た事あるから場所は覚えていて・・って。」-バサァ~-
しどろもどろ話してたら梟が来てなんか手紙渡された。
開けてみたら魔法省からで、未成年の魔法法に抵触をした事による呼び出し状だった。
・・・・呼び出し状が俺じゃなくってハリーってどう言う事だ?
呼び出された件と吸魂鬼が昼のマグル界のど真ん中に出てきた件を説明するために、俺はハリー・ポッターを家に拉致ってきた。
拉致ってきたたとは聞こえが悪いが、従弟君にハリーの命の危険を伝えて、ハリー・ポッターに荷造りさせてさせている間にペチュニアさんに丁寧に説明をして夏休みの間預かる旨とそのままホグワーツ城に向かう事を話して納得をしてもらって連れてきたのだが、半ば強引なので拉致ってきたと言われれば文句を言えない。
当然家族皆が唖然茫然だ。
まさか―ロン―がプリペット通りに一人で行ってしかも守護霊出したなんて、ハリーが証言してくれなかったら馬鹿言ってるで笑われて終わりな立ち位置にいるようだし。
こっちのロンは立場低くね?
ハリーもしどろもどろに説明してるところに、父さんから連絡貰った狸校長のお出ましだ。
「・・・・ふむ・・本当に君がしたのかね、Mr.ウィーズリー?」
青い瞳がキラキラって・・こいつ俺に開心術かけ中かい!!
腹立ったので無言で守護霊出して鼻に突撃させてやった。
「ロン!!お前はダンブルドアに・・」
「だって本当の事を言っている奴に開心術掛ける方が問題だろう父さん。」
無礼者には容赦せん。
「これで守護霊使えるって証明されたはず・・です。
今日はハリーも疲れていると思うので、魔法省への呼び出しは俺一人で?」
「ふむ。。ハリーじゃと思ってファッジ大臣と話し合って後日となったが、君じゃった事を伝えんといかんの。」
そうだな、あんたの手駒じゃなくてよかったなとは言わんでおくが、この爺内心でホッとしてんだろうな~。
火の粉がかかったのがお気に入りのハリーじゃなくて俺で。
サクサクと進める様は普段のロンではないとハリー達はものすごく驚愕をしたが、吸魂鬼に襲われたこともあり、一旦休むことにした。
明日ロンに色々と聞かねば!!
無言呪文で守護霊出せる実力をどこで手に入れたのかも含めて!!!
狸爺としてはハリーを不死鳥の騎士団の本部に引っ張っていきたかったようだが、ここでやらかしたのは俺なのでそこまでは手厚く保護する気ないようで強くは言われなかった。
そう言えば・・「・・何かの~Mr.ウィーズリー。」
狸の左手をとってまじまじと見れば、-まだ-綺麗だった。
原作うろでも所々は覚えてる、それも-ダンブルドア-の異変から死に関してはやけにはっきりと。
「・・・過ぎたものは戻らない、時間は前にしか進まない。タイム・ターナーも万能じゃない。」
「・・・・そうじゃの・・」
ダンブルドアはロナルド・ウィーズリーの突然の行動に戸惑う。
この子供はチェス以外は平凡な・・少々年よりも幼い子供の筈が、無言呪文で守護霊を出した事、的確な判断をした事で困惑をしているというのにその上何を。
「死者がよみがえる事は決してない、それはゴーストになっても蘇る事は決して無い。
死者は望んでゴーストになった者達以外はそっとしておくべきだと俺は思う。
たとえ-死者に会える-といわれる魔法道具があったとしても、使われずに灰にすべきだ。」
「っつ!!」
「後悔で身を滅ぼすことも愚かだと思っている。
そんな事よりも-今-を守り先の未来に進む道標をすべきだ。」
「それは・・」
「死はいつか誰に訪れるものにせよ、その死に方によって大勢の人々の心が傷つくのもまた然りだ。」-バッ!-
「・・・それは何かの予言かのMr.ウィーズリー?」
まるで、自分がこれからしようとしている何もかもを見透かしているように・・。
「いいや?予言なんてまやかしを俺は言わない。
あれは-害ある言葉-だ。
それが発せられなければ平凡でいられたかもしれない人生をしっちゃかめっちゃかにされる代物だ。」
予言なんぞ言われなければ少なくともハリーの両親は死なずに済んだかもしれない。
-愛の呪文-はきっと誰でも・・大切なものを持つ者達には使えるはずだ。
いつか誰かがヴォルデモートを弱らせていたかもしれない・・・・とは言えるかどうかわからんが、まあぶっちゃけ俺が予言嫌いなだけなんだよね。
ダンブルドアは奇妙な顔をしてそそくさと立ち去って、後には眠い俺とそんな俺を物凄い形相で見ているハリーと家族が残った。
・・書いてもうた・・
頑張って五・六話で終わらせますのでお許しください!!
ロ「また邪神野郎の仕業か!!」
筆「えっと・・」
ロ「ぜってえぶっ飛ばす!!」
・・ネタはそのへんにします・・