スキャがいない、これはかなり深刻だ。
俺の横でいつもしている気配が無いのは辛いな。
確か豆フクロウを貰ったとかなんとかあったろうが、そいつはスキャじゃないしいいや。
どうやって帰れるんだ一体とか、悩まないよな俺って~。
来た時は突然だがら、帰る時もきっと突然だろう。きっと邪神野郎はともかく気のいい神様が拾って・・くれる。
「アーサー!一体ロンは!!」
「落ち着きなさいモリー、子供達が起きてしまう。」
「でもあなた!ロンがあんなことを・・あの子は子供っぽくって手が焼ける子で・・あんなことを一度も言った事もした事まない子だったのよ!!」
本人の落ち着きと裏腹に、両親は我が子?の事でパニック起こし中だったりする。
今まで親や他人の言葉をうのみにして軽挙妄動が目立っていただけに、魔法省からの呼び出しに対してもどこ吹く風何て!
今までのロンならば真っ青になってパニックなって、周りに縋りついていただろうに!
-今から行くなら夕食はどうすればいい?-
の一言のみで終わらせたのだ!
モリーがパニックを起こすのも無理はなく、内心でもアーサーとても戸惑い困惑をして、今すぐロンと話がしたい所だが、如何せん疲れがピークで結局朝一になった。
「・・・あの子は寝起きが・・」
そうモリーが心配をしていたのをまたもや我が子?にぶち壊された。
ロンは朝一で庭に出て眠っている庭小人を瞬時に駆除をしてから庭に座り込み、目をつむり始めた。
魔力は体内を巡るもの、ゆっくりと量を増減をして、循環をするイメージトレーニング。
実家でもホグワーツ城にても欠かさない日課だ。
「ロン、話がある。家の中に入りなさい。」
その魔力は一般魔法使いを遥かに凌駕しており側に近寄るのさえ難しく、アーサーが外から声を掛ける。
「・・・・ああ父さんおはよう。」
日課の後は少々けだるい、体がふわふわとして挨拶返すのがやっとだ。
「・・おはようロン、家に入りなさい。」
「分かった、その前に見回りしてきてもいい?何せハリーがいるんだし・・」
「それは大人の仕事だ、騎士団の何人かがもう何人か巡回をしていてくれているはずだ。」
「そっか・・そうだよな~。」あっちでこんなことが起こったらシリウスが早々に来て俺を引きずって悪党退治~とかやるんだろうけど、こっちのロンは入れられないか。
まあそれが子供に対する普通の対応であって、駄犬がおかしいのか?
・・って事はなるたけ大人にお任せがいいのか。
「さて守護霊を、それも無言呪文で何ていつ覚えた?そもそも誰に教わった。」
これちょっと不味い系だ。
「・・ロナルド・ウィーズリーだって頑張ればできるんだって言ってみてもいいと思う・・」
同情系で行こう!今まで目立たずに、ハーマイオニーとハリーの陰に隠れていた自分とはおさらばしたかった系で行こう!!うん!
「・・・そうか・・」
「そう!!」
「・・そうだな・・お前も・・そうか、母さんには父さんから話しておく。」
「うん、お願いね父さん。あ!ハリーおはよう!!」
「あ!ロン!!昨日は一体どうしたのさ!!!」
「まあロナルド・ウィーズリーがああいうことできて言えたら変かな?」
暗に親友を低く見ていて、いきなりレベルの高い事をされたら驚くのかという聞き方をしてみた。
「いや・・ご免・・・ロンも頑張っているんだよね・・きっとハーマイオニーも驚くよ。」
少しきつく言い過ぎたかな?
「気にするなよハリー、朝ごはん食ようぜ。モリー母さんの朝食は世界一だ。」
「そうだねロン!僕も毎日食べたい!!」
「そしたら夏休みはずっとここに・・」
父さん・母さん・ハリーは何とか切り抜けて、双子は懐柔することにした。
「ほら、部屋全体にプロテゴ張ってるんだから実験し放題だぞ。」
「・・でもロン・・」
「本当に・・」
・・信用なしか・・
「コンフリンゴ-爆破せよ-」-バン!!-
寝そべっていた長椅子から起きた弟がいきなり杖抜いて木材爆破って!!
しかもあんな・・あれ?
「凄い破裂音なのに。」
「誰も来ない?」
「言ったろう、部屋全体にプロテゴ掛けたって。マフリアートも追加してある。
新しい魔法道具作りたいんだろ?
こんなご時世なんだから明るく楽しく、出来れば人を軽くでも守れるやつも頼むよ。」
確か-去年-ハリーから賞金を全額貰ってるはずだしな。
金には困っていない筈だ。
「「ロン!」」
「君がこんなに話の分かる奴だったなんて!」
「今からでも僕等とチームを・・」
「悪いけど、俺は呼び出し対策をしたいんだ。」頭はそっちに使いつつプロテゴモはる事にして、双子の解呪は成功したんだがな~。
「・・・どうしたジニー?」マイ天使・・とは違うが妹がジト目してくる。
「・・何かロンらしくない!」・・・俺一応兄なんだが、こっちのロンが許してこうなっているのなら仕方がないか。
それでも「あのなジニー、ロナルド・ウィーズリーじゃなかったら何なんだ?」
「・・分からない、でもいつももっと・・」
「子供っぽい?」「・・うん・・」
「無能?」「・・そこまで言ったことない!」
「そのうち教えてやる、だから家族をこそこそと探るな。それは家族とは言わない。」
「・・・分かった、ちゃんと話してよね!!」
怒って行ってしまったが、何とかなんだろう。
さてさて俺の呼び出しが決まったって、「なんでハリーも出頭なんだよ!!!」
やったのは俺だって狸校長のお墨付きだろう!!
「・・きっとファッジが証言者にハリーを選んだんだろう。」・・・ざけん、俺の・・とは違うがロナルド・ウィーズリーの友人に手を出してただで済ますか!!!
ファッジの命運は如何にとでも銘打たせたい。
8月12日
ウィゼンガモット法廷って・・俺重犯罪者かよ。
まあ俺相手に姑息な罠はなく、定刻通りに開廷になったけど!目の前にカエル女がじろじろ見てんな!!・・・うざいな・・「ひぃっ!!」
・・んだよ、魔力込めの一睨みでビビるなよカエル女。
-カンカン!-
「静粛に、これより当法廷はロナルド・ウィーズリーによる未成年者の魔法の使用を審査する。」
裁判長は魔法執行部長のアメリア・ボーンズ・・ではなく何と魔法大臣コーネリウス・ファッジ大臣って、大臣の仕事どうしたんだよ。
向こうの大臣とはそこそこの関係を築いている気がする。俺を挟んて狸校長との馬鹿試合をしようとして。
でもこっちの奴はロナルド・ウィーズリーに差して興味がなさそうで、めっちゃハリーとダンブルドアしか見てない。
「・・未成年が無言で守護霊を・・」
「そもそも吸魂鬼が・・」
ああうるさいな~-ダン!!-
「四の五の言ってないで誰か真実薬持ってくるか、篩の記憶見ませんかとか建設な事を言ったらどうだ?
どっちかか両方やれば一発だろうが。」
大人のくだらない言葉遊びにはうんざりとして思わず地面を踏みしめたらヒビはいっちまった。
弁償は出世払いで頼もう、ってあれ?
皆黙っちまったよ。
「ウォフォン!・・Mr.ウィーズリーちょっといいかの。流石に未成年の魔法使いにそこまでは誰もせんぞ?」
「本人が許可してんだから別にいいだろう?それに少なくともここに居る-二・三人-はそんなこと気にしちゃいないだろう。
何が聞きたいのかはっきりしない、時折被告であるものよりもハリー・ポッターを見てんだからやる気ゼロだろう。」
「かしこまりました、大臣この場より被告を連れ出して真実薬の準備をさせましょう。
私が全て取り計らいますわ。」
魔法法廷の場であっても、ショッキングピンクのフリルワンピ来た奴が何か言ってる。
「いいや、ここでこの場で飲む。もってきてもらえばいい話だろう。
それで真実が分かって終わりなら、持ってきてもらう手間を考えてもこの後の手間が皆はぶけるはずだ。」
「・・・よかろう、上級次官・ドローレス・アンブリッジに命じる。持ってこさせなさい。」
「・・かしこまりました大臣・・」
法廷がざわつき始めるか・・って、意外に早く来た。
「・・これは本当に真実薬か?」
「ええそうです、-破れぬ誓い-を結んでも構わない程の真実です。」
「ふ~ん・・・・大臣、結びをしても?」
何だと!!
馬鹿げている!!
結びはそうやすやすとは・・ -カンカン!!!!-
「静まりたまえ!どのような理由でそれを望むのだ?」
「簡単です、これが俺を操って-とある者達-が望むパペットにされたらたまったものじゃない。」
「我が魔法省を疑うか⁉」
「疑われ謂れがなければ結べるはずだ。」
・・・・このくそがきが!!!
「よかろう!ドローレス・アンブリッジに命じる!!!結べ!!」
短気なファッジは塵芥にも見ていなかったロナルド・ウィーズリーの物言いに腹立ち紛れでとんでもない事を言い、持ってきたアンブリッジも本物であるので、ダンブルドアを仲介人に立ってて結びをした。
その光景をハリーは真っ青な顔をして見ている。
ロンは一体何をするつもりなんだろう。ここに来る道すがら、何があっても黙っているように言われたが心配な事に変わりはない。
「結びましたわよ、さあ早く!!」
「ああ、飲んでもらおうか!!」-ダン!- -グビリ!!-
結びを終えたロンは、促すアンブリッジに足払いを掛け、手にしていた真実薬をアンブリッジの口に突っ込み飲ませた!!
「何を!!誰か・・」
「真実知りたきゃ騒ぐなおっさん!!!」
「なん!!」
「ドローレス・アンブリッジに問う!吸魂鬼をハリー・ポッターに送り込んだのはお前か?」
「そうです、私です。」
「目的は?ヴォルデモートに与したか?」
「まさか!私はヴォルデモートに与していませんわ。」
「ではハリー・ポッターに吸魂鬼を送り込んだ目的は何だったんだ。」
「・・そんなの・・」
「邪魔だったからですわ。」
「だって私の事を高く買っているファッジが困ったら、私が困るじゃない。」
「別に-例のあの人-が復活していようといまいと私には関係ありませんわ。」
「目障りなポッターを消すか、運よく助かっても未成年の魔法使用者として落伍者の印を付けられればそれでよかったのに。」
「よく分からない貴方が邪魔をした!」
「私の邪魔をする者は死んでしまえばいいんですわ!!」
「無能な大臣を助けようとしたのですから感謝をされても・・・」
「もう結構だ!!!!!」はぁ・・はぁ・・
あまりの言葉に、ファッジは息荒くアンブリッジの言葉を遮った。
しかしそこで追撃の手を止めないのがロンである。
「大臣、これが今回の一件の真実だ。
さっきの結びでこれが真実薬だある事は立証されている、つまりこの女が言った事はみんな真実だ。
それでこの一件にあんたは・・」
「関わってない!!私は何も・・」
「ならあんたが無能な事の証拠だ。
秘書が未成年者にこんなとんでもない事を企んで実行するわ、実は闇の帝王が支配者でもいいわだなんて危険思想社を隣に侍らせていたんだからな。」
はっきり言えばこいつカエル女共々罷免だな。
ダンブルドアだけならばまだしも、中立的な魔法執行部長も他の裁判員も見ていたら隠しようがない。
「その通りですロナルド・ウィーズリー。貴方の一件はただいまの上級次官・ドローレス・アンブリッジの証言で正当性が認められました。
当法廷は貴方を無実であるとし、この一件を閉廷とします・・大臣達は残るように。」
「そんな!アメリア・・」
大臣が喚いているのを無視して、俺達はさっさと法廷の外に出た。
「・・・・君の思惑通りかのMr.ウィーズリー?」
「さて、東洋の人曰く-人を呪わば穴二つ-じゃね?」己の呪いで滅びればいい。
原作五年生の諸々のフラグを一気に叩き折りました。