マイ天使達に会えて、兄貴達にも揉みくちゃされてようやく俺の相棒に会えてようやく帰って来れた実感がひしひしとする。
「スキャ!元気してたか?きちんとご飯くったか、会いたくって寂しかったんだぞ。
「ちぃちゅう!ちゅう!-勝手どっか行って心配したんだぞ!もういなくなるな!-」
大広間でロナルド・ウィズリーに明日は帰れることを教えてやった後はライオンに変身をして速攻でスキャ探しをしてなんとクィレル先生のところで発見。
どうやら昨日の明け方から来てずっとこの部屋に籠りっきりだったらしい。
「彼と君が入れ替わった瞬間に来たようだね。」
クィレル先生が苦笑しながら教えてくれた。
そうか、俺じゃないと直ぐに分かってくれたのかスキャの奴!可愛い奴だ!!
一人の少年と一匹のネズミがお互いの頬を擦り合わせてラブラブなのはどうなんだろう、そしてそんなのを見せつけられてる僕はどうすればいいんだ?
「あのさ・・そいつって・・・」裏切り者のピーター・ペティグリューじゃ・・
言いかけた瞬間物凄い目でロナルド・ウィズリーに・・・ああややこしい!こいつでいいや。
こいつに睨まれたってどんだけスキャバースが好きなんだよ。
僕だってスキャバースが裏切り者だって知るまではそれなりに可愛がってたけど、ここまでじゃなかった。
適当に面倒を見てそれなりに可愛いとは思ってたけど。
こいつ中身知らないんだったら黙っとこ。
「俺のスキャになんか文句あんのかよ?」
「そんな言葉遣いしてママに怒られないの?僕がそんな言葉使ったらすぐに雷とゲンコツを落とされちゃうよ。」
「・・・・向こうでしょっちゅう怒られた・・」
「やっぱり?僕帰った時本当に大丈夫?」
「言ったろ?きちんと誤魔化してきたって。」
それっていい事なのかな?
「しかし、ベラトリックスをナンパしてヴォルデモートを封じるとはね~。」
「クィレル先生、そんなんじゃないって言ってんだろ。」
誤魔化す以前に・・・この状況もいいのかな?
クィレルって初めてのボスじゃないか!
しかも何でこの部屋に用事がいるの⁉
「お前は相変わらずぶっ飛んでいるの~。ナンパで敵を倒すとはお前しかできないじゃろうな~。」
・・・この子供本当の幼児なの?
スキャ探しの旅に出た時、ロンは同じロンを口に咥えてダッシュして、ロナルド・ウィズリーは放心状態でカオスな状況に放り込まれた。
行った先には元ボスがいたのにぶっ飛び、幼児が実はヴォルデモートだと知れば騙して飛ばしただろうが知らぬが何とやらだ。
裏切り者に初ボスに大人の言葉を話す謎の幼児ってどんな状況なんだろ。
それよりもベラトリックスにナンパって!それでヴォルデモート封じたってどうやったのさ!
ダンブルドアでも出来ないで、凄い大人たちだって束になっても勝てないってびくびくしてたのに。
ナンパ・ナンパって酷くないか皆して?
俺はただヴォルデモートの居るところに連れて行ってほしかっただけなのに。
向こうの狸校長ことダンブルドアの呪われた右腕をぶった切った後、色々とでっち上げて来たのは本当だけど。
腕をぶった切った後は流石のハリーもハーマイオニーも目の前にいるのが自分達の知るロナルド・ウィズリーでは無い事に確信を得て杖を向け本物のロンをどこにやったと詰問をした。
もしも目の前の男がヴォルデモート配下の者でロナルド・ウィズリーを殺したと言ったら僕がこいつを殺してやる!
ハリーの目に殺気が宿り、じりじりと得体のしれないロンもどきに近づいていくのをハーマイオニーは杖を構えながらもハリーの前に立ちふさがりながらなんとか押しとどめる。
うん、これって全力できちんと誤魔化さないといけないやつだ。
ロンは持ち前の地頭をフル回転させてずっと考えていたでっち上げを披露した。
「俺は未来から来たロナルド・ウィズリーだ!」
別世界が通じるかどうかわからない、下手したら精神疾患疑われて病院送りにされるよりはタイムターナーの凄いのが未来で開発されて、逆行されてきたっていう方が通るだろう。
とにかくこのままの未来は悲惨しかないとでっち上げる。
ダンブルドアは亡くなり、ハリーは敗れ、希望の無くなった魔法界はヴォルデモートに蹂躙をされた。
英国の事なので他の国の魔法界はわが身可愛さに手助けはなく孤立無援となり、ヴォルデモートは暴君となりはてマグル・半純血のみならず、少しでも自分の意に沿わないもしくは気に入らない純血の者にも暴力振るい始め恐怖政治の日々。
レジスタンスとなった者達、のみならずヴォルデモートの恐怖政治により目が覚めた純血貴族たちもヴォルデモートの目をかいくぐりタイムターナーを改良して遂に完成をし!
「この時代のハリーの近くにいたのがロナルド・ウィズリーだから俺が来た。」
甘ったれで洟垂れだったロナルド・ウィズリーは、目の前で親友のハリーを無残に殺されたのをきっかけに今の自分になったのだと。
「俺は今度こそハリーの幸せを守りたいんだよ。」
この言葉に嘘はない、何故なら原作のハリーの終わり方は俺は大嫌いだからだ。
彼を支えた者、癒したもの、助けてくれた者達のほとんどが彼を庇って亡くなったのはハリーの心をどれ程傷つけたか。
俺の方のハリエットはそうならないだろう、でもこの世界のハリーは?
・・・助ける方向で行くかと夏休み中ずっと考えていた。
なので早速動く。
「そこのお姉さん、ヴォルデモート卿に会わせてもらえないですか?」
すぐさまベラトリックス・レストレンジを見つけて声かけた。
俺の話があまりにもリアルで、ダンブルドアに対しての忠告から鑑みられてそれなりに信用してもらえたので行動で示すことにしてちゃっちゃと行動。
やっぱり俺って動く方が性に合ってるは。
騎士団の監視の下、探してもらったベラトリックスに早速お声掛けして撒き餌中。
なんだいこの男は⁉あのお方の名前をこんな人前で平然と言うだなんて頭いかれてるのかい!
ヴォルデモート狂いで純血主義に命を捧げてるベラトリックスにまで呆れられたロンは、あまりのぶっ飛び思考を持て余したベラトリックスはロンの名前と居所を聞いて主にお伺いを立てにすぐさま走った。
当然ロンは偽名とうその居所を教え、尾行がついてきても無視してホテルに入りベッドでグースか居眠りを始める。
ベラトリックスに会う前に老け薬を飲んだので対策ばっちりで挑んだろうから何かしらの収穫あんだろう。
そしたら直ぐに返事来たよ、夕食のラウンジに何となく怪しいスーツの男居たからさっさか話にいってそのままヴォルデモートの所にご招待。
「お前は何故俺様に会いたかったのだ?」
「いや、ヴォルデモート卿ってどんなのかと思っただけ。」
やべえよこのおっさん、禿げてて目は蛇みたいでうちの先生とは大違い。
偉そうで尊大なのに全く偉大さが伝わってこないのってこいつ本当に凄いのか?
あっけらかんととんでもない事を言った目の前の男にすぐに殺意の渦が襲い掛かったが、そこはもうロナルド・ウィズリーで片づけてしまおう。
全方向から放たれたアバダケダブラもプロテゴ・ホビリタスを杖なしの無言呪文でやってのけて、はじき返されて周りが倒れ唖然としたヴォルデモートにズボンのポケットから取り出した-小瓶-を向け封じろと一言放つ。
これを使う時が来るだなんてな~。
邪神野郎の後輩で、俺の面倒をずっと見ていてくれる親切でお人好しの神様が無理やり俺に持たせてくれた一回限りのチートアイテム。
吸い込まれた魔法使いは「何故だ!何故魔法が発動せん!!」
もれなく魔法が使えなくなり、非魔法族・マグルと同じになる。
後は説明要らんだろう、脅威たるヴォルデモートがいなくなったのを突入の合図にして熾烈極まりない戦いを経て主だった幹部連中は捕まり、魔法省も今度こそ逃がさない厳重態勢の構築をダンブルドアと協議して内部では魔法が使用できない結界を施した建物を丸ごと作った牢にぶち込み終身刑。
下部組織も順調に壊滅しようと特赦出たシリウス・ブラックが張りきり始めたところで俺は連れ戻された。
目と鼻と口からありとあらゆるものを出したお人好しの神様に抱き着かれて有無言わさずに明け方のホグワーツ城内に。
俺そっくりの赤毛見つけたから声かけたらえらく卑屈なロナルド・ウィズリーで驚いたのは内緒にしておいてやろう。
向こうの説明を一通りしてやって、未来のロナルド・ウィズリーがしたことは何も知らない、気が付いたら月日がたったホグワーツ城内にいたことにしてもらう事にしてお開きにしたら、翌日にはいなくなっていた。
さて、向こうもそれなりに平和になるだろうし、めでたしめでたしでいいと思うぞうん。
強引に終わらせました。