「暁よ。よろしく。……何? ああ、分かった。『一人前のレディとして扱ってよね。』これでいいかしら?」   作:水澄 信

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武蔵を出して3日後、2隻目の武蔵が……

メインで書いてるなろうの方より投稿が断然早い(早いとは言ってない


作者「やった!大和だ!」

なろう「おめでとう」

ハーメルン「で、投稿は?」

作者「」


……中間試験やらなんやら言ってる間に新イベ始まってんじゃんか俺の馬鹿野郎!

大和はE2で初投入。


2話-さばいばる

転生してから僅か2日目。俺はまた、一つの疑問に直面した。

 

 

答えのない疑問、しかしこの疑問を抱く者は少ないだろう。

 

 

人が生きる理由、それを考えた時以上に俺を悩ませる、この疑問は。

 

 

 

 

 

「サバイバルでレディーらしくってどうすりゃいいんだよ……。」

 

 

 

 

 

※―※―※―※―※―※―※―※―※

 

 

 

 

数時間前。目を覚ました俺は、妖精さん相手に暁らしい口調の練習をしながら廃墟の探索を行った。その結果分かったのが、

 

「この廃墟なんもないな……。」

 

「てーとくさん、あかつきしなきゃ!」

 

「あ、ごめん。」

 

他の部屋の殆どが天井の崩落によって瓦礫の山と化し、到底使えそうなものは見つからなかった。収穫といえるものは空の段ボールが十数個に運よく無事だった空き部屋が一つ。

 

他人の部屋を使うというのも落ち着かないので、拠点を空き部屋に変えるとして。

かなり妖精さんたちが騒がしい。

 

「妖精さん、段ボールの上で飛ぶのやめて。」

 

「「えー」」

 

「埃が舞ってる。」

 

「「えー(´・ω・`)」」

 

……やはりというか、かなり聞き分けが悪い。まるで幼稚園生みたいだ。

 

「じゃあ、島の探索したいから着いてきてくれない?」

 

「「はーい!( ◦ ▽ ◦ )」」

 

新しい玩具(しごと)をあげれば喜んで着いてくるところとかも子供のそれだな。

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

そして、廃墟から出ておよそ30分。

 

 

「てーとくさんなにさがしてるのー?」

 

「食用の果実が取れる木か魚が取れる湖、木材に、スクラップなんかも欲しいな。それに出撃するなら燃料は絶対。」

 

「わー」

 

「たよれるー」

 

「ふふ、当然。もっと頼ってもいいのよ?」

 

 

何気ない会話だった。

 

 

でも。

 

 

「さばいばー!」

 

「だいこくばしらー!」

 

 

「う、うん?」

 

 

「れきせんのおとこー」

 

「ひゃくせんれんまー」

 

 

「いや、サバイバルはまだ3回目だし、レディーってのはサバイバルなんて……」

 

 

気付いてしまった。

 

 

「サバイバルでレディーらしくってどうすりゃ……

 

 

そして冒頭に戻る。

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

「たしかに」

 

「れでぃーはさばいばー?」

 

 

「まずは考えろ。暁の思い描く"レディー"ならどうする?」

 

「かんがえるひと」

 

「わいるでぃっく!」

 

 

「イメージが湧かないな……。俺の知ってるレディーはまずサバイバルなんてやらないし……」

 

「うぃあっさいーごのっ!」

 

「さばーいばっ!」

 

 

「そもそも"レディー"って何だ?優雅さ?知性?暁は何を以て"レディー"と考えた?」

 

「いのししとったどー!」

 

「ばーべきゅー!」

 

 

「妖精さん達はそこん所どう思う!?」

 

「え?わかるー」

 

「やっぱりにくにはごはんがほしいよねー」

 

「話聞いとけやああああああ!」

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

「成程。つまり、一人前のレディーだ何だってのは、人前じゃなきゃ気にしなくてもいいのね?」

 

「そうそう」

 

「うらおもてはれでぃーのたしなみ」

 

「ふーん。妖精さんは裏とかあるの?」

 

「びっぐなやぼーがあるのだー」

 

「くわーはっはっはー」

 

「ふーん……。猪肉焼けたよー」

 

「「このにくはわれらがいただく!!」」

 

「……裏表なさそう。」

 

妖精さんが大荷物(猪肉)を入手したので一旦拠点に戻り、料理をせがまれてから優に五時間が経ち、既に日も暮れようとしている。

 

 

と、いうのも。

 

 

「りょうりしろー」

 

「にくをよーきゅーするー」

 

「いいけど、包丁は?」

 

「「………………。」」

 

「火種はどうしようか?」

 

「「なんてこったーい/(^o^)\」」

 

というわけで妖精さんに瓦礫から石包丁を作ってもらい、その間に薪を集めようとして。

 

 

「妖精さん。」

 

「んー?」

 

「羅針盤を回して欲しいんだけど……」

 

「らしんばんまわせるのはあっちのほうだよー?」

 

「あっちって、今包丁作ってる子の方?」

 

「うん」

 

「……じゃあさ。  ここどこ?」

 

 

……迷子になったのが原因である。

 

何とか戻ることができたものの、薪を忘れてきたので二往復する羽目になり、結局調理し始めたのは日が傾き始めた後だった。

 

調理といっても妖精さんの眼鏡を火種にして焚火を用意して、作った串に肉を刺して、海水から作った塩をかけて焼いただけだけど、

 

「こんごのしょくじがかりににんめいするー」

 

「こーえーにおもえー」

 

「「うまー!」」

 

中々に好評である。

 

「てーとくさんもたべてみー?」

 

「わけたげるー」

 

「……私が焼いたんだけどねそれ。じゃあ、頂きます。」

 

そして、

 

「美味っ!」

 

「てーとくさんくちょーくちょー!」

 

「れでぃーれでぃー!」

 

「おっと。……そうね。」

 

驚くほど美味かったので残りの肉も保存用に焼いて、余った部位は干し肉にしておいた。

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

「あさー」

 

「おきてー」

 

「んう……あとごふん……」

 

 

「おきろー!」

 

「ひっさつ、」

 

「「だぶるだーいぶっ!」」

 

「ゴハァッ!」

 

 

三日目の朝だ。朝食は昨日の干し肉。

 

サバイバル感はあるが……レディー感は全くない。

 

「てーとくさん」

 

「きょーはなにするのー?」

 

「そうだねまずは勢いよく鳩尾にタックルかましてくれやがった説教かな。」

 

「「ごめんなさーい」」

 

「……冗談よ。今日は……やっぱり島の探索かな?昨日は猪獲って帰ってきちゃったし。」

 

「おー!」

 

「さかな!」

 

「もくざい!」

 

「ねんりょー!」

 

「食べたら出発するからね。」

 

「「はーい!」」

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

三十分ぐらいで朝食を済ませ、廃墟から出る。

 

「じゃあ行くよ?忘れ物はないわね?」

 

「「はーい!」」

 

「じゃあ、出発!」

 

「「おー!」」

 

そして、一歩踏み出して。

 

 

 

 

「てーとくさん!」

 

妖精さんに引っ張られて砂浜に倒され、

 

 

 

 

丁度さっきまで頭があった位置を砲弾が通り過ぎて行った。

 

 

 

「てきかんみゆ!」

 

 




どうでもいいけど元号発表されましたね。

友人曰く、「麻雀の役みたいな元号」 んー……なんだかなぁ。


WGないのでE3で沼ってます。ほっぽちゃんの妹装甲固すぎ……。
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