「暁よ。よろしく。……何? ああ、分かった。『一人前のレディとして扱ってよね。』これでいいかしら?」   作:水澄 信

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イベ告知はっやい

8月末予定ってことは9月中旬頃……あれ?文化祭……。

E3はT有利で何とか突破し、E4の中枢棲姫の柔らかさ(ほっぽ妹比)に感動し、E5の支援艦隊を眺めながら完走しました。



Johnstonキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


3話-いきゅう

砲弾の飛んできた方角を見ると、視界に入ってきたのは赤黒い魚のような怪物、400m程先からでも分かる艦これプレイヤー(提督)なら誰しも見たことのあるシルエット。

 

 

「あれは……イ級?」

 

 

駆逐イ級。

鎮守府正面海域(1-1)から出現する、いわゆる雑魚である。

砲撃、雷撃いずれも弱く、例え直撃しても改二となった艦娘なら駆逐艦でも掠り傷で済む。

 

但し、

 

「あいつこーきがただよー」

 

「しかもえりーと!」

 

通常種に限る。後期型のイ級はそうでないものと比べ段違いに強く、運が悪ければ重巡洋艦でも大破に追い込まれることもある。そのelite(上位種)となれば万一のことも十分起こり得る。

 

ましてこちらは肉体こそ98の練度(レベル)を誇るが(艦娘)になってから実戦の一つも経験していない駆逐艦一隻。艦これは近代化改修(強化合成)改造(進化)を済ませてしまえば火力や雷装(ATK)装甲(DEF)耐久(HP)練度(Lv)が上がろうと上昇せず、そしてステータスは同じ艦種同士で比べれば基本的に艦娘より深海棲艦の方が高い。それでも艦娘が深海棲艦に勝てるのは練度による回避率、命中率の上昇つまり技術面によるものなので、海上での実践経験のない()の勝ち目はかなり薄い。

 

でも。

 

「まだこの身体の間合いとか、全然掴めてないんだけどなあ……。」

 

「てーとくさ…あかつき!」

 

「はやく!」

 

「……あー、分かってるよ!駆逐艦『暁』、抜錨!」

 

 

いくら愚痴を溢しても状況は変わらない。生き延びたいなら自力で目の前の敵を仕留めるほかない。

 

 

前世で習った武術だけを頼りに海に出る。

 

 

 

砲弾が飛んでくる。

 

 

斜め前に跳躍して躱し、そのまま水面を蹴って距離を詰める。

 

 

互いの距離が200メートルを切ったところで、また砲撃。

 

 

接近する速度を上げて躱す。

 

敵がようやく動き始めたが、遅い。

 

 

残り100メートル。妖精さんが何か叫んでいるような気がするがよく聞こえない。

 

 

残り50メートル。足元に迫っていた魚雷を飛び越えて躱す。

 

 

着水、残り20メートル。その勢いのままもう一度跳躍。

 

敵は砲塔を上に向けようとしているらしいが、それも遅い。

 

 

そして、残り0メートル(接敵)。落下に合わせて敵の頭頂部目掛けて踵を振り下ろす。

 

当てた位置は大きく陥没しながらも重量差で弾かれる、その勢いに乗りとんぼ返りして、そのまま顎に一撃。

 

 

するとイ級の眼は光を失い、一瞬痙攣した後に沈み始めた。

 

「おっと。」

 

……折角だし引き揚げて持って帰る。

 

 

「しかし、思ったより馴染んでるな……。」

 

この身体で初めての戦闘だとは思えない程に思い通りに動いたことに安堵しつつ、上機嫌で島に戻ると。

 

 

「ちがう、ちっがーう!」

 

「しゅほーは?ぎょらいは?」

 

「えっ」

 

「「かんむすは、なぐりあいなんてしません!」」

 

「い、いやでも、霧島とか長門とか金剛とか……」

 

「「くちくかんは、しません!!」」

 

「……そうなんだ。」

 

 

怒られた。

 

 

 

※―※―※―※―※―※―※―※―※

 

 

 

あれから30分。妖精さんの怒りも(主に干し肉が)収めたが、しばらくの間妖精さんから艦娘としての戦い方を教わることになった。

 

 

……座学で。

 

 

「あの、実戦は……?」

 

「てすとつくるから」

 

「ごーかくしたらねー」

 

「……分かった。」

 

「おわったらじっせんのほーもみたげるから!」

 

「ほーげき、らいげき、たいくーしーあい、なんでもござれ!」

 

「……肉弾戦は?」

 

「「いいかげんにせい!!」」

 

 

 

※―※―※―※―※―※―※―※―※

 

 

 

イ級の捌き方(解体方法)を妖精さんに教わったあと、流れ弾のせいで更に崩壊した廃墟(寝床)を片付けることにした。

 

「……それにしても、駆逐艦一隻だけでも随分と荒らされるものね。」

 

今まで出入り口にしていた穴は瓦礫に塞がれ、部屋としての形を残していた場所も幾つか潰されていた。

 

散らかった瓦礫を一箇所にまとめる。

 

「っと、重……。後で妖精さんが使うって言ってたけど、一体何に……あうっ!?」

 

考え事をしていたせいで不注意になり、足元の瓦礫に躓いて転ぶ。

 

「痛……。ついてないなあ……。」

 

そのまま立ち上がろうとして、

 

「…………?」

 

足元にある大きな穴に気付く。 暗く底が見えないがそこまで深くはなさそうだ。

 

 

 

「………………。」

 

 

 

普段なら安全策をとって、位置を覚えて戻り、妖精さんと相談してから調査するだろう。

 

だが、俺はそうしなかった。

 

「……ちょっと先に行ってても、問題ない……よな?」

 

僅かな気まぐれと好奇心から、

 

 

「よっと」

 

 

そのまま飛び降りた。

 

 

 

直後、何かに包 み込まれるよ  うな感覚。

 

 

 

どうや  ら周囲にあ   るのは液体ら    しい。しか    も触れ  ているだ    けで体か    ら力がど        んどん抜       けてい    く     。

 

 

 

 

 

次        第に     意識

 

 

 

 

 

 

も薄

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そおい!」

 

妖精さんにバケツ一杯の冷水をかけられて目を覚ます。

 

「……知らない天井だ。」

 

「おはよー!」

 

「うん、おはよう。」

 

「おきたおきた!」

 

「だいはっけん!ゆあべりいらっきー!」

 

「……どうしたの。」

 

異常な程にテンションの高い妖精さんを見ながら問いかけると、

 

「ここ、もとちんじゅふ!」

 

「ちかにあったにゅーきょどっくとそーこはぶじだった!」

 

「……マジで?」

 

残っていた眠気が吹き飛んだ。

 

「まじまじ」

 

「わたしたちうそつかないよー」

 

「ねんりょーもだんやくもごひゃくぐらいあったよ!」

 

「けんぞーどっくはこわれてたし、ぼーきもなかったけど……」

 

「……いや、十分すぎるでしょ。」

 

燃料と弾薬があれば補給は可能だし、入渠ドックあるなら回復もできる。ここにいればしばらくは困らないかもしれない。

 

「……『ついてない』ってのは撤回かな。」

 

「うんうん、ゆあべりいらっきー!」

 

「それじゃあはやくでてきてー!」

 

「……出てくる?そういえばここ何処?」

 

「どっくだね」

 

周囲には薄緑の暖かい液体が広がっている。予測はしていたが……

 

「……もしかして私、湯船に直接落ちた?」

 

「そーだね」

 

「にゅーきょじゅうじかんはんくらいだったよー」

 

「十……っ!?」

 

「ごーちんしてたからねー」

 

「ばけつつかったよ?」

 

「そっか……。まあ、ありがと。」

 

どうやら暁の身体は轟沈状態だったらしい。

 

その状態でも正常に入渠できたことに安堵していると、一瞬疑問が浮かんだ。

 

「……ねえ、妖精さん。」

 

「なーにー?」

 

「さっきイ級と戦闘したけど、あれって大丈夫だったの?」

 

「んー……。 わかんない!」

 

「分かんないって……」

 

「まあ、いまだいじょーぶそうだしいいんじゃない?」

 

「……それも、そうね。」

 

分からないことがあるなら放置するに限る。余計に頭使ってもあまり良いことないしね。

 

「そだねー。ところではやくでてきてー」

 

「はいはい分かってる。ああ、とりあえず今日中に鎮守府跡は一通り見ておきたいから、案内お願いできる?」

 

「いいよー」

 

ドックから上がる。少しふらついたが大きな問題ではなさそうだ。

 

一歩、踏み出す。

 

 

「「わたしたちのぼーけんは、ここからだ!!」」

 

「……これ最終回じゃないからね?」

 

 

 






改二

Lv175

HP:轟沈0/36

入渠時間:10時間27分30秒

轟沈時は95~98という設定です。

因みに、イベ海域で艦を轟沈させてしまった場合、リザルト画面に入る前にブラウザを閉じ、イベ終了時までログインしないとLostは回避できます。
その際母港を見ると、轟沈HP0の艦娘を見ることができます。入渠も可能です。
但し、出撃させると、死にます。



レアドロップ履歴

E1
・国後
・岸波
・秋月
E2
・江風
・矢矧
・鹿島
・藤波
・石垣
・大淀
・大淀
・天津風
E3
・大東
・ガングート
・野分
・神鷹
・タシュケント
E4
・大淀
・大淀
・Johnston
・Commandant Teste
・Gambier Bay
E5
・まるゆ

イベ期間中に入手したcommon艦
・霞
・由良
・熊野

E5確率しょっぱかったですね。50週でまるゆだけはちょっと……。

因みにE5で一度だけ道中撤退したんですが、摩耶大破、大鳳中破、北上中破、照月中破全ての原因が警戒陣での駆逐二級改後期型っていう……
ルフラに抜かれたならともかくなあ……
因みに夜戦まで追撃しましたが倒せませんでした。




大淀4隻もいらねえ
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