優しき死神と時間逆行者 *改名しました   作:雪風@イグニスター

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白き弾丸 その名はキュウべぇ 「投げやすい位置に居たから投げた。後悔も反省もしていない。」by流夜

今日はお菓子の魔女【シャルロッテ】が出現する日だ。それと同時に、今日は分岐点でもある。もし今日マミさんが死ななければここから先は全く未知の領域になる。転成者でもある俺ですら分からない未知の領域だ。だが、それでもマミさんは救わなくてはならない!!みんなを救うために!!そして何より…ほむらを救うために!!

 

現在俺たちは病院のグリーフシードの目の前にいる。これから俺たちはこの先の魔女を倒しに行く。しかし、問題が一つだけあった。それは…、

 

「まずいな、今日の夕食のためにって買ってきた卵、ここにおいて行く訳にはいかないし…。ほむら、ちょっと一回家に帰ってこれ置いてきてくれない?」

 

「何馬鹿なこと言って「バカナコト?」……ゴメンナサイ馬鹿なんかではありません!!…ってそうじゃなくて!?貴方一人で行かせるわけにはいかないでしょう!?」

 

何言ってるんだ?俺はこの先の使い魔共を八つ裂k…潰しに行くだけなのに。

 

「安心しろほむら。そんな奥まではいかない。取り敢えず使い魔共を八つ裂k…八つ裂きにして来るだけだから」(ニッコリ)

 

「いい笑顔で何恐ろしいこと言ってるの!?」

 

あ、間違えた。まぁいいか。

 

「取り敢えずそれは任せたからな」

 

俺は買い物袋をほむらに押し付けて結界の中に入って行った。

 

 

 

 

sideほむら

マズイわね。流夜の実力は知ってるけど一人でいかせてしまうだなんて…。もし、もしも巴マミの代わりに流夜が死んでしまったら、私…って、何考えてるの私は?彼とは一時的に協力してるだけのはず、なのにどうして、こんなに胸が苦しいんだろう?

 

「ほむらちゃん?こんなところで何してるの?」

 

後ろから声がかかった。そこにいたのは、

 

「まどか、それに美樹さやか」

 

まどかと美樹さやかだった。

 

「おい、私はついでか」

 

「まどか、貴女は急いで巴マミを呼んできて」

 

美樹さやかが「無視するなー!!」と叫んでいるが構っている暇はない。

 

「えっと、何かあったの?」

 

「流夜がここにある魔女の結界に一人で入って行ったの。私も急いで追いかけるからまどかは!?」

 

「わ、分かったよ!!」

 

まどかはそういうと走り去って行った。

 

「……で、私はどうすればいいの?」

 

そういえば美樹さやかも居たわね。

 

「貴女はこの荷物を見ていてもらえないかしら?」

 

そう言って流夜に渡された買い物袋を美樹さやかに手渡した。

 

「え、ちょっt」

 

「任せたわ」

 

そう言って私は結界に入って行った。

 

sideout

中に入ったはいいが使い魔があまり見当たらないな。まさかまだ奥の方にいるのか?そうなるといろいろと厄介なんだが…。

 

「しょうがない、一旦戻って…!!やっとお出ましかよ」

 

目の前に無数の使い魔が現れた。さてと、それじゃあ…、

 

「ショータイム…っと行こうか」

 

sideほむら

「っく、流夜は一体どこまで行ったのよ!!」

 

進んでも進んでも使い魔の大群。流夜は全く見えない。もしかして…、

 

「流夜、全く別の場所にいるの?」

 

可能性がないわけではない。ここまでくるのに分かれ道があった。流夜が別の道を進んでいれば会えないのも納得が行く。となると…、

 

「一旦戻ってもう一つの道を進んでみるべきね」

 

私は急いで来た道を戻って行った。

 

 

 

 

戻っていると、そこには巴マミとまどか、あと美樹さやかがいた。

 

「何かまた私ついでみたいに扱われた気がするんだけど…」

 

「気のせいよ、美樹さやか」

 

この娘、私の心を読んだのかしら?

 

「暁美さん、どうしてあなたがここにいるのかしら?美樹さんは少し前に結界に入っていったと聞いたのだけれど」

 

「ええ、でも進む道を間違えたみたいだったの。だから急いで戻ってきたのよ」

 

そう言って私はもう一つの道を進もうとした。その時だった。

 

「待ちなさい、暁美さん」

 

振り返った私が見たのは、私に向けてマスケット銃を構えた巴マミだった。

 

sideout

 

「………進みすぎたか」

 

目の前に広がる巨大な空間。そこは忘れもしない、アニメでマミさんが(シャルロッテ)に殺されたあの場所だ。

どうやらまだ魔女は出現してはいないみたいだな。しょうがない、一旦戻って、

 

「どこに行くんだい?」

 

……戻ろうとしたが、やっぱりやめだ。だって、目の前にはあのキュウべぇが居るんだからな。

 

「ちょうど良かった。お前に聞きたいことがあったんだよ。なぁ、孵卵器(インキュベーター)

 

「どうやら君は僕たちのことを知っているみたいだね。君は一体何者なんだい?」

 

「待てよ、先に質問させろ。お前…いや、お前等は一体何を考えてやがる」

 

孵卵器(インキュベーター)は喋らない。いや答えられない(・・・・・・)。おそらくこれは確信に近いからだろう。

 

「……どういう意味だい?」

 

「いいだろう、質問を変えよう。…てめぇ等は魔女を強化して、一体何がしたいんだ!!」

 

俺は怒鳴り声を上げた。こいつは、こいつだけは絶対に信用できない。だからこそ調べていた。その時偶然にもこいつが魔女の結界に入って行くのを目撃出来た。その後を追っていくと、こいつは俺たちの知らない何かで魔女を強化していた。

 

「……さぁ、少なくとも僕は知らないよ?」

 

「あくまでも惚けるか…」

 

こいつが本当の事を言うはずがない。だからこそここでこの話題を止めた。

 

「次は僕の質問だ。君は一体何者なんだい?」

 

……ま、いいか。どうせこいつには理解できないはずだ。

 

「俺は、別世界からきた異能者(ドライブ・ユニオン)だ」

 

……異能者(ドライブ・ユニオン)、それは俺たちの世界に突如発生した力を持つ者。力の覚醒は特に決まりは無く、ある日、突然覚醒するのだ。俺も…俺達もまた異能(ドライブ)が覚醒し、世界から拒まれた。そう、あいつも…。

 

-お兄ちゃん!!-

 

「!!…クソ!!」

 

俺は近くにあった壁を殴りつけた。忘れろ、今更どうしようもないだろうが!!

 

「どうやら君にも何か辛い過去があるみたいだね。どうだい?まどかに頼んでその願いを叶えてもらったr…」

 

俺はこいつが何かを言い終える前に持っていた剣で串刺しにした。持っていた剣は今まで使っていたものとは違い、刀身が赤黒く、柄は禍々しく棘のような何かで覆われていた。

【魔剣 ガルナダイト】

俺が名ずけた剣で、俺の異能(ドライブ)の結晶でもある。

 

「やれやれ、僕たちは死にはしないけど勿体無いからむやみに殺されたくはないんだけれど」

 

そう言って、物陰から何事もなかったように孵卵器(インキュベーター)は出て来た。こいつは現れたと思うと自分の死骸を食べ始めた。

 

「それよりも、出てくるよ」

 

孵卵器(インキュベーター)の声と同時に、お菓子の魔女【シャルロッテ】が出現した。

 

「流夜!!」

 

声がした。振り返ってみると、ほむら達がやってきた。

 

「遅くなってごめんなさい」

 

「気にするな。それよりも、ちゃんと家まで持って行ってくれたか?」

 

そう聞くと、何故かほむらは美樹の方を向く。

 

「そういえば美樹さやか、貴女、アレはどうしたの?」

 

「え?結界の外に置いてきたけど?」

 

美樹がそう答えるとほむらの顔が蒼ざめていった。って、まさか…、

 

「ほむらお前、買い物袋を何処にやった?」(ニッコリ)

 

俺は笑顔で訪ねた。え?それどころじゃない?知ったことか!!こっちは色々と大変なんだよ!!

 

「ち、近くにいた美樹さやかに預けて来たわ」

 

「おかしいなぁ、俺はほむら(・・・)に預けた筈なんだけどなぁ」

 

近くで見ていた鹿目と美樹が震え出した。え?マミさん?一人で魔女と戦ってるけど?

 

「…………何か、言うことは?」

 

「ゴメンナサイ!!」

 

ほむらは頭を勢い良く下げた。ふむ…、

 

「分かった。ほむらの理由次第では許してやる」(ニッコリ)

 

俺は笑顔で尋ねた。すると、

 

「りゅ、流夜が一人で結界の中に入って行ったから、その、心配で…」

 

「よし許す!!」

 

「「はや!?」」

 

何言ってやがる。ほむらが俺を心配してくれたんだぞ!!これを許さずして何を許すってんだ!!

 

「これでトドメよ!!《ティロ・フィナーレ》!!」

 

ちょうどその頃、マミさんが【シャルロッテ】にとどめをさした。いや、まだだ!!

 

「マミさん!?早くその場所から離れろ!?」

 

俺が急に叫んだことに鹿目と美樹が驚いているが、それどころではない!!このままじゃ!?

 

「……え?」

 

それと同時に、【シャルロッテ】は本来の姿となり、マミさんに一気に近づいた。そして、そのまま口を開けた。

 

(このままじゃマミさんが殺される!!クソ!!何か無いのかよ!?……!!アレだ!!)

 

俺はそこにあった投げやすい物(・・・・・・)を掴み、魔女めがけて一気に投げた。

 

「唸れ、俺のライトアーム!!」

 

「きゅっぷいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!」

 

それ…キュウべぇは物凄い勢いで魔女に衝突した。鹿目と美樹がポカーンとしている中、ほむらはこちらに向かってサムズアップしていた。

 

「GYAAAAAOOOOOOOOOOOOOO!!!!」

 

シャルロッテは唸り声をあげ、俺に近づいてきた。

 

「流夜君!?」

 

鹿目が叫んだ。…チッ、この距離だとテイルズの技はやめといた方が良さそうだな。仕方ない。

 

異能(ドライブ)覚醒(・スタンド)

 

俺は本来の力を解放した。

 

異能(ドライブ)武装(・ユニット)、起動」

 

その瞬間、黒い霧が俺を覆い、その霧は、形を作っていった。その形は、鎧のような、そんな物を思わせる。更にその手には、【魔剣 ガルナダイト】の姿もあった。

 

「セット完了。【魔王 ルシファー】、殲滅する!!」

 

俺は異能(ドライブ)武装(・ユニット)、【魔王 ルシファー】を装備し、【シャルロッテ】に切りかかった。

 

「GYAAAAOOOOOOOOO!?」

 

【シャルロッテ】は切られたと同時に苦しそうに悲鳴を上げた。

 

「そんなに苦しいんだったら…今俺が楽にしてやる」

 

俺は剣を頭上に上げ、こう唱えた。

 

「我が前に立つ悪き魂を持った存在よ、我が闇の風に全てを呑まれよ!!【ダークエンド・テンペスト】!!」

 

突如、黒い風が混じった暴風が【シャルロッテ】を襲った。

 

「GYAAAAAOOOOAAAAAA!?」

 

【シャルロッテ】は苦しそうに悲鳴を上げ続け、やがてその悲鳴は聞こえなくなっていった。

風がやむと、魔女がいた場所にグリーフシードが置いてあった。

 

戦いは終わり、結界は閉じた。

余談だが、俺の買い物袋は結界のあったそばにおいてあり、俺達はそれを持って家に帰った。




皆様、大変お待たせしました。スノウバークライトこと、スノウです。

流夜「和泉流夜だ。よろしく」

ほむら「暁美ほむらよ。よろしくお願いするわ」

はい、よろしくお願いします。しかし今回は驚きですね。

ほむら「全くよ、まだ力を隠していたなんて」

流夜「まぁな、実はまだあれでも四分の一しか本気だしてなかったり…」

……流夜さんとだけは戦争したくないですねぇ。

ほむら「…ええ、そうね」

流夜「何だよ二人とも、そんなに怖がんなよ。それとも、それは振りか?」

違いますからね!?……全く、それではそろそろ。

流夜・ほむら「「次回もよろしくお願いします!!」」
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