優しき死神と時間逆行者 *改名しました 作:雪風@イグニスター
現在俺達は学校に向かっている。勿論マミさんも生きている。俺とほむらは通学路を歩いていた。
「今日は美樹さやかが契約するかもしれない、いえ、契約するでしょうね」
突然話し始めたほむら。そうか…、
「でもさ、それは俺たちにはどうすることもできない。最終的に決めるのは美樹だしな」
俺はそう返した。そう、最終的に決めるのは美樹だ。この事について俺たちが口出しはできない。
「…そうかもしれないけど、彼女が魔法少女になればほぼ間違いなく魔女になるのよ」
「その時は俺が何とかする」
俺はそう言って少しだけ力を解放した。
「昨日も見せたが、この力は本来浄化の力だ。これを使えば魔法少女を救うことが出来る」
俺はそう言って力を切った。
「だから俺に任せてくれ。ほむら」
かなり話が跳ぶが、放課後。え?跳び過ぎ?話すことがないんだよ。察してくれよ。まぁとにかく俺は今鹿目と一緒に下校している。ほむらは今見回りに行っているため、まどかを見ていて欲しいと言われたため一緒に下校しているのだ。
「それで?鹿目は決めたのか?」
「え?」
俺の突然の質問に鹿目は驚いていた。
「魔法少女になるかどうか、決めたのか?」
「……」
鹿目は何も答えようとしない。しかしその表情はどこか苦しそうで、悲しそうであった。
「……私ね、昨日の魔女退治の時ね、マミさんがあの魔女に食べられちゃう幻覚を見たの」
鹿目はポツリと呟いた。
「確かに昨日は何とかなったよ。でもね、もし、私が魔法少女になったら、私はあんな風に死んじゃうんじゃないかなって…思っ…て…」
話している途中に鹿目は泣き出してしまった。仕方ない。誰だって死ぬのは怖い。それが誰にも気付かれず、あんな風に死ぬのだ。きっと何よりも怖いのだろう。
「ごめんなさい、私…弱い子だ」
「違う!!」
俺は叫んだ。
「違う!!
「流夜…君…」
俺は無意識に鹿目…まどかを抱き寄せていた。
「あっ」
「もし誰かに何か言われるようなら俺がそいつを叩き潰す。もう一度言う、まどかは強い子だ。弱い子なんかじゃない」
「う、うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
まどかは泣いた。俺はまどかを抱き寄せて優しく頭を撫でた。
あれから数分後、鹿目は泣き止んだ。
「ご、ごめんね、流夜君」///
「気にすんなよ。困った時はいつでも俺を頼れ、鹿目「……まどか」…へ?」
「まどかって、呼んで欲しいな、なんて」///
「……分かったよ、まどか」
俺がそう呼ぶとまどかは嬉しそうに笑った。
俺たちが歩いていると、向こうからフラフラと誰かが歩いてきた。俺は最初何処かの酔っ払いかと思ったが、まどかが驚いた表情をしていたためよく見てみると、志築仁美だった。
「あら、鹿目さん、和泉君、ごきげんよう」
いつもの挨拶の様にも見える。だがその目はどこか虚ろであった。
「嘘!!魔女の口づけ!?」
その仁美の首筋には、まどかのいう通り、魔女の口づけがあった。そうか!!この日か!?
「どこに行くの?仁美ちゃん」
「とても素晴らしいところですわ。そうですわ!!お二人もご一緒に行きましょう」
そう言って志築はまどかの手を掴み歩き出した。
「ど、どうしよう、流夜君」
「一先ず様子を見よう。とりあえず後を追うぞ!!」
俺達は志築の後を追って走り出した。
俺たちがやって来たのは町外れにある工場だった。そこには多くの人物達が虚ろな目をして立っていた。
「ねぇ流夜君、これ、一体なんなの?」
まどかは怯えていた。それも当然だ。こんな大人数が虚ろな目をして集まっていたら誰だって恐怖する。
「まどか、一旦ここから離れよう」
俺がそう提案した。一旦ここを離れ、ほむらを呼びに行った方が良さそうだし何よりもまどかはここにいるのは危険だ。
「で、でも仁美ちゃん達は?」
まどかはこんな状態でも志築達を心配していた。本当に優しい子だな。そんな時だった。
「あれは…まさか!?やめろ!!死ぬ気かお前等!!」
俺は大声で叫び、意識をこちらに向けさせた。やはり全員魔女に操られてやがる!!
「ダメだよ、それはダメ!!」
「邪魔してはなりませんわ。これは神聖な儀式なのです」
何が儀式だ!!こんなの…ただの自殺じゃねぇか!!
「ダメ!!」
まどかはそう叫び、薬品の入ったバケツを窓の外に投げ捨てた。
「まどか!!大丈夫か!!」
「う、うん。平気だよ」
その時だった。工場に集まった奴らが一斉にこちらを睨みつけた。
「ヒッ!!」
仕方ない。ここは…、
「まどか!!こっちだ!!」
俺はまどかの手を掴み一気に走りだした。その先には一つの扉。俺は一気に駆け上がり、扉の中に入り、扉を閉めた。
「はぁ、はぁ、ここまでくれば…!!」
ガン!!ガン!!
「やだ…やだよ」
「大丈夫だ、まどか。取り敢えず落ち着け」
俺はまどかを落ち着けようとした次の瞬間!!その部屋の景色が一気に変わった。まるで何かの空間、それは、魔女の結界だった。
「冗談…だろ?」
そういえばこれもあったな、クソ!!もう全然原作を思い出せねぇ!!そんな時だった。
『………zz……z…zzzz…』
何かノイズの様な音が聞こえてきた。音は上から聞こえてくる。上を見上げるとそこには…、
「箱の魔女【エリー】…だったか?」
箱の魔女【エリー】が現れた。
「魔女のお出ましかよ…。仕方ない、一瞬で終わらせる!!まどか、下がってろ」
俺はそう言って剣を構えた。
「行くぞ!!【魔神剣】!!」
剣を地面につけて一気に切り上げ衝撃波を打ち出す初歩の技、【魔神剣】を撃った。衝撃波が【エリー】に当たると、そのまま地面に落ちてきた。
「何だ?こいつ弱くないか?」
何なんだ?こいつ、こんなに弱かったのか?だったら一気に決める!!
「悪いが消えな!!」
俺が剣を振り下ろそうとしたその時だった。
『……z……zz……い…ん…』
何だ?何か聞こえる?
『…お…ちゃん…おに…ん…お兄ちゃん』
……嘘だ、嘘だ。
「流夜君?」
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!!!
「巫山戯んなよテメェ!!何勝手に雪音の真似してんだよ!!」
こいつはここで殺す!!
『お兄ちゃん、また私を殺すの?』
俺は動きを止めてしまった。違う、違う!!
『あの時みたいに、また私を殺すの?』
「違う違う違う違う違う違う!!」
クソ!!惑わされるな!!こいつは雪音じゃない!!
『私ね、とっても痛かったんだよ?お兄ちゃんの剣が私の胸を突き刺した時、とっても苦しかったんだよ?」
やめろ…。
『私、お兄ちゃんのこと信じてたのに…、また私を殺すの?』
やめてくれ…。
『私ね、お兄ちゃんの事、大好きだったのに…、酷いよ』
「やめろおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!!!!!」
違う…違うんだ…。
「流夜君!!お願い立って!!」
もう…どうでもいいや…。
「逃げてんじゃねぇよ!!この弱虫!!!!」
突如結界が割れた。いや、正確には結界の一部が割れたのだ。そこから一人の男が入って来て、俺の元にやってきた。そいつは俺の胸ぐらを掴み、顔の近くで叫んだ。
「お前は雪音ちゃんの為に雪音ちゃんを殺したんじゃないか!!彼女が苦しまないようにって、あの子を思ってやったんじゃないか!!それを今更否定すんのかよ!!あの子の死を、お前は無駄にする気か!!!!!!!」
俺の目の前で男が怒鳴り散らす。だが、俺はこいつを知っている。だが、なぜここに?
「優…夜?」
「そうだよ、高崎優夜だよ!!……詳しい話は後だ!!一言だけ、雪音ちゃんからの伝言」
え?
「生きて、自分が大切に思う存在を助けて。だってさ」
-「生きて、自分が大切に思う存在を助けて。お兄ちゃん!!」-
あ、ああ…俺…は…、
「返事は?」
…………………フ………フフフ……
「フフ……フフフフ……」
「流夜君?」
「フッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!」
俺は笑続けた。唯々笑った。そうか、そうなのか。
「ありがとうな、優夜、雪音」
俺は力を解放した。
「
俺の手には【魔剣 ガルナダイト】が握られた。さて…、
「刈らせてもらうぜ、その魂をな!!!」
俺は一気に駆け上がった。
「貫け!!」
剣を【エリー】に突き刺した。
『ズザザザザザザザザザザザザザザザザザ!?!?」
どうやらダメージは通ってるようだな。それなら!!
「ぶっ壊れやがれ!!」
俺はそのままなぎ払った。【エリー】は何かをいう前に、完全に壊れ、消滅した。
「グリーンシード、回収完了」
俺は能力を解除し、まどかの元に向かった。
「まどか!!大丈夫だったか!?」
「うん、大丈夫だったよ」
良かった、どこも怪我してないようだ。安心していると、優夜がこちらにやってきた。
「改めて…久しぶりだね、リュウ」
「……おう。久しぶりだな、ユウ」
俺達はそこで拳と拳をぶつけ合った。
どうも、スノウバークライトこと信じてたのにスノウです。
流夜「和泉流夜だ。よろしく頼む」
今回のゲストは、この方!!
優夜「どうも〜、高崎優夜です!!よろしく!!」
はい、よろしくお願いします。
流夜「相変わらずテンション高いな、お前…」
優夜「それだけが取り柄だからね!!」
流夜「言ってて悲しくならないのか?」
優夜「……うん。少し悲しい」
あははは…相変わらず仲いいですね。
流夜・優夜「「幼馴染だしな(ね)」」
生きもピッタリです。それじゃあこの辺で、
流夜・優夜「「次回もよろしくお願いします」」