優しき死神と時間逆行者 *改名しました 作:雪風@イグニスター
「落ちろ!!《
リュウ…タナトスは持っている大剣と化した【魔剣 ガルナダイト】を地面に振り下ろすと、僕達の立っていた結界の地面が崩落し始めた。
「うわあああああぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」
「きゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁ!!!!!!!!!!!!!」
僕達は叫び声を上げながら、どんどん結界の地下に落ちて行く。ッ!!このままじゃマズイ!!
「クソッ!?『空に集いし聖霊よ、今こそ我らに翼を宿せ!!』《エア・ウィンド》!!」
そう唱えると、僕とほむらっちは風を纏い、空中に浮いていた。
「ッ!?これは一体…」
「僕の魔法…いや、聖撃だよ」
「聖撃?」
「説明は後!!次来るよ!!」
そう言うと、ほむらっちはハッとタナトスの方を見た。タナトスは既に次の攻撃の準備を終えていた。持っているガルナダイトを僕たちに向けて叫んだ。
「《ギャラクシー・ブレイカー》!!」
剣からは巨大な黒き集束魔法が撃ち出され、僕たちに迫ってきていた。
「ヤバイ!?詠唱が間に合わない!!ほむらっち!!避けて!?」
僕はそう叫び、その場から飛び退いた。ほむらっちも、僕の声を聞いた瞬間その場から飛んだ。その数秒後、僕達のいた場所は、集束魔法によって呑み込まれていた。僕は血の気が引いて行くのがわかった。もし僕の判断が少しでも遅かったら僕達はきっとあれに飲み込まれて死んでいただろう。
「避けたか…。何故避ける。終焉こそ人類の望むもの。貴様らも…、望んでいるのだろう?」
「そんなことないわ!!私は終焉なんて望んでいない!!私は流夜を助ける!!」
「無駄な事を…。そんな事をして何になる」
「無駄なんかじゃない!!僕は…、
「何を無駄な…!!バカな!!グゥ…何故我の支配を受けながら意識を保てる!!」
どうやらリュウはタナトスの中で意識を保ち、何か行動を起こしているみたいだ。
「ええい!!こうなったら貴様だけでも!!」
タナトスはガルナダイトを構え、一気にほむらっちに迫った。
「…え?」
ザシュ!!
ガルナダイトは、ほむらっちを斬った。すると、リュウは一、二歩後ろに下がると、顔が青ざめて行った。
「あ、ああ…
アアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァアアアアアァァァァァァアアアアァァァァアアアアアアァァァアアアアアアアアァァァァァァァァァァアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リュウはそのまま聞いたこともない声で叫び声を上げた。
「おい、リュウ…なのか?」
「何でだよ!?俺はこんなこと望んでない!!何で俺は何も守れないんだよ!!何で…何でまた…俺は…、大切な人を自分の手で傷つけなくっちゃならねぇんだよ!!」
どうやらリュウは元に戻ったようだ。
「リュウ!!急いでほむらっちを家に運ぶよ!!」
「…………ああ」
リュウはほむらっちを担いで、急いで家に向かった。
「ゴメン…ほむら…、本当にゴメン…」
「もういいわ。あれは流夜じゃなかったんだもの。それに私は魔法少女よ。この程度の傷、どうってことないわ。だから、元気だして」
傷の治療も終わり、ほむらっちをベッドに寝かせた後、リュウは何度もほむらっちに謝っていた。
「ほむらっちの言う通りだよ。リュウは何も悪くない。だから一旦部屋を出るよ」
僕はそう言ってリュウの首元を掴んで部屋の外に引きずり出した。
sideほむら
流夜は優夜に引きずられて部屋を出て行った。しかし流夜は大丈夫だろうか?あの様子だと、相当ショックを受けていたみたいだし…。
「流夜…。……ッ!?」
ドクン…
何、今の…。
──本当に…、いいのか?──
何!?頭に声が!!
「誰なの!?出てきなさい!!」
──あいつはお前を斬った本人なんだぞ。それでもお前は…、あいつを許せるのか?──
……そういうこと。
「当たり前じゃない。私は流夜を愛しているのよ。許すに決まっているわ。…それに、あれをやったのは流夜じゃなく、貴方でしょ、タナトス」
そう言うと、声は聴こえなくなった。
「……どうして私はあいつの声が聴こえたのかしら?」
sideout
『……そうか、タナトスが現れたか』
「うん、一応リュウは元に戻ったけど…」
『?どうかしたのか?』
「……あれから、全く部屋から出ようとしないんだよ。明日になれば元気になると思うけど…」
『仕方ないさ、それだけそのほむらって子が大事なんだろ?』
「そうだね、リュウはほむらっちの事が大好きだからね」
僕が今話をしているのは、僕がこの世界にやってくる時に手伝ってくれた人、フレイア・
「それでフレイア、リュウは大丈夫なの?」
『……はっきり言う、流夜の中からタナトスは消えていない』
………え?
「どう言うことさ!?だってリュウは!!」
『分かってる、確かに元に戻ったんだろう。だけど、一度タナトスを受け入れてしまうと、もう二度とその者からタナトスが消えることはない』
「そんな…。何か方法はないの!?」
『無い』
そうキッパリと言った。
『それだけじゃない。お前はさっきほむらって子も斬られたって言ったな』
「うん、ほむらっちはガルナダイトに斬られたけど…」
『いいか優夜…、よく聞くんだ。
狂気は伝染する』
「……………え?」
『タナトスは、自身の持つ武器で対象を切った時…、
その相手に自信のコピーを植え付ける』
「そん…な…、じゃあ、ほむらっちは…」
僕は躊躇いがちにそう訪ねた。だが帰ってきた返答は…、
『もう既に、タナトスが存在するだろう』
あまりにも残酷な答えだった。
はい皆さん、スノウバークライトこと、スノウです!!
…………
はい、今回は流夜さん達は出れる状態じゃ無い為、ゲストと一緒にやって行きますよ。っと言うことで、来てください!!
織莉子「皆さんお久しぶりです。美国織莉子です」
はい、お久しぶりです。
織莉子「しかし今回の話、タナトスでしたっけ?あれは結局何なんですか?」
詳しいことは言えませんが、作中で優夜さんが説明したので大体あってますよ。
織莉子「大体ってことは、まだ何かあるんですか?」
はい、それはいずれ明かされます。
織莉子「そうですか」
はい、それではそろそろ…、
織莉子「次回もよろしくお願いします」
感想待ってます!!!