優しき死神と時間逆行者 *改名しました 作:雪風@イグニスター
sideほむら
場所は学校、 あの事件から数日が経った。流夜はまだ剣を持つことが出来ないでいた。でも、私としてはそれで良いと思っている。これ以上流夜を巻き込みたくない。だからもう私は流夜を頼らないでいこうと思っていた。
「ほむらちゃん」
声がかけられた。振り返ると、そこにはまどかがいた。
「どうかしたのかしら?まどか」
「うん。実はね、さやかちゃんがあの優夜君の事好きになったみたい」
「……………」
……………
「はああああああああぁぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!どういうこと!!!!!!!!!!」
え、何!?私達の知らない間に優夜達に何があったの!?
「私もよくはわからないんだけど…、さやかちゃんね、上条君に振られちゃったらしくって…」
!!…美樹さやかが上条恭介に降られた?って事は彼女は上条恭介に告白したの?こんなの今までになかったパターンだわ。……ってそうだったわね。流夜達がいる時点で今までとは違うんだったわ。
「ほむらちゃん?」
色々考えていると、まどかが心配そうにこちらを見てきた。
「何でもないわ。それより、美樹さやかは…?」
「さやかちゃんだったらあそこにいるよ」
そう言って指を指した。その場所は、窓際。
「ありがとう、まどか」
「ティヒヒ、力になれたみたいで嬉しいよ」
私はお礼を言ったあと、美樹さやかの元に向かった。
「美樹さやか」
「ん?……ってなんだ、転校生か」
美樹さやかは少し気の抜けた声を出しながらこちらに振り向いた。
「どうかしたの?何か用事?」
「対したことではないわ。簡単な話、貴女の事よ」
「私の事?」
「ええ、まどかから聞いたけれど、あの優夜に惚れたって言うのは本当のことかしら?」
「ッ!?」///
そう言うと美樹さやかは顔を真っ赤にしながら詰め寄って来た。
「な、何であんたが知ってるのよ!?あたしまだ誰にも話してないのに!?」///
誰にも話してないのに?私はまどかの方を向いてみると、まどかは笑顔でティヒヒ、って言っていた。
ゾクッ!
これ以上詮索はよそう。何故だか知らないが今聞いたら戻ってこれなくなる気がする。
「………フゥ。…で、あたしが優夜を好きだとして、あんたに何の関係があるの?」
何の関係があるの…か、それは…、
「特にないわね」
私はきっぱりと言い切った。
「へ?」
「だから私には関係ないわ。貴女が優夜を好きになろうがなかろうが、私には関係ないわ」
そう、私には何の関係もない。流夜だって…もう…。
『ほむら!!今日は何が食べたい?』
『今日の魔女退治は俺に任せとけ!!』
『俺はいつまでもほむらの味方だ。いつでも頼ってくれ』
『ほむら』
流夜…。
「……何かあったの?」
「え?」
「だってあんた…、今すごく辛そうな顔してるよ」
辛そう…か…。
「そうね…。色々あったわ…。でも心配はいらないわ。私は大丈夫よ」
そう言うと、美樹さやかは少し笑った。
「そっか。……あんたさ、案外いい奴だよね。それでいてすぐに無茶するし…。良し!!」
美樹さやかは少し真面目な顔をして、私に答えた。
「しょうがない、私があんたの友達になってあげよう」
「……え?」
「ちょっと待って!!そんなこいつ何言ってんだ?みたいな顔はヤメテ!!ゴメン!!私が悪かった!!だから友達になろう!!」
………
「………ップ!」
「あ〜!!今笑ったでしょ!!」
「ごめんなさい。でも…アハハ!!」
本当に、こういうのはいつぶりかしら?やっぱりこれも全部、流夜達のお陰よね?
「も〜!!……それじゃあよろしくね!!ほむら!!」
「ええ、こちらこそよろしく。さやか」
私たちは友達になった。そんな時だった。
ゴーン……ゴーン……
「何?この音?」
「まどか!!さやか!!こっちに来て!!嫌な予感がするわ!!」
「うん!!」
「分かった!!」
まどかとさやかは私の近くに集まった。その時、放送が入った。
『………なさん。全校生徒皆さん。この学校は、私達が占拠させてもらいました。これよりこの学校で、素敵なショーが始まります。是非とも楽しみにしていてください』
この声、まさか!!
「暁美さん!!」
そこにマミさんがやって来た。
「ちょうど良かった。マミさん、あの二人をお願いできるかしら?」
「え?構わないけど…」
「それじゃあ、お願いするわ!!」
そう言うと、私は廊下を走り出した。後ろからはマミさん達の声が聞こえるが、今はそれどころではない。あの声の主、忘れるはずもない、あの忌々しい過去。大切な親友、まどかを殺した張本人。
「美国、織莉子!!」
階段を駆け上がったところで、学校全体が不快な何かに覆われた。いや、わかっている。これは…、
「魔女の結界!?」
まずい!!こんな大きな結界の中であいつを探すのはかなり困難だ。どうすれば…!!
──困っているようだな。助けて欲しいか?──
ッ!?こんな時に!?
「必要ないわ。この程度、私一人でも十分だわ」
そう言うと、声は聞こえなくなった。私は走り出そうとしたその時、後ろから何か鋭いものを突きつけられた。私は咄嗟に前へ出た。そこにいたのは…、
「呉…キリカ!!」
「へぇ、織莉子の言ってた通り、私たちのこと知ってるんだ」
忘れたことなんてない。こいつ等が居なければ、まどかは!!
「何をそんなに怒ってるのか知らないけどさ、悪いけど…」
ザシュ!!
近くにあった壁が、彼女のつけている武器によって破壊された。
「死んでくれない?」
クッ!?今はこいつの相手をしている暇はないのに!?
「【ライトレイ・バニッシャー】!!」
突如、呉キリカの居た場所に多くの光の粒が、雨のように降り注いだ。
「お待たせ、ほむらっち!!」
現れたのは、優夜だった。
「ここは任せて先に行って!!」
「ダメよ!!こいつの魔法はかなりやっかよ!!二人でこいつを!!」
「僕に魔法は効かない。だから先に行って!!」
そう言うと、優夜は呉キリカに切りかかった。
「……お願いするわ」
私はそう言って走り出した。
私は使い魔達を倒しながら、屋上にたどり着いた。そこには、白いドレスの様な服を纏った美国織莉子の姿があった。
「美国織莉子!!」
「……ようやく来ましたか。待っていましたよ」
何?私を待っていた?
「どういうつもりかしら?貴女にとって私は邪魔者のはず。そんな貴女がどうして私を待っていたのかしら?」
「簡単ですよ。交渉するためです」
美国織莉子は片手をこちらに伸ばした。
「暁美ほむらさん。鹿目まどかを渡してください。そうすれば、私たちもここから引き上げましょう」
パーン!!
私は銃を取り出し、彼女の足元を撃った。
「……次は外さないわ」
「……これは交渉決裂と見てよろしいんでしょうか?」
「当たり前よ。貴女なんかにまどかは絶対に渡さない!!」
「…そうですか。でしたら…」
彼女は持っていた水晶玉を飛ばしてきた。
「クッ!?」
「これでお別れです!!」
美国織莉子は次々と水晶玉を飛ばしてくる。私は何とかよけ続けるが、これでは攻撃が出来ない!!
その時、私は何かに足を持っていかれ、その場に倒れてしまった。
「しまった!?」
「さよならです。暁美ほむらさん!!」
水晶玉が一気に降り注いだ。私はなす術もなく、それを受ける。
ズバッ!!
…筈だった。
私の目の前に、黒いローブを纏い、巨大な黒い剣を持った男が立っていた。その男は、先程の水晶玉を全て斬り捨てた。
「何者ですか!!」
美国織莉子は突然の乱入者に驚きを隠せないでいた。それもその筈。ただの人間がここまで来る事は出来ない。だからと言ってこの男が魔法少女の筈がない。なら、この男は一体…?
「やれやれ。魔女の反応があったから急いで来てみたら、こんなシーンに出くわすなんてな」
その男は、フードを取ろうと頭に手を伸ばし、そのままフードを取った。
「嘘!?」
「どうして…貴方が!!」
私は動揺した。それもそうだ。その男は、
「待たせたな、ほむら。
和泉流夜、完全復活だ!!」
流夜だった。
どうも皆さん。スノウバークライトこと、スノウです。
流夜「待たせたな。和泉流夜だ」
流夜さん復活回でしたね。
流夜「ああ、次回は俺の新たな力を使っていくぜ!!」
まさか、あの力を使うんですか!?
流夜「ああ、だから皆も楽しみにしててくれ」
それではそろそろ…、
流夜「次回もよろしくお願いします」
感想も待ってます!!!!!