優しき死神と時間逆行者 *改名しました   作:雪風@イグニスター

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今回からまた流夜さん視点になります。


流夜vs織莉子 別れの涙 「共に行こう、織莉子さん!!」by流夜

「くらいなさい!!」

 

織莉子さんの放った水晶玉が一気に俺に迫ってきた。だが俺は持っている剣で全て切り裂く。

 

「そんな!?」

 

「その程度じゃ、今の俺は倒せない!!次はこっちの番だ!!」

 

俺はそう言って斬りかかった。

 

 

「【疾風──豪雷】!!」

 

刃から電気が走り、それは、巨大な龍となり織莉子さんを襲った。

 

「ッ!?クッ!?」

 

織莉子さんは避けようとせず、持っていた水晶玉を雷龍に向かって飛ばした。

 

「……そういうことか」

 

織莉子さんの水晶玉は殺しきれず、やがて全て壊れてしまった。勢いの止まらない雷龍はそのまま織莉子さんへ直撃した。

 

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

電撃をモロに浴びた織莉子さんは倒れそうになったが、何とか持ちこたえた。

 

「やりますね、流夜さん」

 

「……織莉子さん。貴女の魔法が何なのかが分かりました」

 

織莉子さんは驚いた表情でこちらを見た。

 

「貴女の魔法。それは、“未来視"ですね」

「!?」

 

「俺の剣技【疾風豪雷】は、俺の異能(ドライブ)を雷に変換し、相手を斬る技。普通の人なら間違いなく避けようとする。だけど、貴女は違った。貴女はまるで避けられない事を知っていたかのように、アレを止めようとした」

 

「避けられない?」

 

どうやらほむらは避けられない事に疑問を持ったようだ。しょうがない。そろそろネタバラシといきますか。

 

「簡単な話だ。この技は追尾機能がある。どんなに避けようが、相手に当たるまで消えることはない」

 

「………ええ、その通り。私は貴方の技を避けるため、未来を見ました。だけど、貴方の技が避けられないものだと知り、技の威力を殺すことにしましたが、結局それもダメだったみたいですね」

 

織莉子さんは再び水晶玉を集め始めた。水晶玉はどんどん集まっていき、それは、一つの塊となった。

 

「どんな事態になったとしても、私は止まるわけにはいきません!!この一撃で…沈んで下さい!!」

 

織莉子さんは、巨大な水晶玉を俺たちに向かって投げた。

 

「…ほむら。ちょっと下がってて」

 

「流夜?」

 

俺は剣を空に投げ、異能(ドライブ)を解放して行く。

 

「ハアアアアアアァァァァァァァァァァァアアアア!!!!!!!!!」

 

俺の姿は次第に変化していき、やがて髪の色は白銀。瞳の色は真紅に変化した。

 

異能(ドライブ)LV(レベル)チェンジ。LV(レベル)(セカンド)。モード、【タナトス】」

 

「ッ!?タナトスですって!?」

 

俺は降ってきた剣を掴み、そのまま水晶玉に向けた。

 

「これで決める!!【カオス・テンペスト】!!」

 

剣は、灰色の風を纏い、俺はそのまま水晶玉に向かって空を切った。すると、灰色の風は水晶玉に向かって飛んで行き、水晶玉に当たると、水晶玉にヒビが入っていき、やがてバラバラに砕け散っていった。

 

「そん…な…」

 

「俺たちの勝ちです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、後からユウとキリカさんがやって来た。キリカさんはボロボロで、もう戦えない様だ。

 

「…織莉子さん、どうしてこんなことしたんですか?」

 

俺は静かに尋ねた。すると、キリカさんが織莉子さんを庇うように前に出た。

 

「織莉子を責めないでやってくれ!!織莉子は、皆を守るためにこうするしか無かったんだ!!」

 

「?どういうこと?」

 

ほむらは織莉子さんに尋ねた。

 

「…私の見た未来。それは、一人の少女が魔女になる光景でした。その少女が魔女になると、たった数分で世界は滅びてしまいます。ですから私はそれを阻止するために、鹿目まどかを殺すしかなかったんです!!」

 

世界の崩壊。俺も元の世界で一度だけ体験した事がある。あの時は父さんが世界を救ったが、もし間に合わなかったら、なんて事もあったかもしれないな。

 

「だからと言って、私達は、ハイそうですか、なんて言ってまどかを貴女達に渡すつもりはないわ」

 

「…そうですか。本来なら、その時点で貴方たちを始末するのですが、どうやら勝ち目はないみたいですね」

 

「…織莉子さん。俺はまどかを魔法少女になんか絶対にさせません。ですから、俺達と一緒に行きましょう。もうすぐこの美滝原にワルプルギスの夜がやってきます。ですから、協力してください!!」

 

「流夜!!貴方何を!?」

 

「ほむら。多分ワルプルギスの夜は倒せても、俺たちでは執行者は倒せない。だから協力者が必要なんだ。わかってくれ」

 

「……わかったわ」

 

そう言って、ほむらは後ろに下がった。

 

「……それは無理です」

 

織莉子さんがそう言うと、あたりが震え始めた。

 

「何だ!?」

 

「この空間はただの結界ではありません。閉じ込めたものを永遠に封印する結界です。まぁ、外の世界には影響は出ませんので大丈夫です。…話を戻します。この結界はもうすぐ閉じます。なので、どの道助からないんです」

 

「それなら大丈夫だよ。僕はここにくる前に外にゲートを作っておいた」

 

「ゲート?」

 

「簡単だよ。それを潜ると設置したゲートに出ることができるんだ。だからはやく行くよ!!」

 

そう言うとユウはゲートを展開した。ユウとほむらは先にゲートを潜って行った。

 

「行きましょう。織莉子さん」

 

「……分かりました」

 

そう言うと織莉子さんは立ち上がり、キリカさんを支えながらゲートに向かって歩き出した。そして、俺がゲートの前に立ったその時、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい」

 

織莉子さんが後ろから俺を押した。

 

「なっ!?」

 

俺は勢いでそのままゲートを潜ってしまった。このゲートは出口専用の為、外側から入る事のできない仕組みになっている。

 

「織莉子さん!?何をしてるんだ!?早く…織莉子さん?」

 

「……私は、貴方と共には行けません。私は貴方達にとても迷惑をかけました。私の罪の重さは、自分で理解してるつもりです」

 

「何言ってるんだ織莉子さん!!今はそんな事を言っている場合じゃ…!?」

 

そこまで言って、ようやく気がついた。織莉子さんは…泣いていた。

 

「…付き合わせてごめんなさい、キリカ」

 

「どこまでも付いていくよ。私は、織莉子の仲間だからね」

 

「ありがとう、キリカ」

 

そう言った後、織莉子さんはこちらを向いてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私、美国織莉子は…和泉流夜さん、貴方が好きです」

 

「えっ?」

 

「始めて貴方と会った時、あの時から、私は貴方が好きです。ですから…」

 

織莉子さんは手と顔だけゲートの外に出し俺の身体を引き寄せて、

 

「ん…」

 

「ッ!?!?」

 

俺の口にキスをした。

 

織莉子さんはそのままゲートの中へと戻って行き、こちらを見ながらこう言った。

 

「最後だけ…、私の名前を呼び捨てで呼んでください」

 

「最後なんて言わないで下さい!?皆だって待ってます!?ですから「流夜さん…」…!?…織莉子…」

 

そう言うと、織莉子さん…織莉子は笑顔になった。

 

「嬉しいです。ありがとう、流夜。とっても大好きです。でも、さようなら」

 

そう言うと、ゲートは完全に閉じてしまった。

 

「ッ!?動け!?動いてくれ!?」

 

何度ゲートを起動しようとしても、全く反応はない。結界は、完全に閉じてしまった。

 

「…ふざけんなよ。俺が好き?だったら戻って来いよ!!俺の…俺達の側に居ろよ!?帰って来いよ!?織莉子ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

この時、学校占拠事件は…幕を閉じた。




どうも皆さん。スノウバークライトこと、スノウです。

流夜「和泉流夜だ。よろしく」

流石に今回はテンション低いですね。

流夜「…分かってるならそのネタ振ってくるんじゃねぇ」

…そうですね。流石に不謹慎でした。ごめんなさい流夜さん。

流夜「…もういいよ。それより」

ハイ。実は、後4〜6話くらいでまどか☆マギカ編が終了し、新しい章に入ります。そこで、皆さんにアンケートをとりたいと思います。アンケート内容は、活動報告の方に載せておきます。ご協力、よろしくお願いします。

流夜「それじゃあそろそろ」

流夜「次回もよろしくお願いします!!」

感想も待ってます!!!
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