優しき死神と時間逆行者 *改名しました   作:雪風@イグニスター

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最後の休日 「俺は…ほむらの事が!!」by流夜

あれから数日が経った。織莉子とキリカさんが死に、いつも通りの日常が戻って来た。そして明日は、ついにこの美滝原に【ワルプルギスの夜】がやって来る。俺達は明日に備えて一日の休日を楽しむことにした。

 

今俺は部屋のベッドの上で寝そべっている。一日休日って言ってもやることがない。なので今日は寝て過ごそうなんて引き篭もり思考を持っていた。その時だった。

 

コンコン

 

「流夜、ちょっといいかしら?」

 

部屋の外からほむらの声が聞こえた。

 

「ああ。ちょっと待ってろ、今開ける」

 

俺はそう言って扉を開けた。

 

「どうかしたのか?」

 

俺がそう言うと、ほむらは何かを決意したかのようにこう言った。

 

「こ、これからここ(・・)に行かない?」///

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言ってやって来たのは【美滝原Seaパラダイス】。水族館だ。

 

「すいません、中学生二枚で」

 

「はい。中学生二枚ですね。少々お待ちください」

 

そう言って受付の人はチケットを発行し始めた。

 

「……お待たせいたしました。ごゆっくりどうぞ」

 

俺はそう言って渡されたチケットを持ってほむらの元に戻った。

 

「お待たせ。はい」

 

「ありがとう。それよりもお金、本当に良いの?」

 

「気にすんな。これぐらい払ってやるよ。ほら、行こうぜ」

 

そう言って歩き出そうとしたその時だった。

 

「…」ギュッ

 

ほむらが俺の右手を握ってきた。

「!?ほ、ほむら!?これは一体?」///

 

「ひ、人が多いから、迷わないようにって思ったのだけど…、ダメだったかしら?」ウルウル

 

う、そんな顔されて断れるわけないじゃないか!!

 

「そ、そんなことない。い、行こうぜ」

 

俺はほむらの手をしっかりと握り、水族館の中へ入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

「お、ここにサメが居るぜ!!あっちにはイルカも居るぜ!!」

 

「ええ、そうね。(子供みたいにはしゃいで、可愛い)」

 

俺はいろんな魚達を見て興奮状態だ。理由?そんなの魚が好きだからに決まってんだろ!!え?魚博士になるのかって?それはない。単純に好きなだけ。

 

「っと、ごめん、俺ばっかりはしゃいじゃって…。次行こうぜ」

 

「ええ、行きましょう」ニッコリ

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、助けてください。現在俺はペンギン達に囲まれて動くことが出来ない状態になっている。ほむらはほむらで同じくペンギン達に囲まれていた。

 

ど、

 

「「どうしてこうなった…」」

 

数分前

「!!流夜!!あそこに行きましょう!!」

 

そう言って指した場所はペンギン達と触れ合うことのできるエリアだった。確かに面白そうだな…。

 

「良し、行こう!!」

 

そう言って俺達はそのエリアへと入って行った。中には多くのペンギン達が歩いていた。

 

「わぁ…」パー!!

 

ほむらもどうやら喜んでいるようだ。

 

「あの!!あのペンギンって、触ってもいいんですか?」

 

ほむらが係りの人を呼び止めて、そう聞いた。

 

「はい。ここにいる子達は全員人懐っこいので、すぐに仲良くなれますよ」

 

「あ、ありがとうございます!!」

 

「いえいえ。それではお楽しみください」

 

そう言って係りの人は歩いていった。

 

近くを見ると、何羽かペンギンが此方に歩み寄って来た。

 

「…そー」

 

ほむらがそーっと手を伸ばすと、一羽のペンギンが自ら頭の上に手を乗せさせ、一声鳴いた。

 

「か、可愛い!!何なの!!あなたは私を誘惑して何がしたいの!!」

 

まぁ、あれだ。楽しそうでなによりだ。そう思っていると、俺の元にも何羽かやって来た。

 

「どうした?ほら、おいで」

 

そう言って手を伸ばすと、ペンギン達は俺の元までやって来た。そして一羽が鳴くと、他のペンギン達がゾロゾロとやって来た。って、ちょっと待て!!

 

「おいほむら!!ちょっと戻って来い!!」

 

「待って流夜!!まだ私は堪能したりないわ!!」

 

「言ってる場合か!?よく周り見てみろ!!」

 

「へ?周り?」

 

そう言うと、ほむらは周りを見渡した。ほむらや俺の周辺には、数え切れないほどの多くのペンギン達がいた。もうそれは、狂気を感じるレベルで…。

 

「ちょっ!?何コレ!?え!?いつの間にこんな事に!?」

 

「早く戻って来い!!これはヤバイ!!」

 

「足場が無いわ!!これじゃ進めない!!」

 

そんな感じでギャーギャー叫んで、現在に至った。

 

「なぁほむら…」

 

「何かしら?」

 

「俺、今あること考えてんだ」

 

「奇遇ね。私もあること考えていたわ」

 

そう言って俺達は口を揃えてこう言った。

 

「「ペンギン、超こえ〜(怖い)」」

 

 

 

 

 

 

 

あの後俺達は係りの人に助けてもらった。で、今俺たちはと言うと…、

 

「皆さん!!今日は私達のショーに来ていただき、ありがとうございます!!」

 

イルカのショーを見ていた。

 

「それでは本日の主役!!イルカの【トー君】です!!皆さん盛大に拍手!!」

 

そこらへんから拍手が聞こえてきた。ってか何でトー君?

 

「皆さんはこの名前に疑問を覚えたでしょうからお教えします。特に理由はありません!!」

 

周りから笑が起きた。隣を見てみると、ほむらも笑っていた。

 

「それではショーをお楽しみ下さい」

 

そう言うと、司会の女性はイルカのいるプールの中に飛び込んだ。

 

───しばらくお待ち下さい───

 

あれから数分、ついに最後のショーが始まろうとしていた。

 

「それでは本日のメインイベント、トー君に餌を与えてみよう!!」

 

ワァァァァァァァ!!!!!!

 

周りが一気に騒がしくなった。このイベントは、観客を二人選び、その二人がイルカに餌を与えるという企画だ。

 

「それでは、誰かやって見たい人はいますか?」

 

そう言うと、ほむらが真っ先に手をあげた。

 

「はい!!」

 

……俺の手を掴みながら。

 

「おおっと、それではそちらのお二方、どうぞこちらへ!!」

 

「行きましょう!!流夜!!」

 

ほむらは目をキラキラさせながらそう言ってきた。……仕方ない。

 

「行くか」

 

俺はそう言ってステージヘ向かった。

 

「それではこちらの餌をどうぞ!!」

 

そう言って渡されたのは丸い餌。やり方は、イルカが近づいてきたら、餌を与える。とてもシンプルだった。

 

「き、来たわ」

 

そうこうしている内に、イルカが近づいてきた。

 

「おいで、餌の時間だぞ」

 

俺が笑顔でそう言うと、イルカも警戒心が薄れ、こちらに近づき、餌を食べようと口を開けた。俺とほむらは手を伸ばし、イルカに餌を与えた。

 

「…はい!!それでは皆さん!!今日はお集まり頂き、本当にありがとうございました!!」

 

こうしてショーは終了した。

 

 

 

 

 

 

 

夕方、俺達は帰り道を歩いている。

 

「ねぇ、流夜」

 

突然ほむらが話しかけてきた。

 

「どうした?」

 

「少し、寄りたい所があるの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は本来のほむらの家にいた。何か話したいことがあるって事でここにやってきた。

 

「…それで?どうかしたのか?」

 

「……流夜、無理しないで」

 

突然だった。俺は何を言われているのか分からなくなった。

 

「何を言って…」

 

「美国織莉子の死、知り合いだった貴方がそう簡単に受け入れられるはずがないわ。私はじゃ、何か気の利いた言葉は言えないけど…、それでも!!私は貴方の力になりたい!!」

 

俺は言葉を失った。確かに俺はまだ織莉子の死を受け入れられてない。でも、ばれないようにして一日を過ごしてた。まさかバレるなんて…。

 

「…いつから気づいてた?」

 

「昨日の夜。声を殺して泣いてたでしょ?」

 

あー、そっからばれてたんだ…。

 

「…悪い。気、使わせて」

 

「いいえ、気にしないで。…そろそろ帰りましょうか」

 

そう言ってほむらは立ち上がろうとした。

 

「待ってくれ!!」

 

俺はほむらを引き止めた。

 

「どうかしたのかしら?」

 

「……」

 

俺は迷っている。今俺の気持ちを話すべきか否か…。確かにあえて話さないで全てが終わってから伝えるっていうのもありだ。だが、何故だろう…。今伝えなければいけないような気がする。理由はわからない。でも、今伝えなければ、後悔するような気がする。

 

「流夜?」

 

いや、伝えよう。

 

「聞いて欲しいことがある」

 

「…何かしら?」

 

俺が真剣な顔をすると、ほむらも真面目に話を聞いてくれた。

 

「俺さ、この世界に転生できて良かったって思ってる」

 

「?急にどうしたの?」

 

「この世界はさ、確かに色々あった。でもさ、それでも俺は良かったって思ってる。だって、ほむらに会えたから」

 

「流夜?」

 

俺は呼吸を整え、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は、ほむら、お前が好きだ」

 

「え?」

 

ほむらに告白した。

 

「ほむらの笑顔が好きだ。ほむらの優しいところが好きだ。ほむらの友達思いな所が好きだ。俺は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほむらの全てが好きだ」

 

ほむらは黙って聞いてくれた。

 

「ほむら。すべてが終わったら、俺と結婚を前提に付き合ってほしい」

 

「流夜。あなた…」

 

「俺は、絶対にほむらを幸せにする。だから…」

 

そこまで言うと、ほむらは涙を流していた。

 

「ほ、ほむら!?や、やっぱやだった?」

 

「違うの」

 

そう言うと、ほむらは顔を上げ、笑顔でこう言った。

 

「私も、流夜が好き。だから…」

 

ほむらは涙を拭い、こう言った。

 

「私と、付き合って下さい」

 

俺は、急に緊張が解け、その場に膝を付いた。

 

「りゅ、流夜!?大丈夫?」

 

「大丈夫だ…。…ありがとう、ほむら」

 

「どうしてお礼を言うの?言ったでしょ、私は貴方が好きなの。これは私の意思よ」

 

俺は、そうだなっと呟き。笑顔になった。

 

「明日…だな」

 

「ええ、まどかのため、そして私達の未来のために…」

 

「ああ、絶対に勝とう」

 

そう言って、俺達は互いに顔を近づけ、やがて俺たちの影は、繋がった。




どうも皆さん。スノウバークライトこと、スノウです。

流夜「和泉流夜だ。よろしく」

そして今回のゲストは!!

ほむら「暁美ほむらよ。よろしくお願いするわ」

はい。よろしくお願いします。

流夜「よろしく」

それにしても二人とも、ついに告白しましたね。

流夜「あ、ああ。今でも少し恥ずかしいな」///

ほむら「そ、そうね」///

本当良かったですよ。本当…リア充爆発しろ(ボソ)

流夜「怖いわ!!ボソッと言ってるのが余計に怖いわ!!」

何の話ですか?(キリッ)

流夜「コイツ…。…まぁいい。ついに次回は…」

はい。ワルプルギスの夜との戦闘になります。

ほむら「勝てるかしら?私達」

流夜「勝てるかじゃない。勝つんだ」

はい。二人とも、頑張って下さい!!

流夜「おう!!…スノウ、そろそろ」

はい。では皆さん!!

流夜・ほむら「「次回もよろしくお願いします!!」」

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