ハヤトくんたちはぐでーとポケモンセンターで休んでいる。イリマくんは傍らで苦笑いを浮かべていた。
サーナイト博士はリーリエちゃんを見つけると僕の入ったモンスターボールを手渡していた。リーリエちゃんはサーナイト博士はまだ怖いのか固まっている。
「ほら、シャキッとしなさい」
「疲れたんですもん…」
「苦戦した…!」
「先が思いやられるわねぇ」
全くだよ。ここで苦戦してたら島巡り何で夢のまた夢。
まだ駆け出しだから仕方ないとはいえ、もっとやる気を見せなきゃ島巡り達成できないよ!
「ほら、行くわよ。次はアーカラ…ウラウラ?」
「アーカラですよ博士。船はハウオリシティの造船所で僕が用意しておきますから準備を終えたら来てくださいね」
イリマくんはポケモンセンターから出て行く。
「では、私はハウオリシティでショッピングでもしてますね」
と、リーリエちゃんもショッピングに行くようだ。僕はボールの外に出されてリーリエちゃんの隣を歩く。
「じゃあ博士。ハヤトくんたち頼みましたよ」
「わかったわ。任せなさい」
リーリエちゃんはマラサダを食べている。
僕も一つもらい食べていた。やっぱ美味い。
「そのデカイ口で食べれないのですか?」
「ああ、この口?食べれるよ」
マラサダをパクパク食べ進める。
「この口で食べれるけど味感じないらしいからね。味わいたいなら普通の口で食べるんだクチートって」
「へぇ!そうなんですね!」
だからマラサダは普通の口で食べるんだよね〜。
うん、美味い。やっぱ最高。
「お、お嬢さん可愛いポケモン連れてるね」
「へ?」
「相席いい?空いてないんだ」
「あ、どうぞ!」
と、目の前に女性が座る。
警察官の服装をしているから警察の人かな。ここメレメレ島は事件もないし暇を持て余してるのかもしれないな。
「いやぁ、うちの警察の人って可愛いポケモン扱わないからさぁ。クチート可愛くて癒されるよ〜」
「そう言ってもらえると嬉しいです…」
「あ、私警察官のマリーっていうの。君は?」
「リーリエです。こっちはクチートのマルク」
「オスなんだね〜。あ、私の愛用のポケモンも出していい?」
「ど、どうぞっ」
リーリエちゃんが少し固まった。
そして、マリーさんのポケモンはサニーゴだった。岩、みずタイプ。サニーゴはテーブルの上に乗っかる。
『ねむ…』
サニーゴは眠いらしい。
「ほら、起きなさい。お友達よ〜」
『興味ない…』
随分とねむるポケモンだ。やる気ないなぁ。
ポケモンにも色んな性格があるのはわかってるけどここまでダラけてるとは…。あれか、覚醒するタイプか。
「マラサダあるから」
『……サニーゴです!』
マラサダ好物なのか?
マリーさんは笑っている。リーリエちゃんは固まっている。サニーゴから少し離れようと少しずつ横に動いている。
「そういえば知ってるかしら」
「な、なにをですかっ?」
「スカル団っていうならず者集団を」
「スカル団?知りませんが…」
「そう。気をつけなさいよ〜。あいつら人のポケモン奪うから。奪われたら即警察に駆け込むことね」
「わ、わかりましたっ」
マリーさんたちはマラサダを食べ終わっていた。
サニーゴをボールに戻し立ち上がる。
「んじゃ、私はこれで。相席ありがとね」
「はい!わ、私たちも行きましょうか」
「そうだね」
僕たちも後にした。