新人トレーナーであるハヤトくんたちが取りに来た。
彼らは幼馴染であるらしい。小さい頃から仲良くしているということだ。
「はーい、私がリリイ博士よ〜」
と、サーナイト姿のリリイ博士が出て行った。
二人は驚いている。
「ポケモンが喋った!?」
そうだよね。
ポケモンは普通喋らないんだから喋ったら驚かれるわ…。ポケモンが喋ったことは聞いたことないし…。
っていうか催眠術は??
「サーナイトのリリイ博士よ〜。この姿は…実験の失敗で?」
「……」
「まあともかく、マルク、ポケモン持ってきなさい」
「はーい…」
と言われたので二つ目の口に乗っけてもっていく。
この姿だとうまく持ちづらい。全体的に体が小さいっていうのもあるけれど…。
とてとてとポケモンを持って二人の元へ駆け寄った。
「クチートだ!」
「この人がマルクさんですか…?」
「……そうだよ」
クチートだよ。可愛いでしょ?
「とりあえずポケモン三匹。ニャビー、アシマリ、モクロー連れてきました」
「この三匹から選んでちょうだい」
と、二人はこちらに近寄ってくる。
ポケモンを選ぶようだ。余ったのは僕が育てろっていうんだけどね…。
「じゃあ俺はモクローかな」
「私はニャビー!」
と、アシマリだけが取り残された。
なのでアシマリは僕が育てることになるみたいだ。モンスターボールをしまうと、サーナイト博士がある提案をした。
「そうだ、二人とも戦ってみなさい。お互いポケモンを手に入れたのだしポケモンバトルというものがあるわ」
「え、でもモクローとニャビーって俺の方が相性悪くないですか」
「大丈夫。相手はハヤトくんはマルクが相手よ!」
ええ!?
クチート寝てるし相手するポケモンがいないんだけど…。え、僕が戦えってことですか?
えぇ…。嫌だよ痛そうだし…。
「というわけでマルク!骨は拾ってあげるから負けてあげなさい!」
「えぇ…」
なぜか僕がポケモンバトルをすることになった。
ポケモンになったからって僕の扱い酷すぎやしません?一応元人間ですよ?
まあ、逆らうのもアレだし…。
「私はラルトスを出すわ」
「博士も自分で戦いなさいよ」
「嫌よ。誰がマルクを回復させると思ってんの?」
「横暴だ…」
とりあえずバトルが始まった。
モクロー相手。モクローはくさひこうタイプ…。岩タイプや電気、炎に弱いが、電気は特殊系が多いからなぁ。
とりあえず噛み付くかな?
二つ目の口を広げ、モクローに噛み付いた。
「ポッ!?」
「噛み付くはできる、と」
モクローに噛みつき、そしてぶん投げる。
「モクロー!体当たり!」
「ポッ!」
と、モクローが僕のお腹に向けて体当たりしてくる。
痛いっ…!ポケモンってこんな痛さを味わってるのかっ…!まずい。今ので結構削られた気がする。クチートはハガネフェアリータイプだからひこうタイプはそれほど効かないはずなのにっ…!
あっ、体当たりノーマルか。でもそんな効かないはず…。
「もっかい噛み付く!」
と、相手は避けた。
避けるのアリっ…?
「そのまま体当たり!」
と、今度は頭に体当たりされる。
そして、僕は意識を失った。
「急所に二回も当てたわね…。瀕死になったし戦闘不能。さ、ふっかつそうよ」
……なにか口に入れられた。
粗食する…
「にがっ!?」
「ふっかつそうってやっぱ苦いのね」
「そんな苦いの食わせたんですか!?」
もっとマシなのあったでしょうに!?
ぺっぺっと吐き出す、苦い苦い!
「さて、ポケモンバトルは終わったわね。二人のポケモンを回復してあげるわ」
と、きずぐすり等を使って回復していく。
僕もそっちが良かった…。と思いました。