テレビを見ているときにそれは起きた。
外が光った…と思うとポケモンたち頑張った落ちてきた。確認できたのはボスゴドラ、デンリュウなど。ピジョットやヘラクロス、プテラも確認できた。
な、なんだぁ?
「な、なにが起きてるんですか!?」
「わからない。とりあえずいってみるけどリーリエは…」
「ま、待ってます!」
「はーい…」
下に降りて外に出る。
と、後ろからサーナイト博士もやってきた。
「他の地方のポケモンがいっぱいね。なんで現れたのかしら」
「さあ?」
気を失っているのか返事はない。
ぺちぺちと叩くとデンリュウが目を覚ます。
「……ここはどこですか」
「ここ?アローラ地方よ」
「アローラ…?南国…?」
テレポートか何かで飛んできたのかな。
突然空から落ちてきたんだけど…。野生に解き放つつもりなのだろうか。
「……」
「あなた方はどこから来たの?」
「ぼ、僕はジョウトにいたのですが…な、なぜアローラに来ているのですか!?」
「それは私が知りたいわよ…」
サーナイト博士はため息をついた。
ハヤトくんたちもやってくる。バトルを終えたのかニャビーとモクローを抱きながら近づいてきていた。
「見ないポケモンが沢山!」
「つ、捕まえないでくれ!」
「喋った!?」
「「へ??」」
え、この人たちも喋っているの?
ポケモンの言葉も人間の言葉に聞こえる弊害か喋れるポケモンがいてもわからないということがわかった。
で、聞いてみるとジョウト地方で博士をしていたムツロギさんだという。助手はアブソルになったメルトさん。
他のポケモンもそれぞれ別の地方の博士だった。
「整理するわね…。まず、アローラが私とクチート」
「カントー地方が俺とヘラクロスだ」
「カロスが俺とヤミラミだな!」
「ジョウトが僕とアブソルです」
「ホウエンが私とプテラさんですね」
「シンオウがこの俺とカイロスだ」
「イッシュは私とタブンネ〜」
カントー地方博士がフーディン、カロスがボスゴドラ、ジョウトがデンリュウ、ホウエンがスピアー、シンオウがバンギラス、イッシュがピジョット…。
「すげえ地方から博士と助手が集まった…という感じか」
「気がついたらここに来てたもんなぁ!カントー地方なんて今夜だと思うぞ」
なぜ様々な地方から博士がアローラに来たのだろう。
アローラに何かある、ということなのだろうか?いや、まずポケモンに変える意味がわからない。
「あ、そうだ。クチートさん。これいりません?」
と、ヤミラミさんが何かを渡してくる。
め、メガストーン?
「クチートナイトです。私たちがいた地方でメガシンカという進化がありまして。一時的ですが強大な力を得ることができます」
「へぇ…。僕も研究してたな」
「そうなんですか!?私も研究していたのですよ!今度お互い成果を発表し合いませんか?」
「い、いいけど」
「やった!」
ヤミラミさんが喜んでいる。
クチートナイト…か。メガシンカって僕たち出来るのか?という疑問がある。
「メガシンカって僕たち出来るのかな」
「それはまだわかりません。なので実験してみましょうよ。せっかくクチートナイトがあるのですし。クチートを捕まえたらやろうと思ってたのでメガリングも常時身につけているのですよ。私の場合はネックレスですけどね」
と、ネックレスを外し、ルリちゃんに手渡していた。
他の博士たちも興味深そうに僕をみている。メガシンカ…僕がするの?クチートはたしかにメガシンカするとはわかっていたけど……。
……ちょっと怖いなぁ。
「メガストーンに触れればいいんです!お願いします!後世のために!」
「う、うん」
ルリちゃんはメガストーンに手を触れた。
その瞬間、クチートナイトが光りだす。そして、その光が僕を包んでいく。
なんだか身体に力が溢れているような…そんな感じがする。光がやむと顎が二つに増えていた。
「メガシンカ成功ですね!」
と、ヤミラミが近づいてくる。
すごい力だメガシンカ……。
「俺もメガシンカ出来るのか?」
「カッコいい…!僕も出来るようになりたいです」
「クチートたんキュート!ピジョットも出来るかなぁ!?」
サーナイト博士も突いてくる。
「ねぇ、私出来る?メガシンカかっこいいからしてみたいんだけど」
「……幸運なことにこの場にいる全員メガシンカ出来ますよ」
「そうなのですか!?」
「そうなのです」
メガシンカ出来ることはすでに研究を終えている。するんではないかという可能性がある、ということだけだけれど。メガシンカはまだまだ謎が多い進化形態だ。
「メガシンカはおいておいて今後のこと話しましょう」
と、アブソルが冷たい目で辺りを見回すと興奮していた大人たちがしゅんとなったのだった。
いや、あなた方少し楽しんでません?僕が言うのもなんですけど。