叶ちゃんのルックスとしては俺○イルの大天使トツカエルをもっと幼くした感じ。知らない人は検索して見よう。男でも良いかなって思えるから。
「「…………」」
薄暗い、古臭さを感じさせるバーで、二人の男が驚きのあまり呆然としていた。
一人は体全体がもや状になっており、バーテンダーの役割を担っているのか従業員の側に立っており布巾でグラスを拭いていた。
もう独りの男は奇妙なことに、顔や腕にいくつもの白い手を付けており、首筋には痛々しいひっかき傷がいくつも残っていた。
巨悪の意志を受け継ぐものとして教育を受けたヴィランである二人が呆然とし、あからさまな隙をさらしてしまうほどにその光景は異常だった。
「こんにちは!僕の名前は叶って言います!これからよろしくね!」
十歳ほどの少女が、手を上げて元気よく二人に挨拶をした。学校でも公園でもないここはヴィランのアジトであり、それを差し引いてもバーという大人の空間であることを考慮すればそれはあまりにも異常な光景である。
「おい先生、ここはいったいいつから託児所になったんだよ」
ゆえに当然の疑問を男はその原因に苛立ちを感じさせる口調で問いかける。使える奴が来る。そう聞いていたのにいざ蓋を開けてみれば出てきたのは女、おまけに彼の大っ嫌いな子供であるとは誰が予想できただろうか。
「以前言っていただろう、もう一人そっちに送ると」
「男って言ったろうが。しかもよりにもよってガ「こんにちはー!!」うるせえ!!」
「むぅ」
少女は一向に挨拶を返してくれないどころか怒鳴りつけられて、すねるように頬を膨らませる。すっとそらした視線の先で、黒いもやのような男と目が合った。
「…………こんにちは」
「!こんにちは!」
返事を返してくれたことに気をよくした少女はとことことカウンターに駆け寄って、よじ登るようにして大人用に高めに設計されたその椅子に座る。その一方で、男は画面の向こう側の男へ苛立ちをぶつけていた。
「彼の個性については説明しただろう。見た目通りだと思ってると痛い目を見るよ。そして、その子は言った通り男だ」
「は?いやだってどう見ても……」
振り返ってそれを見るが、身に着けているものは純白のワンピース。どこからどう見ても女物である。
「これ?パパが買ってくれたんだ」
「「!!」」
「先生、まさかあんたそんな趣味が……」
凶悪なヴィランとして知られる先生が、まさか趣味まで凶悪だとは思わなかった。
「ははは。……それは違うよ」
「どう、かわいいでしょ?僕にはこういうのが似合うって言われたんだ?」
少女、もとい少年が椅子からポンッと降りて見せびらかすようにくるりとその場で一回転すると、遠心力によってふわりとスカートがわずかに浮きほっそりとした女の子のような足が見える。
「誰だよ、そんなこと言ったの……」
「?僕だけど」
「「は?」」
二人が困惑の声を上げる。自分に似合う服を自分が教えたという明らかにおかしい言い回しを前にそれは妥当な反応だった。なぜそんな奇妙な言い回しをしたのか。その答えはモニターから帰ってきた。
「彼の個性については説明しただろう?おそらく、そういう『好み』でも奪ったんだろう。奪うということでは、彼は非常に柔軟だからね」
個性しか奪うことのできないAFOの個性に対して、叶の個性は指定こそできないがどんなものでも奪うことができる。
「だから彼を見た目通りの強さだと思わないほうがいいよ。しっかりと教育もしてあるから使い物になるはずだよ」
「これからよろしくね、弔君。君の言うことを聞くようにってパパに言われてるから」
「……はっ」
無邪気な笑顔で、友達を遊びに誘うかのような気軽さでそういう叶を見て、ガキということを気にしていた自分があほらしく感じた。ガキだろうが何だろうが関係ない。ヒーローを、この社会をぶっ壊す為なら子供も大人もない。誰であろうとなんであろうと利用するのみだ。
「いいだろう、せいぜい役に立てよ」
「任せてよ。弔くんの願い叶えてあげる」
叶ちゃんは色々な物を奪いすぎてどれが自分のなのかわからなくなっています。そのため、自分の意見を他人の意見のように言ったり、逆に他人の意見を自分の意見のように言ったりもします。
すごい今更だけど最近、猛烈にポケモンのエメラルドがやりたくなってわざわざ中古でソフトとDSを買いました。自分はパールまでしかやった事ないけど、その中で一番好きなのがエメラルドだったりする。当時は個体値とか全然知らなかったので今度はそういうのも頑張ってみようかな。