ZOIDS additional story   作:龍大徳

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3 怒りのゴジュラス1

「うおーーーっ!!」

「どりゃーーー!!」

両者ともに一歩も譲らない。

コングの拳が迫るも、強靭な腕で受け止めるゴジュラス。

その直後に牙をコングに向けるも、片方の腕で阻まれる。

力と力がぶつかり合い、衝撃が走る。

「どうした!コングにはミサイルがあるはずだ。なぜそれを撃たない!?」

「はっはっはっ!それはお前もわかってるだろう。そんなちんけなもんで決めたくないからだ。俺とコングは拳でほとんど勝負を決めてきた。そして、これからも同じだー!!」

コングの拳が迫る。ストレートだ!

しかし、ゴジュラスは、長い尾で叩きつける。

グゥアシーン!

拳が弾かれた。まるで剛速球をバットでジャストミートされたかのように。

「へっ、熱くなりすぎて、尻尾があること忘れてたぜ!ならば!」

コングがドラミングをして、ゴジュラスの後ろへと回ろうとした。

再度尾をコングへ振り向けるゴジュラス。

が、

ガシッ!!

強力な振り払いをコングが両手で受け止め、尾をつかんだ。

「同じ手が2度も通用するか!」

そのまま尾を離さず、つかんだままコングは回転しながらゴジュラスをハンマー投げのようにして投げつけた。コングのジャイアントスイングである。

グゥアシャーン!!

地面に叩きつけられるゴジュラス。

「クッソー、舐めたがって―!!」

するとゴジュラスの目が赤く光った。

そして、すぐに立ちあがり怒りの咆哮をあげた!

グアオ―――!!

投げ飛ばされたことにゴジュラスもかなり怒りを覚えていた。

「お前も怒りを感じているか。よしっ!このまま一気に行くぜ相棒!」

怒りに狂い、コングに突進してくるゴジュラス。

「なんと!ゴジュラスをここまで怒らせたのは初めてだ!こいつは少しまずいかもしれんな。だが、こっちも行くぜ!」

 

 

 

 

 

 

同じころ ロブ基地沖合

 

「もう少しで、ロブ基地だ。陸上部隊は苦戦しているらしい。我々海軍が一番乗りだ!」

帝国海軍司令が海軍全軍に呼びかける。

帝国海軍はシンカー、プレシオス、そしてウオディックで構成されている。

 

ウオディック

大異変によってその個体数を大幅に減らしたものの、オーガノイドシステムによって数を回復させ、海軍にも配備された海戦ゾイド。その力は共和国の海戦ゾイド、バリゲーターを上回る。

 

プロイツェンより強力なゾイドを与えられた海軍。シンカーもオーガノイドシステムの力でその数を増やした。

しかし、ここまで進んできて共和国海軍の姿がまったく見当たらない。レーダーにも反応がないのだ。ウオディックの復活を知って恐れを抱いたのか。海軍司令は疑念を抱きながらも軍を進めた。この戦いで手柄を取れば、プロイツェンに引き立てられる。その思いに突き動かされてもいるのだ。

そんな帝国海軍の動きを海底から監視する影があった。

「あれが、ウオディックね。見るのは初めてだけど、この機体ならいけるかも。いくわよ、ハンマーヘッド!私とあなたの初陣よ!!」

バリゲーターを護衛に、新型海戦ゾイドハンマーヘッド数機が帝国海軍へと向かう。その中の一人、共和国の若き海軍士官、マリン ブルーガー曹長は不安ながらも愛機をはしらせる。

 

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