デート・ア・ライブ 士道デストラクション オープニング   作:夜叉竜

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 お久しぶりです。

 いやですね、頑張ってオリジナル書いているんですが、どうにも納得のいくものがかけず、何度も何度も何度も何度も書き直しを繰り返していたんですが………そしたら最終的になんか文章書き方そのものがおぼつかなくなってきたというか、何というか………なので、リハビリとしてこちらを少しの間投稿していこうかなと。

 あと、明けましておめでとうございますです。


第一話

 「………っ!」

 

 皆底から浮上するように士道は目を覚まし、

 

 「むぐっ……」

 

 鬱陶し気に顔をそらした。

 それはそうだ。何しろ見知らぬ女性が指で士道の瞼を開き、小さなペンライトのようなもので光を当てていたのだから。

 

 「……ん?目覚めたね」

 

 妙に眠たげな顔をした女性はぼうっとした声で呟く。気絶していた士道の眼球運動を見ていたからか妙に顔が近い。

 

 「………誰だお前」

 

 警戒心を隠さず、険しい表情で士道は問いかける。女性から見えない位置で静かに拳を握る。

 

 「……ん、ああ」

 

 女性はぼうっとした様子のまま体を起こし、垂れていた前髪を鬱陶し気にかき上げる。

 軍服らしきものを纏った20歳ぐらいの女性である。無造作に纏められた髪に分厚い隈に飾られた目。そして軍服のポケットからは傷だらけのクマのぬいぐるみが顔を覗かせている。

 

 「……ここで解析官をやっている村雨令音だ。あいにく医務官が席を外していてね。……まぁ、安心してくれ。免許こそ持ってないが、簡単な看護ぐらいならできる」

 「………」

 

 なるほど、とりあえず名前ぐらいしか分からない。

 これは自分の質問の仕方が悪かったか、と士道は軽く額を数度たたいて意識を切り替える。ひとまず一つずつ確認していった方がいいだろう。

 

 「ここってのはどこだ?」

 

 言って周囲を見渡す。士道は簡素なパイプベッドに寝かされていた。その周りは白いカーテンで仕切られるように取り囲まれており、微かにアルコールの匂いがすることから、ここが医療関係の部屋だとは分かる。

 

 「……ああ、フラクシナスの医務室だ。気絶していたので勝手に運ばせてもらったよ」

 「いや、フラクシナスってなんだよ。それに気絶って………ああ」

 

 そうだ。士道は謎の少女と折紙の戦闘に巻き込まれて気絶していたのだ。

 つまり、そのフラクシナスっていうのはあの戦場のただなかでぶっ倒れていた自分を無事回収したということになる。生半可な奴じゃない、と士道の警戒心が引き上がる。

 

 「よし、とりあえず、あれだ。そのフラクシナスってのは一体……」

 

 しかし、士道の問いに令音は答えず、無言で背を向ける。

 

 「あ、おい………」

 「………ついてきたまえ。君に紹介したい人がいる。……気になる事はいろいろあるだろうが、どうも私は説明が下手でね。詳しい話はその人から聞くと言い。

 

 言って、カーテンを開ける。カーテンの外は少し広い空間となっていた。ベッドが六つほど並び、部屋の奥には見慣れない医療器具がのようなものが置かれている。

 令音は部屋の出入り口と思われる方向に向かってふらふらと歩みを進めていき……すぐに足をもつれさせ、ガン!と音を立てて頭を壁に打ち付ける。

 

 「お、おい!大丈夫か!?」

 「……むぅ」

 

 盛大な音に警戒も忘れて士道は駆け寄るが、令音は壁にもたれかかるようにしながら呻く。

 

 「……ああ、すまんね。少し寝不足なんだ」

 「まぁ、その隈ならそうだろうな………どれくらい寝てないんだよ……」

 

 士道の問いに令音は考えを巡らせるよう仕草を見せてから指を三本立ててきた。

 

 「三日って……そりゃまぁ、そんなでかい隈の一つや二つ………」

 「……30年かな」

 「馬鹿じゃねぇの!?」

 

 予想外の答えに思わず大声で突っ込んでしまった。というか、30年も寝ないなんて前世の自分でも絶対に不可能な芸当だ。

 

 「……まぁ、最後に睡眠をとった日が思い出せないのは本当だ。どうも不眠症気味でね」

 「そ、そうだよな……」

 

 そうだ。30年寝てないなんて冗談の類に決まっている。決まっているのだが……

 

 「……と。ああ、失礼。薬の時間だ」

 

 訝し気に、顔を歪める士道の目の前で令音は懐を探り、錠剤の入ったピルケースを取り出した。

 そしてピルケースを開けると錠剤をラッパ飲みの要領で一気に口の中に流し込む。

 

 「マジで何やってんだお前っ!?」

 

 夥しい量の錠剤をためらいなくバリバリガリガリゴリゴリゴクッとする令音に思わず声が大きくなる。

 

 「……なんだね騒々しい」

 「明らかに致死量の薬を飲むバカを前にしたら叫ぶわ!それ何の薬だ!?」

 「……全部睡眠導入剤だが」

 「間違いなく死んだぞお前!」

 「……でも今一つ利きが悪くてね」

 「お……どういう体だしてんだ!」

 「……まぁ、甘くて美味しいからいいんだがね」

 「ラムネじゃねぇか!ただ脳にブドウ糖キメてるだけじゃん!」

 

 ひとしきり叫んだから士道は疲れたように溜息をつく。なんだか、警戒している自分がひどく馬鹿らしく思えてきた。

 

 「……とにかくこっちだ。ついてきたまえ」

 

 令音は空っぽのピルケースを懐に戻すと変わらず危なっかしい足取りで歩いていき、医務室の扉を開ける。

 

 「はぁ………行くしかねぇか」

 

 軽く首と指を鳴らしてから士道は靴を履いてそのあとを追いかけて部屋の外に出る。

 

 「こいつは……」

 

 部屋の外には狭い廊下が広がっていた。単色の同じ構造で構成された壁に床。士道は何となく映画の大型宇宙船の内部を思い出していた。

 

 「……さ、何をしているんだい?」

 

 士道は軽く眉をひそめ、最低限の警戒心は残したまま令音の後を追いかける。少しでも情報を探ろうと周囲に目を配るがやはり周囲は単色の無機質な廊下ばかりで碌な情報が得られない。

 そしてどれくらい歩いた頃だろうか。

 

 「……ここだ」

 

 通路の突き当り、横に小さな電子パネルがついた扉の前で令音が足を止める。すると、彼女が操作したのか電子パネルが軽快な音を鳴らして扉がスライドする。

 中に入っていく令音に続いて士道も中に入っていき、

 

 「………マジかよ」

 

 扉の向こうの光景に目を見開く。

 一言で言ってしまえば、船の艦橋のような場所だった。楕円形に空間が広がっており、その中心には館長席と思しき椅子が設えれている。

 さらに左右両側になだらかな階段が延びており、そこから降りた下段には複雑そうなコンソールを操作するクルーたちが見受けられる。全体的に薄暗く、あちこちに設えられたモニタの光が空間を照らしている。

 

 「……連れてきたよ」

 

 無意識に警戒のレベルを引き上げ、小さく喉を鳴らしながら士道が周囲を睨め付けていると、令音がふらふらと頭を揺らしながら言う。

 

 「ご苦労様です」

 

 館長席の横に立った長身の男が執事のように軽く礼をする。ウェーブのかかった髪に日本人離れした顔立ち。かなりのイケメンだ。

 

 「初めまして。私はここの副司令、神無月恭平と申します。以後お見知りおきを」

 「………おう」

 

 こいつがここの責任者か?と士道が首をかしげていると、

 

 「司令、村雨解析官が戻りました」

 

 神無月が声をかけるとこちらに背を向けていた館長席が低いうなりをあげながらゆっくりと回転した。

 

 「歓迎するわ。ようこそ、ラタトスクへ」

 

 司令なんて呼ばれる割には少々可愛らしすぎる聞き馴染んだ(・・・・・・)声に士道の目が点になる。士道の目の前に現れたのは一人の小柄な少女だ。真紅の軍服を肩掛けにしており、大きな黒いリボンでツインテールに髪を結わいている。そして口にはチュッパチャプスを加えている。

 その少女を士道は知っている。恰好、口調、身に纏う雰囲気、その全てが違っているが、知っている。

 

 「こ……琴里?」

 

 引き上げた警戒心も忘れて士道はぽかん、と口を半開きにした。




 現在、ジュラシック・ワールド エボリューション3をやっているんですが………ヤバいねあれ。

 ああいうシュミレーション系って始めてやったんですが、すごい勢いで時間が溶ける。
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