灰色の獅子【完結】 続編連載中   作:えのき

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*原作通りの流れなのでぶっちゃけ読まなくても大丈夫です(一応、流れだけ前書きにて省略して書きます)








〜ネタバレ注意〜【下に省略あり】〜ネタバレ注意〜













①フィルチの猫さん石化←フィルチ激おこ←治せるよ
②秘密の部屋とは←マルフォイ家が怪しい←ポリジュースつくる
③ハリー、クィデッチ腕折れる←医務室行き
④ドビーが色々やったのがバレる←1人の生徒が石化により医務室



秘密の部屋

 

 

 

 

 

なんの騒ぎかとその場にやってきたホグワーツの管理人のフィルチは自身の猫と壁に描かれた血文字を見るなり金切り声をあげた。

 

「私の猫だ、お前だ!殺したのはお前だ!俺がお前を殺してやるッッッ!!!」

 

ハリーを見るなり犯人だと決めつけ、彼の首を絞めようと詰め寄る。怒り狂った彼を生徒たちは止められなかった。

 

「アーガス!!!」

 

その場が混乱状態となったとき大きな声が廊下へ響き渡る。校長の一声でその場は落ち着きを取り戻し、フィルチも手を緩めた。

 

ダンブルドアは教師陣を引き連れてフィルチと血文字を一瞥する。そして生徒たちにまっすぐ寮へと戻るよう指示した。それから3人組の事情を聞く。

 

自分達でないと釈明してもなおフィルチはハリー達が犯人だと叫ぶがダンブルドアは猫は死んでおらず石化しただけだと言ったりそれから植物学のスプラウトの持つマンドレイクから作られる回復薬で元気になると説明した

 

そしてハリー達が犯人である証拠はなにもなく、疑わしきは罰せずという事で解放された

 

 

 

 

***

 

 

 

 

その日から生徒たちは【秘密の部屋】の話で持ちきりだった。その記述がされてある“ホグワーツの歴史”という本が常に借りられている状況となったのである。

 

 

そして魔法史の授業になったとき、突然ハーマイオニーが手を挙げて【秘密の部屋】について質問をした。

 

先生は戸惑いながらも話すべきだと判断して語り出した。

 

 

 

かつてホグワーツは一千年以上も前に最も偉大な四人の魔法使い達によって創設された。彼らは城を築いて魔力を示した子供を探しては教育を施した。

 

やがて魔法教育は魔法族の家系のみに与えられるべきという信念を持ち、マグルの親を持つ生徒は学ぶべきでないと主張ししたスリザリンとそれに激しく反発したグリフィンドールが争い、スリザリンが学校を去った

 

そして【秘密の部屋】を学校のどこかに隠して学校に“真の継承者”が現れる時まで部屋を開けられないようにした。そして封印を解いて怪物を解き放ち、学校から魔法を学ぶのにふさしくない者を追放するという言い伝えがあると話した。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

疑いをかけられたハリー達は真犯人が誰かを話し合っていた。するとロンは真っ先にドラコ、そしてウィルが怪しいと言った。マルフォイ家はウィルを除いた全てがスリザリン出身であり、スリザリンの末裔でもおかしくないと言った。何世紀も前から秘密の部屋の鍵を預かっていたのかもしれない。

 

2人はドラコならまだしもウィルはそんな事しないと反論した。

 

ロンも今までならそう思っていた、だがこの前の件でウィルも所詮はマルフォイ家なのだと思ったらしい。しかしその時のウィルを見たのはロンだけだったため2人は納得しない。

 

そこでハーマイオニーはウィルの疑いを晴らす為にも犯人を突き止める必要があると考え、それを調べるための策を思いついた。

 

 

 

そして彼女は自分以外の誰かに変身する事ができる“ポリジュース薬”が必要だと主張し、その製作のために動き出した。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

数日後

 

 

 

〜クィディッチ場〜

 

 

 

 

 

ついに今学年最初のクィディッチの試合が開催される事となった。ウィルとハリーが参戦してから無敗を誇るグリフィンドールだったが、今年からはわけが違う。

 

スリザリンが新しいシーカーを用意し、そしてチーム全員に最新鋭の箒である“ニンバス2001”を用意してあるからだ。

 

試合開始となるとチェイサーであるウィルはすかさずクアッフルを奪い、相手ゴールへ直進した。するとすぐに相手チームの2人にマークされる。彼は味方へ鋭いパスを繰り出すも突然現れた敵にボールを奪われる。

 

ウィルらグリフィンドールのチームは苦戦しつつも今は40対40の引き分けである。

 

「頼むぞハリー、どう考えても今日は150点差つけられない。」

 

味方の士気とコンディションを冷静に判断してウィルはハリーの方をちらりと見る。すると暴れ玉である“ブラッジャー”に襲われており、それを華麗な箒さばきで回避していた。

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

ハリーside

 

 

 

 

 

ハリーは苛立ちを隠せずにいた。常にブラッジャーが自分を追いかけていたからだ。普通は棍棒を持つビーターがそれを敵選手に弾いて妨害する、だがこれは明らかに細工されており自分の後ろを張り付くように襲いかかってくる。

 

観客はスリザリンのキラキラ輝く箒に目を奪われており、味方は軽快な敵選手の対応に精一杯である。

 

すると煽るように近くに飛んできたのは彼の宿敵のドラコ・マルフォイだ。

 

「バレエの練習かい?」

 

彼はにやにやと笑顔を浮かべながらハリーを小馬鹿にする。ハリーは自分に迫り来るブラッジャーを警戒しながらもドラコの後ろで飛んでいるスニッチを見つけた。

 

 

そしてハリーは加速してドラコを抜き去るとスニッチを追いかけた。彼もハリーの視線の先にあるスニッチを目で捉える。

 

2人は加速してスニッチを追いかけた。だが背後からはブラッジャーが迫り来る。彼らはそれに気を配りながら一目散に飛ばした。ハリーは才能と技術を駆使するのに対してドラコは経験と道具で張り合う。

 

 

 

結果としてハリーはブラッジャーに片腕をへし折られた。だがドラコに対する対抗心とハーマイオニーをバカにされた怒りでスニッチを掴み、グリフィンドールが勝利した。

 

 

試合を終えるホイッスルが鳴ってもなおブラッジャーはハリーを攻撃しようと暴れまわる。だがそれをハーマイオニーが“レダクト”により破壊するのに成功した。

 

チームメイトや友人達が駆け寄り彼をすぐに医務室に連れて行こうとする。確実に骨が折れているようだった。

 

すると意気揚々と現れたロックハートが治してやろうと現れた。ハリー達を含め多くの生徒達は彼が無能だと気がついていたので止めようとするが、人の話を聞かない彼は杖をハリーの患部に向けた。

 

「“ブラティアム・エンメンドー”!」

 

ロックハートの杖から光が発せられるとハリーは腕の痛みが無くなった。だが同時に軽くなった気がした。

 

どうやら骨を抜かれたらしい。結果として彼は骨が折れた時より長く辛い治療を受ける羽目になった。

 

 

 

 

 

 

その夜、ハリーは休んでいると突然ドビーが現れた。彼はハリーを見るなりキーキーと叫び出す。

 

「ハリーポッターは学校に戻ってしまった、なぜ汽車に乗り遅れた時になぜ戻られなかったのですか?」

 

ドビーは真面目な顔でハリーに言った。彼は今学期が始まる前に警告をしにきたのだ。ホグワーツは安全ではないと告げた、しかしハリーはそれを拒んで学校へ戻ってきた。

 

「・・・どうして僕らが汽車に乗り遅れたのを君が知ってる?」

 

ドビーはハリーの指摘にギョッとした表情を浮かべる。彼は決して頭が悪くないとは言えなかった。

 

「あれは君がやったのか?」

「その通りでございます。」

 

ドビーはそれからなぜハリーを守ろうとするのかを語り始めた。ヴォルデモート(闇の帝王)が権力を握った時代では“しもべ妖精”は害虫のように扱われたのだ。

 

しかしハリーがヴォルデモートを打ち破ってから生活は良くなったらしい。それから彼は歴史が繰り返されようとしていると言った。

 

ハリーは秘密の部屋が開かれた事に勘付くとドビーは慌てふためきながらもその場から“姿くらまし”をして消えた。

 

ハリーは消えたドビーを探すように周囲を見回すが、どこにもいない。

 

すると突然彼は急いで布団の中に潜り込んだ。扉の向こうから何人かが早足で歩く音が聞こえてきたからだ。

医務室の扉が開くと同時に中へ光が差し込む。ハリーは背を向けて寝たふりをする。だが耳だけに意識を集中させる

 

声から察するに教師陣だ。正確には分からないがダンブルドアやマクゴガナルの声がする。他にも何人かいるようだ。

 

ダンブルドアが身元を確認するとマクゴガナルが自分の寮生のコリン・クリービーだと言った。ハリーは自分の感情がねじれるような感覚を覚えた、その生徒は自分やウィルを慕っている後輩だからだ。

 

どうやら彼はカメラを持っていたらしく、犯人を写している可能性を考え、フィルムを確認するとボンという破裂音と共に煙が吹き出していた。焼けたプラスチックのような香りが医務室に漂う。

 

「生徒達に危険が迫っておる、秘密の部屋が開かれたのじゃ。」

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