灰色の獅子【完結】 続編連載中   作:えのき

39 / 79

この章を振り返ると少し反省しました。情報を小出しにするのではなく、もっと記述すべきでした。

解説がもの凄い複雑です。作者も文章にするのが難しかったので完結を迎えてから見直してもいいかもしれません。




【孵化と羽化編】の時系列、解説など

 

 

 

 

 

【孵化と羽化(前編)】の時系列

 

 

 

 

①ブラックを追っている吸魂鬼と出会う、恐怖に値せず、守護霊も使用できない

 

②ルーナをイジメから庇ったら懐かれ、只者ではないと思いつつ拒む(ただし無意味)

 

③ハーマイオニーだけでなく数多くの非純血の生徒を拒み、スネイプの教えを受けていたために彼の後継者と呼ばれる。

 

④マクゴガナルが重荷を背負うウィルに対して協力が必要と考える

全教科の授業を履修する為にとハーマイオニーにも与えた“逆転時計”をウィルにも与える(逆転時計を使用して食事終わりに彼は様々な教師陣の特別レッスンを受ける)

 

⑤守護霊の呪文を覚えるよう言われる、ただし魔法の才能がありながらも唯一苦手

 

⑥ヒッポグリフのバックビークを気に入り、召喚の契約をかわそうとしたが断念する(理由は後述)

 

⑦ルーピンのボガート、ウィルの恐怖が孤児院で育ち魔法の使えない自分

 

⑧ルーナがウィルに構う理由は孤独だからだろうと思われる

 

⑨守護霊がうまくいかないとウィルにスネイプは苛立つ

憎いルーピンがハリーに守護霊を教えているから、対抗心が芽生えている

 

⑩ルーナからヒントを得て自分の幸せが自由だと気がつく

 

⑪彼の恐怖と幸福が同じであると気がつき、守護霊を呼び出す事ができた

孤児院で育った自分は【なんのしがらみもない自由】だから幸福である、ただしルシウスに引き取られなければ魔法を覚えられず目的を果たせないので恐怖ともなる

 

⑫ボガートが迷い、ウィルがボロボロの自分の次に恐怖する存在として老婆に変身した

 

 

 

 

 

 

 

<彼が養子だったという伏線>

 

 

 

 

 

 

〜賢者の石編〜

 

 

・ブロンド髪の一族なのに彼だけ黒髪

 

・ナルシッサが愛してるのはドラコだけなので、ウィルには杖を与えない(義母ではなくほ本当の母親の杖)

 

・他の生徒たちより大人なのは孤児院の出身で、たくましく育ったから

 

・食事マナーで気になるのは昔の自分も汚い食べ方をしてて矯正して貰ったから

 

・教育への感謝、マルフォイ家に尽くすため

 

・ドラコにシーカーを譲っていた理由は遠慮しているだけ

 

・早く子供が欲しい→こども好きであるが、それより後継として求めている

 

・ダンブルドアに自分が恵まれていると言った

孤児院ではまともな教育を受けられないのに自分だけはマルフォイ家に拾われたから

 

 

 

 

〜秘密の部屋〜

 

 

 

・彼の本来の口の悪さ、めちゃくちゃな性格はマルフォイ家で得たわけではない

教育とウィルは貴族の次期当主らしい振る舞い方をする必要があると考えたから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【孵化と羽化(後編)】の時系列

 

 

 

 

①退屈そうに汽車に乗り、食事はゆっくり楽しむ

本を読まないのは全て読み尽くして記憶したから、使える呪文は全て習得したためあとは練度をあげるだけなので体調を優先する

 

②ムーディの授業

↑中身は死喰い人のクラウチjrなので、ヴォルデモート復活に向けて何も動かないマルフォイ家に恨みを持っている

 

③ゴブレットでハリーを含む4選手が選ばれる

 

④実験体として使用する野生動物やユニコーンを攫う為に【禁じられた森】にやってくる。そしてドラゴンを目につける

彼はホグワーツにいるのは必要がなくなるのも時間の問題として、退学になった上で探知される事なく逃亡する手段を探していた(あとで詳しく書きます)

 

⑤ドラゴンがハリーを追いかけてコートから出て行く(映画設定を採用)

もしかしたらウィルがドラゴンを繋ぐ鎖に細工をしたかも(これは各々の想像に任せます)

 

⑥第1の試練にてハリーを追うドラゴンの羽根が折れて谷へ落ちる

 

⑦ウィルがドラゴンを救って召喚獣となる取引をする

 

⑧ダンスパーティの説明後、ハーマイオニーが気になる

もう実力を得たのではないかと思い始める

 

⑨鍛錬がどんどん退屈になる

魔法の質をあげるにも限界があり、ハーマイオニーとの仲直りがしたいという気持ち

 

⑩スネイプが自分と同じ轍を踏まないようにフォローする

 

⑪ルーナの忠告でハーマイオニーと仲直りするが、先約がいてパートナーを断られる

 

⑫ルーナをパーティに誘った。普段、性格や気持ちが全く読めないのに動揺しているのを見て可愛らしく思った

 

⑬パーティを終えて、仲直りしたハリーと第2の試練のヒントを探る

ウィルは戦闘で必要になる可能性を考えて筋力トレーニングをしている、ハリーはクィデッチの練習に参加しないのに結果を出し続けている理由を理解した

 

⑭第三の試練中にヴォルデモートの復活をハリーの口から聞く

自分の立場が危険なことを知る(後に詳しく書きます)

 

⑮本の知識では不十分と考えて闇の魔術について実験を行なっていたため、それの証拠隠滅を図るが失敗する

 

⑯野望を語るも迷いがある(あとで詳しく書きます)

 

⑰捕まり退学処分となる

逆転時計を燃やしたのはマクゴナガルにこれ以上迷惑をかけないため

 

⑱逃亡してダームストラングへ向かう

カルカロフとルシウスは元同士であり、元々はドラコをダームストラングに入れようとしていた背景(原作設定)があるため

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詳しい解説(規定の字数稼ぎ)

 

 

(1)ドラゴン(バックビークも)に目をつけていた理由

 

それは逃亡手段として魔力の痕跡を残さないようにするためです。原作では騎士団編にてセストラルを利用して神秘部に潜り込みました。

 

 

 

(2)野望の迷いについて

 

 

彼の野望は4つあります。

 

 

・マルフォイ家←育てて貰ったから

 

・世界(価値観)を整える←動機は未だ不明

 

・実力主義(差別をなくして不当な差別を受けた者の救済)←動機は未だ不明

 

・魔法族の存続←世のため、未来のために

 

 

 

 

この中で主人公にとって一番重要で、この作品の要となるのは【世界(価値観)を整える】ということ

 

一番大変で困難に近いもの、まず第一に必要なものは自分の実力と味方勢力を築くこと

 

これらは2つの手段で作れる事が可能で、1つは【既出の勢力に加担して自分の意見を世界に反映させる】こと、そしてもう1つが【自分と同じ志を持つ仲間を作る】こと

 

 

 

 

 

 

前者の特徴は覇権さえ握れば早急に目的を果たせるということ

↓↓↓

 

既出の勢力とは【騎士団】と【死喰い人】の2つです。

 

 

 

 

 

《死喰い人ルート》

 

 

ウィルが悪しき道と表現する【死喰い人】陣営に彼が加わったとすれば、強く自分の意思を世界に伝えられると思われる

・現体制を崩壊させて一から作り直す

・加入するのに充分な立場がある

・ヴォルデモートと価値観が近い(世代さえ同じならば最大の友になれただろう)

 

特に最後の点が非常に大きい。彼はマグルに対しては差別的だが虐げられている人狼や巨人族、吸魂鬼に対しては差別的でない

 

最悪の事態を想定するウィル曰く『マグルと戦争になれば魔法族は生き残る』という大きなメリットがある

 

これは魔法省や思想がバラバラの騎士団陣営にはない。現体制で戦争となれば魔法族は滅ぶだろうと想定している

 

 

 

もちろん【死喰い人】陣営は殺人や自分達に刃向かう者達へ粛清を行うが、価値観の統一という点においては効率がいい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《騎士団ルート》

 

 

 

騎士団に加わり、死喰い人を倒した場合に自分の意見を強く反映させられない

 

・魔法省の現体制に不満

・代表格のダンブルドアとは相性が悪い

・自分の立場とは正反対

・価値観が合わなければ話し合いなのでどれだけ正しかろうと価値観を統一する事ができない

 

 

 

もちろん人道的な勢力を選ぶのなら騎士団一択です。しかし自分の立場、理想からすれば程遠い。

 

 

 

 

 

 

つまりウィルは非人道的なのを承知の上で効率的に叶えるか、人道的にリスクなく緩やかに変える運動をするかの違いです

 

 

 

 

 

 

彼はまだ【死喰い人】か【騎士団】のどちらに着くかを選べない。

 

 

 

理由は彼は実はそこまで頭が良くないという点です。たしかに彼は天才です、ただしそれは魔法の才のみに限り、学業においてはただ記憶力がいいだけです。

 

要は記憶力テストは優れているけどIQや謎解きは平凡より少しマシな程度

 

ハーマイオニーと比べると頭の回転、理解力、謎解きにおいてウィルは歯が立ちません。ただし発想力や思考力は彼女の比ではないです。

 

 

ウィルの頭がそこまで良くない原因は孤児院で生まれ育ったからです。幼少期に誰からも知識や教育を与えられなかったので、自分で学ぶしかなかった。だから地頭ではなく吸収力が伸びたという設定です。

 

 

 

 

 

これらの理由で彼はまだ“より正解に近い選択”をできずにいます。

 

少なくとも彼はヴォルデモートと対抗できる手段が必要だと考えて、実験を行いました。ダンブルドアは彼の真意を問うことはなく、それがヴォルデモートの対抗手段を得る者だと見抜いたため黙認していた。(腹心のスネイプにもそれを伝えていた)

 

ただしクラウチjrのおかげで動かざるを得なかったので退学処分とした

 

 

 

 

 

 

(3)ヴォルデモート復活の際に自分の身が危険になった理由

 

 

前提として彼は学校での実験が見つかれば逃亡する気だった。

 

この実験が公になればマルフォイ家の嫡男てあり、闇の印を腕に刻まれたという立場から【死喰い人】陣営につかならざるを得ない。

 

それを悪しき道と理解しながらも上記の理由で簡単には騎士団側につけない。

 

 

 

実験について見つかることがなかったので彼は続けていたが、ヴォルデモートが復活したという知らせを受けて証拠を燃やした。

見つかればヴォルデモートに加担をせざるを得なくなる(【より正しい選択】とは限らないから)

 

 

結果として見つかってしまったので彼はヴォルデモートの息のかからないであろう何処かに身を隠す必要があると判断した。(もちろんホグワーツでこれ以上学ぶことがないという理由も)

 

元々ダームストラングに根回しをしていたので、そこへ逃げた。結果としてどちらに加担するにせよ、動機が必要です。(闇の魔術の実験により追われる身であるから敢えて捕まった)

 

 

またどちらにも加担しない道を選ぶときに備えて、ダームストラングで自分の勢力を伸ばそうと考えた

 

 

 

 

 

関係ないですが、実家で実験すればいいのに学校で行った理由はマルフォイ家を巻き込まないためです

 

・仮に家宅捜索をされても2年前に全て処分してあるので問題ない

ボージンアンドバーク

 

・あくまでも義理の息子が自分の知らないところで勝手にやったと主張しできるようにするため

 





ちなみに次から最終章です。タイトルは【天秤の行方】で、彼が野望を叶えるために3つのどの“より正解に近い選択肢”を選ぶかが鍵になります。


後々、足りない部分や難しい部分をわかりやすく修正すると思いますのでご了承ください。

参考にしたいのでアンケートにご協力ください↓

この章や解説を振り返って・・・

  • 面白い
  • まぁまぁ
  • 難しい
  • 難しかったが解説読んで理解した
  • さっさ完結させろ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。