灰色の獅子【完結】 続編連載中   作:えのき

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ここ最近、ずっと隙間さえあれば書き進めてきました・・・
ざっくりしか下書きしてなかったので時間がかかりますね
ただここから先は下書きしてあるので比較的早く更新できますよ


最後の迷い

***

 

 

 

 

〜叫びの屋敷〜

 

 

 

 

 

イギリスで最も恐ろしい呪われた屋敷にその闇の魔法使いがいた。側には自分が唯一愛を与えている存在、ナギニが地を這う。

 

 

 

彼には七つの分霊箱があった。あくまでも最強である為ではなく無敵となる為だ。

 

“闇の帝王”ヴォルデモート卿は己がじわじわと追い詰められていくのを感じていた。

 

今となっては七つから二つしかなく、切り離した魂が散り散りとなった為に己の力が弱まっているのをひしひしと痛感させられる

 

 

 

 

 

 

 

「我が君、一度軍を退かれて小僧をお探しになった方が・・・。その方が賢明ではございませんか?」

 

彼がハリー・ポッターに破れて世間から身を隠すまで、最も強力な部下の一人だった男だ。

 

ルシウス・マルフォイ、魔法界でも有数の血筋、影響力、財産を持っていた貴族の当主。

 

だが今では様変わりしたようだ。使い回しで襟のよれた服に艶のない銀髪、やつれた肌には生気がない。

 

「ルシウス、よくも俺様の前でそのような醜態をさらせるな。」

 

ヴォルデモートは忠臣としては見限っているらしく、冷たく言い放つ。

 

「わからんのか!?あの小僧は向こうから俺様の前にやってくる!」

 

主人の苛立ちが自分に向いている事に勘付いたルシウスは恐れから目を背けてしまう。

 

「俺様を見ろ。」

 

彼は冷たく言い放ち、そしてある命令を下す

 

「セブルスを呼べ」

 

ルシウスは命令されると逃げ出すようにその場から立ち去った。

 

 

 

 

 

 

その情けない背中を見ていたのはヴォルデモートだけではなかった。

 

「あまり部下を恫喝すべきじゃない。」

 

その声を聞くと不機嫌だったヴォルデモートは少しだけ表情を和らげる。しかし彼の怒りを完全に治めるには到底及ばない。

 

「部下と果たして呼べるのか?ただ恐れのみで俺様に従う哀れな男よ。」

 

ヴォルデモートはルシウスを全くと言っていい程に信用していない。彼には何度も失望させられているためだ。

 

「従うのならまだいいじゃないか。」

 

ウィルは負け惜しみのように返す事しかできなかった。仮にも元義父の悪態を聞くのは気分が良くない。

 

「ウィリアム・・・。俺様はお前を過大評価していたようだ。もう少し賢い男だと思っていた。」

 

ヴォルデモートはルシウスの事などはっきり言ってどうでも良かった。いれば駒が一つ多くなり、いなければ駒が一つ減るだけだ。

 

それよりも自分が目をかけている天才の方の選択の方が気がかりだ。しかしあまりにも優柔不断なので苛立ちすら覚えていた。

 

「もはや待つ気はない。」

 

ウィルは目を細めて真剣な表情を浮かべる。今この場で戦闘を覚悟する必要があると考えた為だ。

 

「俺様の手をとり偉大なる道を切り開くか。それとも愚かにも歯向い死ぬか。」

 

「悪いが、まだ決めかねてる。」

 

ウィルはやはり選択の答えを出す気にはなれなかった。まだ己に影響を与えた全ての人達に再会していないからである。

 

 

「ウィル、お前が悩む理由はただ一つ。お前は理想を求めているからだ。」

 

「・・・。」

 

ウィルは否定する事ができない。彼に直接伝えたことはないが、間違いなく自分は理想の為に動いているつもりだ。

 

「そして、なぜお前は理想を求めるのか。」

 

彼は心臓の鼓動が大きくなるのを感じた。ヴォルデモートに確信を突かれるような気がしたからだ。

 

「簡単なことだ。お前にはお前の欲望(・・)がない。正確に言えばお前自身の望みだ。そして・・・、お前は命の価値(・・・・)を決める事ができない。」

 

ヴォルデモートは正確にウィルの心理を見抜いていた。そして彼は何も言い返せない。全身が重くなるような錯覚を覚えた。決して闇の帝王を恐れたのではない、己の心の内のもっと深い部分をえぐられるような気がしたからだ。

 

「そしてもう一つ、お前は価値観(・・・)というのを大事にしてる。なぜか教えてやろう。」

 

ウィルの焦りをヴォルデモートは察しつつ、己の追撃の手を緩める気はなかった。

 

「お前は常に中立を選ぼうとする。答えは明確、人に嫌われたくない(・・・・・・・)からだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前は選択から逃げている(・・・・・)

 

 

「・・・。」

 

ウィルは何一つ言い返せない。薄々自分でも勘付いていた。

 

「返す言葉がない。その通りだ。あと少し、今夜までに答えを出す。」

 

ウィルはただゆらゆらとその場から立ち去った、足取りは不思議と軽い。気分がすっきりしたわけではない。核心をつく言葉を受けて

唖然としているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

そして彼がただ前へ進んでいると恐ろしい声が響き渡る。さっき聞いたばかりの声だ。

 

 

『お前達は勇敢に戦った。だが無駄だ。』

 

空気が一瞬で凍りつく。しかしウィルはもはや、その冷徹な声に恐怖を覚えなかった。己が成長したからだろうか、もしくは彼ですら己の脅威でないという確信からであろうか

 

『このようなことはのぞまぬ。

魔法族の血が流れるのは損失だ。

我が勢力に一時撤退を命じよう。

その間に死者を尊厳を持って弔うといい』

 

その言葉を聞いた死喰い人達は杖を下ろして彼らの陣地へと戻っていく。一気に静まり返りホグワーツは不気味な静けさが増す。

 

『ハリーポッター、今お前に直接話す。お前は今夜、自ら俺様に立ち向かわず友人達を犠牲にした。禁じられた森に来い。自分の運命と向き合え。お前が来なければ皆を殺す。男も女も子供もだ。』

 

 

そう言い終えると校内に不気味な声が届かなくなった。不思議とトムの声が己をすり抜けていくようだった。

 

「あと少しか。俺のタイムリミットも。」

 

彼はそうつぶやいた。

 

 

 

 

地面は荒らされて、外壁は崩されて散らばっている。顔馴染みや見知らぬ生徒達と死喰い人の亡骸がちらほらと横たわっている。所々で地面が赤く染まっており、激しい戦闘が行われたのだと感じざるを得なかった。

 

 

荒れ果てた学校を見てウィルは心に深い悲しみを感じた。そして校舎を歩くと彼の耳に冷たい罵声がぶつけられる。

 

 

 

「おい、あいつ。」

「俺たちを笑いに来たのか。」

「今さら何しに来たの。」

 

 

 

目の前で友を失った男子生徒は怒りに身体を震わせて吐き捨てる。見知らぬハッフルパフの生徒だ。おそらく同級生だろう。そして治療の道具を抱えている女子生徒、この子は見覚えがある。新入生の時に自分の近くにいた取り巻きの一人だ。今では憧れなど微塵もなく憎しみだけが宿る。

 

 

彼は自分がその言葉を受け止める以外の行動は許されないのだと理解していた。その言葉をただ聞こえないフリをして早歩きでその場を去る事だけしかできずにいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜校長室〜

 

 

 

 

 

 

 

「お久しぶりです。」

 

ウィルは合言葉すら容易く無効化して部屋の中に土足で上がり込んだ。

 

「これは意外な客人じゃの。」

 

その額縁の中から懐かしい声が聞こえてくる。今は亡きアルバス・ダンブルドアの肖像画である。魔法界では写真が動くように描かれた肖像画が額縁の中でまるで本人の生き写しのように動き、そして語る。

 

描かれたダンブルドアは拒むことなく彼を迎え入れる。合言葉はあくまでも生徒の不必要な侵入を防ぐために設置されてるのであって、生徒でないウィルを阻む理由はないと考えたからだ。

 

「一つ、尋ねたくて・・・。」

 

彼と敵対していたとはいえ、ウィルはダンブルドアに対して敬意の念がある。未だに真正面から彼と向き合えば勝てるビジョンは見えない。ダンブルドアを前にすればウィルの才能と知識でさえ狭く、そして浅く見える。

 

「どちらも正しい2つの選択があるとして、どう選びますか?」

 

それは彼がダンブルドア側か、それともヴォルデモートにつくのかという事である。彼がどちらの陣営に組するかですぐに勝敗はつく。未だに彼は迷っている。どちらも一長一短であり、より正しい世界を目指す彼にとって片方に組するかどちらも敵対するか決めかねてる。

 

「難しい質問じゃ。」

 

彼はほんの少し間を空け思考を整えると口を開ける。

 

「まずわしは君のことを知らねばならぬ。君がなぜ2つの選択肢が正しいと感じ、なぜより正しい選択を取らねばならぬと思うのか」

 

ウィリアム・レストレンジにはダンブルドアの知らぬ過去(・・)がある。

 

「そして君の過去の話を聞かねばならぬ。レストレンジ家で産まれ(・・・)、マルフォイ家で育つ(・・)までの空白の時間、何が君をそう成長させたのか話してくれんか?」

 

ウィルは己の過去を明かさない。それが自分の弱みになると知っており、そして当時は魔法族の中でも一握りの影響力を持つルシウスの手により彼に関する過去の出来事が消されているからだ。幾らダンブルドアでさえ数多くいた孤児の、僅か一人の痕跡を、更にあらゆる手で抹消された記録を辿るのは困難を極めた。

 

「えぇ、では開心術を・・・。」

 

しかしダンブルドアは首を左右に振る。

 

「君の言葉で聞きたいのじゃよ。それにわしでは君の閉心術を破れぬ。」

 

ウィルは軽くにやりと笑う。警戒心が緩み油断をしているのかもしれない。

 

「1時間、学校の退屈な授業では永久の時であり、語り合うには余りにも短い。」

 

再びウィルは頬を緩ませる。

 

「えぇでは早速、僕はある魔女の弟子でした。そして僕が最初に殺した人です。」

 

彼は何のためらいもなく殺人を告白する。それもまだマルフォイ家へ招かれる前の出来事だ。年齢にして七つ、彼は人としての道を踏み外したのだ。

 

「隠さずとも良い。ジェニス・マクミランは儂も知る所にある。傲慢不遜ではあるが偉大で強力な魔女だった。」

 

“ジェニス・マクミラン”、それはダンブルドアも知る名である。自分より1つ上の世代で自分に匹敵するかもしれない才能と叡智を持った女性だった。しかし彼女はある事がキッカケに世間から完全に姿を消した。

 

 

 

 

マグルのある小国の軍隊を一人で壊滅させ当時の王と側近を皆殺しにした大事件を引き起こしたからだ。当時のイギリスの魔法省はこの出来事を重く見て“闇祓い”を数多く差し向けたが無駄に終わった。

 

なぜなら全員が返り討ちに遭い“錯乱の呪文”がかけられた事で魔法省を荒らさせた挙句に現存していた資料の全てを焼失させた。

 

「では予言も?」

 

ジェニスにはある予言がなされていた。

 

彼女がとる弟子は彼女より強力な魔法使いとなり、そして世界に破滅か平穏を与えるという予言だ。かの偉大なカッサンドラ・トレローニがそう言ったのだ。外れる予言ではない

 

「むろん。破滅か安寧、それこそが君の矛盾(・・)であり、そして迷いとなる。」

 

「なら話が早い。では語りましょう。」

 

彼は要点をまとめて語り始める。

 

 

 

***

 

 

 

20分後

 

 

 

 

 

 

「本当は決めておるのだろう?ウィル。」

 

「・・・。」

 

沈黙こそが答えである。彼の意にそぐわぬ選択肢、つまり彼は・・・

 

 

その間にダンブルドアは全てを察した。彼には深い傷がある。その傷を癒せるのは無傷の自分ではなく、同じ傷を持つ彼だけなのだと理解した。

 

「君の選択がどうであれ、わしから言えるのはただ一つ、君は偉大な魔法使いとなる。」

 

ウィルは深々と頭を下げて何も言わず校長室から出て行った。

 

彼は全てを話った。かつて己が敵として認識したほどの賢者に対して弱みを晒した。敬意を評し、尊敬している。それと同時に警戒し殺す為の策を練り牙を研いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新入生のウィリアムに感じたアルバス・ダンブルドアの懸念は正しかった。

 

 

 

 

彼の選択は破滅への道を

闇の帝王の手をとり世界を

強固に支配するであろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィルは校長室から出て行った。ダンブルドアに見せる背中が、彼への答えだった。彼の表情にもはや迷いはない。覚悟を決めた男の顔だ。これまで通り、彼らしい強い意志を秘めた瞳だ。鋭くそして強くウィルは己の進むべき道を歩み始めたのだ。

 

そして彼は誰もいない廊下をゆっくりと進む。すると正面から弱々しい足音が聞こえてくる。自分とはまるで正反対の、不安に満ちて深い沼にはまっているかのような。

 

 

「やぁハリー・・・。」

 

ウィルは目の前の友人にそう声をかけた。複雑そうな表情で囁くように言った。しかしハリーは虚ろな表情だ。右手には青い光を持つ小瓶がある、おそらく誰かの記憶だろう。彼もまた迷いから答えをしろうとしている。

 

「友よ、俺はお前を尊敬する。」

 

そして彼は自分の死を受け入れようとしているのだ。

 

「君を見て知った。恐れと勇気は対になるのではないのだと・・・。最期を見届けさせてくれ。」

 

ハリーは弱々しく怯えている。自分の命を紡いだ人達の死が無駄になってしまうという事すら理解した上で彼は自分が死を選ぶのが正しい選択だと理解している。

 

 

「ウィル・・・、あの日。」

 

ウィルは脳裏によぎる。かつて大人しく新しい世界に怯えていた小さな男の子ではない。小さな身体に刻まれた傷は大きくもない。もう2人とも立派な大人になっていた。

 

「僕と君がはじめて出会った時から君に憧れていたのかもしれない。君からそう言われて僕は少し死ぬのが惜しくなった。」

 

ハリーの身体の震えをウィルは見ていないふりをする。そして優しく肩に手をのせた。震えを止めたかったのだろう。

 

「だが行かねばならない。ハリー、お前はそう決めたのだろう?」

 

ハリーの視線に映るウィルの表情はとても儚く、そして優しかった。

 

「・・・ウィル。お願いがある。」

「・・・。」

 

ウィルは彼の瞳をジッと見つめて彼の肩から手をおろす。

 

 

「校長室に、俺の答えが示してある。それを見れば答えがわかるだろう。」

 

彼はそう言い放つとウィルは優しく彼を抱きしめ、そして彼から離れるとそのまま立ち去った。昔、ホグワーツで見かけた時のように彼は道のど真ん中を大きな歩幅で堂々と早歩きで去っていく。

 

ハリーはその懐かしい背中を見ると彼は自分の目的の為に校長室へ向かうと、彼は“憂の篩”にてある真実を知り、決意を固めたのだった。

 

 

 

 

 

そして校長室の黒いテーブルの上に謎の魔力を発する“カップ”がのっているのをハリーは気がついた。まるでそれは、かつてその椅子に座っていた人への向けてのメッセージのようだった。

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 

ウィルは人並みを進む。傷だらけの生徒達から目を背けることなく自分の決意を固めた。彼らに希望はない、自分にできるのはトムに加担する意思を示して降伏を促すこと。ただそれだけである。

 

 

実行に移そうと杖をマイクのように自分の口元へ向けようとする。しかしその途中でボロボロの生徒が目に入った。頭からは血を流し片足を引きずるように歩いている。

 

「ネビル。」

 

「やぁウィル、元気だった?」

 

懐かしき友人の姿だ。初めて出会った日の事を思い出す。最初に彼の名前を知ったのは一年生のホグワーツの汽車だ。初めてハーマイオニーと会った日、彼のヒキガエルを探すのを手伝った時だ。そしてすぐに同じ部屋に割り振られ出会った。

 

「よぉネビル。お前に話しておかなくちゃいけない事がある。」

 

ネビルは少し目を見開いてこちらの様子を見ている。

 

「できれば2人だけがいいんだが、時間もない。」

 

ウィルは自分に言い聞かせるように早口で喋る。そして彼は少し大きく息を吸う。

 

「本当の名前をお前に教える。俺の姓はレストレンジ。」

 

ウィルの唐突な告白にネビルは激しく戸惑った。悪い冗談なのだと引きつった笑顔を浮かべるが彼の表情は暗い。

 

「俺はウィリアム・レストレンジだ。俺はお前の両親を傷つけた息子なんだよ。」

 

彼の本当の親のベラトリックス、そしてロドルファスはネビルの両親を拷問して再起不能にするという事件を引き落とした。やがて闇祓いに捕らえられアズカバンに収監された。未だにネビルの両親は彼の事を息子として認知する事ができない程で、彼は祖母に厳しく育てられた。

 

その事件をウィルが仄めかした事でネビルの表情は激しく憎しみを抱いた。彼の告白が冗談の類いではなく、真実であると確信した為だ。彼はウィルと同じく本当の両親からの愛を受けずに育ったのである。

 

ネビルの両方の瞳には激しい憎悪の念が芽生え無意識にウィルの胸ぐらを掴む。しかしすぐに冷静さを取り戻してごめんと謝る。

 

「俺はなぜ君に伝えたかわからない。話すメリットなんてないのに・・・。」

 

 

ウィルは自分の行動を理解できず、逃げるように彼と目を合わせず立ち去った。

 

 

 

 

 

彼はそれから校舎を抜けて“禁じられた森”を歩いていた。トムに自分が手をとるという意思を伝える為である。しかしネビルやハリーと会ってまた心が緩みかけた。より自分を律する必要があると思い直した頃にまた一人、懐かしい顔が現れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァーイ、ウィル。」

 

「やぁルーナ。」

 

目の前に金髪の、目の焦点の合わない美少女がそこにいた。

 


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