あっ、ダメ?デスヨネー(涙)
前回のあらすじ
ラステイション協会内で病んじゃったブランが、自分の母親であるホワイトに攻撃。
さらに初期ネプ3人組とラステイションのツンデレ姉妹+教祖の修羅場がおきた。
「ぐぅぅ・・・な、なかなか完成せん!」
メージスは顔をしかめる。マコトについた惚れ薬の効果を打ち消すために研究所に戻って来たが、解毒剤がなかなかできていないのだ。
「はやく作らないと・・・わたしのマコトが・・・!・・・あっ、わわ私は何を言ってるんだ!!私は別にマコトのことをそんな目では・・・!」
自信にも惚れ薬の影響を受けたせいで混乱してしまい、作業がはかどらない。
だからと言って集中しても、無意識にマコトのことを頭に思い浮かべてしまうメージス。
一体どうすれば、と悩んでいたとき・・・
「「話しは聞きました!!!」」
「なにっ!?」
突然現れた2つの影、
それは記者のデンゲキコと、ファミ通だった。
「まさかマコトさんと自称狂気の科学者のあなたが出来ていたとは!!」
「けど、なにか悩みがあるそうですね!!」
「なぁ!!?ち、違うぞ!!私はマコトとはそんな関係ではない!!」
「まぁまぁそうおっしゃらずに!そうえば、私マコトさんが自宅のマンションから上半身裸で飛び出したのを見たのですが、なにがあったのですか?」
「あぁあれか、実は・・・」
少女説明中・・・・・
「・・・え!?ネプテューヌさんたちが・・・!?」
「そうだ、だからマコトについている効果を消さなければならないのだ!」
「け、けどそんなのを飲ませるなんて・・・やっぱりメージスさん・・・」
「だから違うと言っているだろ!!」
「わかってますよ!とにかく、マコトさんについてる薬を解けばいいんですね!ならいい考えがあります!」
「そ、その方法は・・・?」
そう言われると、デンゲキコはその案を言った。それを聞かれた二人は・・・やや渋い顔になった。
「・・・だ、大丈夫なのか・・・それ?」
「うわ・・・なんか・・・犠牲者だしそう・・・」
「た、たしかに強引かもしれませんが、他に協力者を集めてやりたいと思います!」
「・・・むぅ、やむを得ん。協力者にもガスマスクをつけることを知らせるんだぞ」
「わかりました!ところで、今マコトさんはどちらに?」
「ここに来るまえに、女神パープルハートに連絡を取って保護させたはずだ。だからプラネテューヌ協会にいるはずだが?」
「「えっ」」
二人が驚いたような、ショックしたような少し青ざめたような顔になった。
「ん?どうした?」
「い、いや・・・その・・・」
「こ、これは記者の中の噂程度のものですが・・・」
「なんだ?」
「━━━━━━━━━━パープルハートさまも・・・」
「マコトさんを狙っていると言う・・・」
「えっ」
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ラステイション協会 裏口
マコトは数分前、ノワールたちとネプテューヌの争いに巻き込まれそうになったところ、ブラックハートがそこに現れた。
ブラックは「ここは私が食い止めるから逃げて!」という言葉を託し、マコトはやっとそこから逃れられたのだ。
あれ?こういうのを死亡フラグって言うような?と思ったものの、今は深く考えている場合ではない。まずは離れなくてはと思い、逃げ道を探した。
裏口なだけあってすぐ目の前に壁があり、横へと直線上になった場所でどのように逃げるべきか。左は光が差し掛かっており、そのまま大通りに出るかもしれないが、女神たちに目立つリスクがあるし、一般の人までも巻き込まれるかもしれない。
右側は壁で行き止まりになっているが、飛行魔法を使えば越せないこともない・・・が、それも回りに目立つだろう。
マコトはブラックの部屋で魔法で着替えたシャツの首えりに無意識に指をかけ、少し引っ張り悩んだいた。
するとあるものに気づく。
マンホールだ。
地下という、さすがにここまで目を向けないだろうという判断をしたマコトは急いでそれを開けようとした。
ガコッ
意外とすんなり開いた。マコトは迷わずなかに入り、下に降りる前に蓋をして行った。
・
・
・
地下は予想通り暗く、マコトは手に光を魔力で作って先を照らしながら進んでいった。
一応未知のルートなため歩いていたが、特に不振な見た目はなかった。
曲がり角を進む前に、顔だけを出して一応確認してみる。誰もいない。
まぁ誰かが、整備士でもなければ予想はつかないだろうけど、実際にいたら驚きものである。
しかし、惚れ薬の効果はいつ解除されるのか。それとメージスはいつ解毒剤を完成させるのか。それが気がかりになってきた。
マコトは懐から携帯電話を取りだし、メージスにかけようとした。
前に仕事とネプテューヌのアドバイスをきっかけに、彼女との友人相手にはアドレスを教えてもらうということを聞かれて、プラネテューヌに来る前は母親とワレチューしかなかったのが、今では様々な人たちの記録が記されていた。
だからマコトは一つ一つ数字を入力しないで、すぐに携帯電話に載っているメージスのアドレスをタッチしようと━━━━━━━
ッ!!
マコトはその場から前へ回避行動をした。
突如後ろから恐ろしい気配を感じ、それが瞬時に襲ってきたのだ。
結果反射的に飛び出したのだが、すぐにその後ろを見てみると
誰もいなかった。
・・・・・いや、いないんじゃない。
「さすがだね・・・やっぱりバレちゃったか」
聞きなれた声だ。目の前から聞こえる
・・・・・まて、そもそも姿を消せる人物はかなり限られていた。
その人たちは自分と出会う前は、そんなことはできなかった。
できたのは、自分が教えたからだ。
じゃあ誰に教えた?
それは━━━━━━━━━━
「━━━━━━けどここでならユニちゃんにも、お姉ちゃんにも誰にもバレズニ済ムカラ私ニハ嬉シインダケドネ」
ネプギアだ━━━━そしてあるときに自分が魔法とある装置を組ませて一緒に作ったネプギアの傑作の一つ、
《
それがあったから姿、そしてネプギアのセンスもあってか気配、音等までを消し、背後に至るまで気づけなかったのだった。
「マコトくんどうだった?あなたに教えてもらったこの魔法。私なにも取り柄がなかったから地味なキャラとしてずっと成り立ってきたけど、今考えたらだからこそって思ったんだ。
みんなは出来ないのに私だけができる。まぁマコトくんは装置を組ませなくともできるのが羨ましいって思うけど、やっぱりこういう感じをもってるとちょっと特別な存在って思うんだ」
ネプギアは両手を背中に回し、結びながら話す。ネプギアの瞳も濁っている、
・・・いやまて、一体いつから・・・?少なくとも今日1日ネプギアとは会っていないはずなのに何故ネプギアが堕ちているんだ・・・?
「なんで私が襲ったの?って顔をしてるね。実はね・・・これのせいなんだ」
背からあるものをネプギアは取り出した。それは1枚のタオルだ。それもごく最近・・・というか実際に触れたことのあるようなデザインのものだ。
「これはね、マコトくんの汗がたくさん染み付いたタオルなんだよ」
そう言われた瞬間、マコトは思い出した。たしかプラネテューヌでイストワールからもらって、それで体を拭いて、そのあとにブラックハートが洗濯へ持っていってくれたのだった。
・・・しかしマコトの記憶には、そのタオルとネプギアとの接点が見当たらない。なぜネプギアがそれを持っているのだろうか。
「・・・私、お姉ちゃんを探していたんだ。プラネテューヌに戻る前、お姉ちゃんがマコトくんを誘おうとしてたけど、ずっと戻ってこなくって。だから家に帰ったのかなって、プルルートさんたちとプラネテューヌに来たんだけど、ブラックさんが洗濯所でこのタオルを嗅いでたんだよ」
えぇ・・・
ブラック・・・やっぱ薬の効果がパープルハートのように、変なベクトルに捻れてるような・・・
「そのあとブラックさんはリビングに行ったんだけど・・・いなくなったあとにね・・・私・・・嗅いちゃったんだ・・・このタオルを・・・」
・・・ネプギアが・・・嗅いだ・・・?
マコトは信じれなかった。自分の汗とは言え、ネプギアが他人が拭いたタオルの臭いを嗅ぐだなんて。
「やっぱり気持ち悪いよね・・・タオル嗅ぐなんて・・・けどね、私・・・やっぱりマコトくんのことが好きだったからそんなことしたんだよ。
マコトくんのことだ好きで・・・欲しくなって・・・お姉ちゃんにも取られたくないって、始めてお姉ちゃんに本気で反抗的になるほどだったんだから・・・
それでね、プラネテューヌに出る前に聞いたんだ、ブラックさんがマコトくんを連れてラステイションに行くってことを」
・・・なるほど、とマコトは接点を結ぶことができた。
ネプギアが病んでいる理由、それはタオルに染み付いた惚れ薬の効果入りの汗を吸ってしまったんだろう。そのあと自分に会いに行こうとしたら、ブラックハートとの会話を聞きラステイションに来た、ということだろう。
・・・ホントになんで吸ったんだこの娘。
「まさかお姉ちゃんたちもマコトくんを捕まえようとしてたのには驚いたけど、ブラックさんが足止めしてくれたお陰で、こうやって私だがマコトくんに近づけた・・・私は今のチャンスを絶対に逃したくない。だがら・・・」
ネプギアは手をほどき、右手を少し広げて光を伴わせる。
縦に長く光っていたそれは次第に物質と化し、
1本の、
そしてネプギアは、濁した瞳をマコトに向けながらこう言った。
「マコトくん、私の・・・私のものになってください。
私はマコトくんのためなら何だってやりますから。
ですが・・・
もし断るのでしたら、
この剣であなたを━━━━
━━━━━━━━━━━━━取リ込ミマス」
なぜか不気味に見える剣もあいまって、マコトにとってネプギアが今までよりも恐ろしく見えた。
だれも助けが来ないところであろう、マンホールからたどった地下通路で彼はもう戦わなければならない。
そう思った━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━矢先。
プシュウウウウウ━━━━!!!
「!?」
いきなり天井から大きな音と共に、白い煙が二人を覆った。
ネプギアも驚き、反射的に後ろに片腕を口に当てながら下がる。
マコトも驚愕して同じ行動をとっていたら、
『マコト様!!左を向いてください!!』
手に持っていた携帯電話から謎の男性の声が聞こえた。
誰だと混乱してしまうが、左から何かが開くような音が聞こえ、
そちらに首を回すと、先程までただの壁だったところが、なんといつの間にか隠し通路らしき入り口が出来ていた。
『はやくそちらへ!!』
一体誰かこんなことを、とも思ったがもう考えてる暇はない。マコトは急いでその入り口へ入った。
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足元にネオンの光が道しるべを作っており、黒塗りの空間ながらも先がしっかりと見えていたお陰で、迷わず走り続けれた。
奥の角を曲がり、先に見えるドアらしきものに近づいてみると、それが勝手に開いた。
そのドアからおそるおそる入ってみると━━━━━━
「おおマコト様、ご無事でなりよりですぞ!マジェコンヌ様からご連絡がありましたが、まさか本当に危険な目に会わされていたとわ・・・!」
「これで借り一つ・・・いいえ、まだ私からは全部返せてないわね。とにかく無事で何よりだわ、マコトちゃん」
後者の人物は全身濃い桃色を基準としたアーマーを身につけ、女性のような喋り方をする男性《ハッカー》、
その名も《アノデネス》。
そして前者は、
かつて犯罪神が現役だった頃、四天王の一人で黄色く太ったような、ずんぐりとした巨体の持ち主━━━━
マコトが生まれたことをきっかけに、今では幼い少女たちを本気で守るため、裏社会から様々な孤児を支えている存在。
その名も《トリック・ザ・ハート》
この二人がマコトをここまで誘導したのだった。
続く
変態と変態が組んだら最強だと思うのです(ただしヤンデレには勝てない)。
ゲームやアニメではこの二人は全然顔を会わせてないけど、とりあえずこの小説に出してみたかった。
反省も後悔もしていない。
ちなみに次回の投稿はまた寄り道編に逃げてしまいますが、どうしても書きたいネタがあるんや・・・許してくれ。
とりあえずお互い生きてたらまた会いましょう。
ではまた!!