長い時間を要してやっと出来上がりました。
とは言っても、相変わらずの3000文字程度の作品ですが・・・。
とりあえず時間が出来たので書いてみました。
不細工な出来ですか、どうか深く気にせずお読みください。
てなわけで、前回のあらすじ。
トリックとアノデネスが、マコトの危機を救った。
ラステイション下水道の秘密の部屋
「なぜここにいるのかですって?」
マコトは二人に質問する。
理由として元々ここは、ラステイションが昔使っていたとされるコンピューター施設が、大して役に立たなかったなどから破棄されたらしい。
そこで使おうとしたら二人が偶然に出合い、少し取り合いになったが、トリックがマジェコンヌからの電話がかかり、それを聞いたアノデネスたちがここの施設を利用してマコトを助けた、と言うことだ。
「にしても災難だったわねぇ。まさか女神たちに、しかもノワールちゃんまで追われるはめになっちゃって」
アノデネスがそう言いながらキーボードを打つ。するとモニターが切り替わり、先程まで自分が居た場所が映っていた。
そしてそこには・・・
『・・・おかしいなぁ、どこにもいない・・・』
マコトを探しているネプギアだ。恐らく自分が消えた場所を調査をしているのだろう。
「おっそろしぃわね~、好きなくせして刺しに来るだなんて。昼ドラでもこんな展開はないわよ~」
「まったく、今の彼女は人間のすみにもおけませんな。あっ、マコトさま。この部屋には別の出入り口がありますのであらかじめ教えときますね」
元犯罪者たちが何を言ってるんだか、とも思われるが少なくとも正論でもある。
トリックが別の出入り口のことを話していると、アノデネスが一言呟いた。
「・・・半年前だったかしら、マコトくんに借りができちゃったのは」
「そうえばそんなこと言ってたな、マコトさまと何があったんだ?」
アノデネスの言葉にトリックが反応する。ハッカーはひじを机につき、頬杖をしながら遠い昔を思い出すように語りだした。
「あのときの私は単に企業の秘密を、除いたりするだけのハッカーだったわ。
そのときにミスった訳じゃないけど国にバレて追われる身になったのよ。そのときになにも知らない彼に助けられたの」
「ほぉー、しかしそれだけではないのじゃないか?」
「そうね・・・他には・・・ん?」
アノデネスが画面に気づく。そこには壁に向かってかがむネプギアの姿がある。
「む?あやつなにを?」
「・・・ちょっとまずいかしら」
なぜ、と言おうとしたマコトだったが、彼は思い出した。たしか自分は、壁の隠しドアからここに入ったことに。
『・・・ここかな?』
ガッ!
突然ネプギアは、壁を剣で刺した。いや、正確には・・・
ザバキャア!!
刺した剣をそのまま下に強く引いたネプギア。その衝撃で、壁から煙をあげながら鈍い金属音をたてて壊れる壁。
そう、そこがマコトが入った隠しドアの隙間を刺して壊したのだ。
「あ~ら~、確実にまずくなったわねぇ」
「国が作った鉄より丈夫なドアを、剣で壊すとか・・・アイツもう少女の皮被った別のなにかですな。しかしあの剣・・・どこかでみたような・・・」
頬に一筋の汗をたらしながら小言を言ったトリック。マコトは彼たちに指示を仰いだ。
「マコトさまは別の出入り口から脱出してください。ここは私が食い止めます」
「私も残るわ。あと少しでやりたいことができるから」
「そのやりたいこととは?」
「マコトくんにいいことが起こることよ」
守ってくれるのにはありがたかったが、マコトは一つ不安なことがあった。ネプギアたちの持つ戦闘力についてだ。
そのことを伝えると、トリックは表情を変えず、こう言葉を返す。
「安心してください、私も犯罪神のそばから離れてもだてに生きてきたわけではありませんぞ。必ずや食い止めて見せますぞ!」
力のこもった声だった。マコトは申し訳ない気持ちになりながらも、彼たちにお礼をいいながらここを後にしようとした。
「・・・ではお気をつけて!」
「気を付けてね、マコトくん」
急いで出ていく少年を見送った二人は、それぞれ自分のすべきところに戻る。トリックはネプギアが来るであろうドアの前に、アノデネスはまたパソコンに顔を向けた。
「・・・ところで二つ聞きたいことがあるのだが?」
「なにかしら、早くしてちょうだい」
「一つはマコトさまにいいことの説明、もうひとつは他の借りついてだ」
「そうね、前者は彼にフェロモンを与えた科学者へ、解毒の材料を渡らせたこと。後者は・・・
なんだったかしらね」
「は?なんで覚えてないのだ?」
「説明がメンドウなのよ、あとあの紫妹がもうくるから覚悟してなさい」
素っ気ない態度に違和感を感じつつも、またドアの方を見るトリック。ちなみフェロモンのことを知っている理由は、あらかじめこのハッカーが調べていたからだ。
そして、そうこうしているうちに・・・
バンバン
ドアの向こうから叩く音が聞こえる。
「マコトくーん、ここにいるのかな?ここを開けてほしいな」
ネプギアの声が聞こえた。声は知っているものにとっては聞きなれた感じたが、ドアの向こうから不吉なオーラが見えるような気がする。
「・・・どうしてこうなった・・・」
「ヤンデレフェロモン作った人のせいよ」
「だろうな」
軽い口でそう話していた矢先━━━━━
ドガァッ!!
「「!?」」
ドアが壊された。
コツコツコツ・・・・・
「・・・あれ?あなたたちは確か・・・誘拐犯と盗撮犯?」
「・・・殺人未遂犯に言われたくないな」
ネプギアは相変わらずの目が死んだ笑顔で話す。かわいらしい声とのギャップのせいで、ますます恐怖を発生させていた。
「マコトくんはどこにイルンデスカ?早く教エテクダサイ」
「今のお前には会わせられん。現に貴様はマコトさまを殺そうとしただろう」
「マコトさま?まいいや。
・・・だって、マコトくんのことが好きなんです。けど誰かに奪われるのが嫌だから、この剣を使って取り込もうとするんです。だから邪魔しないでください」
紫に妖しく光る剣を二人に見せるネプギア。その剣を見た二人はあることに気づいた。
「・・・貴様、まさかその剣は・・・!」
「これですか?これは・・・
《ゲハバーン》と言って、人の魂を吸い取る剣です(黒笑)」
ゲハバーン。二人はあるおとぎ話を聞いたことがあった。
その昔、一人の女神が強大な悪を倒すため、仲間たちの魂を犠牲にしてまで、滅ぼした話を。
そしてその剣は、実は存在していると言う都市伝説がこの世界にはあった━━━━━━
「・・・・・いいやいやいや!ないないない!!そんなことがあるわけがない!!」
「そそそそそうよ!!そんなものがあるわけがないわ!!」
「これがそうなんですよ。さっきも普通のものよりも遥かに頑丈なドアを破壊できたじゃないですか」
「そっそれはアンタがいまヤンデレだからでしょ!!」
「それもあるかも知れません。けど・・・これがマコトくんとの結晶の証でもあるんです」
「どこがだよ!なんで破滅を導く剣がマコトさまとの結晶なんだ!!」
「だって・・・」
そう言って彼女は一枚のタオルを取り出す。それはプラネテューヌで手にいれた、愛人の汗が染み込んでいるタオルが。
「・・・タオル、よね?ただの・・・」
「はい、
「・・・ん?マコトさまの汗?」
「はい、それを私が元々持っていた剣で拭いたら━━━━
ゲハバーンガ、出来上ガッチャッタンデス♪(暗黒微笑)」
「「ちょっとなに言ってるかわからない」」
二人が同時にツッコんだ。そりゃあ汗で最悪の剣が出来上がるなんて、もし本当ならば、世の中のただの剣ですら、そんなことしただけその剣が出来るもんだからだ。
「さて、もうお話は止めにしましょう。私はマコトくんの元に早ク行カナイト、イケナインダカラ」
「っ!いかせるか!」
呆気にとられていたが、トリックはすぐに立て直す。一方ネプギアは、足を止めてトリックを見つめる。
「・・・ドイテクダサイ」
「どかしたいなら、力ずくで、どかすんだな!」
「・・・ナラ」
ネプギアは剣を逆さに握りだした。その同時に、彼女の横から、禍々しい渦が表れる。
「むっ!?」
「消エテクダサイ」
その渦に剣を入れたネプギア。完全にそれが中に入ってしまうと━━━━━
「っ、なにっ!?周りが!?」
「こっこれは!?」
なんとトリックとアノデネスを囲むように、禍々しい渦が無数に表れた。
そしてその全ての渦から、
なんと相応のゲハバーンが、紫色の炎のようなものを纏いながら、ゆっくりと出てきたのだった。
「ちょっ!?これ反則じゃ!?」
「実戦ニ反則ハアリマセンヨ?ト言ウヨリアッタラ、『即使エ』デスヨ?」
「守護女神が言っていい台詞じゃねぇ!!」
「ダッテまことクンガ言ッテタ気ガシタンデスカラ」
「気がしたでこんなことすんなぁ!!」
「モウウルサイナァ・・・」
ネプギアは頭の位置に手を上げる。その手の親指と中指の先はくっついていた。
「お、おい!まっ待て━━━」
トリックが必死に止めようとしたが、時すでに遅し。この瞳の光を無くした少女は無慈悲に行動に移してしまった━━━━━
「《ヘルゲートスラッシャー》!」
パチンッ!
「ちょまてまてまてまあぁぁぁぁあああ!!?!」
「ぎゃあああぁぁぁぁあああ!!!」
二人に無限の剣が襲いかかり、同時に断末魔を叫んだのだった。
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メージスの研究所
ピンポーン
「ん?誰だ?」
メージスがインターンホーンを聞いて、玄関に向かった。ドアを開けると、宅配便らしき人物が段ボール箱を持っていた。
「郵便でーす。マコトさまからのお荷物です」
「えっ、マコトから・・・?」
メージスは困惑しながら荷物を受け取った。実はそれはアノデネスの工作によるものであったが、それは知るよしもなかった。
「ありがとうございます。それでは」
「あ、あぁ・・・」
宅配便が立ち去り、メージスは施設のなかに再び入る。そのあと机に段ボール箱をおいて確かめようとした。
「あれ?それはなんですか?」
ここに来ていたファミ通とデンゲキコも気になって、中を見ようとする。そこに入っていたのは、
黄色い液体が入ったビンだった。
「こっ、これは!?」
「メ、メージスさん知ってるんですか!?」
「知ってるもなにも私がいま探していた解毒薬の材料だ!!まさかマコトが手に入れていたとは!!」
「おぉ!!では早速作って、マコトさんを救っちゃいましょう!!」
メージスは急いでビンを取りだし、実験用の机に持ち運んだ。
材料は揃った。まずは解毒薬を作り、そして作戦に移そうとする彼女たち。
果たしてメージスたちがたてた作戦とは。
そしてその作戦は無事に行えるのか。
彼女たちの挑戦が今始まるのだった。
続く
予想外の“必殺技”
特に理由のない暴力が二人を襲う━━━━!!
・・・はい、悪ふざけもほどほどにして、あとがきに戻ります。
久しぶりに本編を書きましたが、いまいちな出来でした。
正直に言って今の自分では、『ここはこうした方がいい』という指摘に反応ができる気力がないです。
なのでこれからも、こんな自分のこの茶番小説に身に来てくれるだけでも幸いですが、やはり感想が書かれてくれていると、こちらのモチベーションの上昇にも繋がりますので、ぜひ思ったことを感想欄にご記入してみてください。
出来るだけ返信して見せますので、よろしくお願いします。
それでは、次回もお楽しみにネ。
ではまた!