犯罪神の息子がほしい女神たちのお話   作:狸より狐派 ハル

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・・・最後に投稿したのはいつだったか・・・5月・・・今は9月・・・

・・・・・4ヶ月しかたってないからセーフ(暴論)


そもそも色々とね・・・やる気がわかないのよ・・・精神病院にいった方がいいかな・・・


十二件目、???「私が貴方をお守りシマスワ♥」息子(滝汗)

マコトは後ろから聞こえた地響きを少し気にしながら走り続けた。

 

トリックとアノデネスが自分をかばってくれたのだが、本当に大丈夫だったんだろうか。

 

だが今はそのことを気にする余裕はない。とにかく走らなければ。

 

そう思っていると、出口らしきドアが見えてきた。マコトはそこにつき、後ろを確認してからドアノブに手をかける。

 

ガチャ・・・

 

ゆっくりと開けて外を確認する。道路のようだが、人気(ひとけ)がない。孤立と言う不安が出てくるが、逆に言えば、魔力で感知がしやすい状況だ。

 

完全に外に出ると、彼は走ってとにかく移動をし始める。行き先はこれから考えるのだが、その行き先についても問題が。

 

別の国、ルウィーかリーンボックスにいこうとも思ったが、万が一親しい人物とあったら、周りも危険な目に遭うだろう。だからと言って、あまり町から離れたところ、深い森など携帯電話が届かないところまでいけば、メージスとの連絡が取れなくなる。

 

警戒しながら考えているせいか、いい案が思い浮かばない中、ふと思い出したのは・・・。

 

 

━━━━━グリーンハート。

 

 

四女神の内、今日はまだ会っていないこの女性。他の女神は変な方向におかしくなっていたが、少なくとも病んでまではいないなかった。なら彼女も病まないのでは?と言う発想ができたのだ。

 

・・・よくよく考えてみたら、試練列島で会ったときにはすでに病んでた気がするが・・・。

 

まぁ、今の状況だと逆に真っ当な性格になるのでは?と思ったが、同時にさらに酷いことになりそう。という発想もしてしまう。

 

一体どうすれば・・・と思うことしかできないマコトだった。

 

「悩む暇があれば《やらないより、やる》という発想がよろしくて?」

 

となりのグリーンハートがそうアドバイスを送る。確かに今は躊躇していられない。仕事中に失礼になるかもしれないが、彼はグリーンハートに電話をしようと━━━━━━

 

 

・・・・・・・・・・・・ッッ!!!?!

 

 

「あら?なにを驚いていますの?」

 

いやいやいやいやいや、いつの間にかなぜ真横にいるのだろうか。

 

ブラックハート会ったときにのようにマコトは驚いた。

 

「・・・なぜここに、ですか?それはもちろん義息子が危機に陥れば母が助けにいくのが常識ですわ!今日のお昼頃から胸騒ぎがしていたと思えば、まさか惚れ薬のせいでさまざまな娘たちから命を狙われていたとわ!!」

 

なんでわかるんですかねぇ。とつっこむマコト。というか義息子って、彼女の中ではすでに自分はベールの婿のようだ。

 

「マコトくん、そうえばなにがきっかけで、そうなってしまったのですか?教えて下さい」

 

そう言われ、マコトは再び走りながら説明する。

 

「・・・メージスという娘の薬品で、ですか・・・随分と古典的な恋の落とし方ですわね。わたくしなら、媚薬を直接使用しますわ。とにかく、今はその娘が解毒剤を作っているのですね。ならいい方法があります」

 

サラッと物騒なことを流し、グリーンハートは息を整えてこう言う。

 

「直接そのメージスという娘の家に行きましょう。理由は簡単です。マコトくんが魔法を使って解毒剤の製作を手伝ってあげてください。あなたの力ならあり得ないことでも、出来るはずですわ。そしてわたくしは外で他の娘が来るのを見張る。そうすれば心置きなく集中できますでしょう」

 

魔力で作成・・・薬品には相当な知識が必要だ。マコトには実際のところ自信ななかったが、たぶん今の彼女に拒否を送っても無駄だろう。こちらも一分一秒を必要としてる身だ。仕方ない。

 

「決まりましたわね!さぁ行きましょう!!」

 

マコトが決断する矢先、グリーンハートは瞬く間に彼をお姫様抱っこして女神化し、空を飛行し始めると最大スピードでプラネテューヌ方面に飛ばしたのであった。

 

「大丈夫ですわ!わたくしがあなたを絶対に護り通してみせます!」

 

日に二回も別々の女性に抱えられるマコト。なんだかやるせない気持ちになってしまった。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━

 

 

メージス宅

 

『臨時ニュースをお伝えします。先ほどラステイション協会の上階で謎の爆発が発生しました。これに対し専門家は・・・』

 

「全くもって物騒な。まぁこれとは関係がないがな」

 

テレビで事件のことが放送されるものの、メージスは気にせず作業を進める。すると訳あって出ていたファミ通とデンゲキコがこちらに戻ってきた。

 

「お待たせしました!!できる限りの応援を連れてきましたよ!」

 

二人が連れてきた応援、それは・・・

 

「ビーシャよ!マコトがピンチと聞いてやって来たわ!!」

 

「シーシャだ、私たちの手が必要だと聞いて来たよ」

 

「エスーシャだ・・・よろしく頼む」

 

「ケーシャです。よろしくお願いします」

 

ゴールドサァドと呼ばれる、この世界では各国の専属冒険者の代表たちだった。僅かな時間でこの四人を揃えれるとは、どのような方法を取ったかとメージスが聞くと。

 

「皆さん偶然プラネテューヌで旅行してたらしいんで、連れてきました!!」

 

「お、おう・・・」

 

四人揃った状態で見つけれるとはなんたる幸運か、ともかく四人はあらかじめ簡単に説明を受けているらしく、メージスが詳しく話した。

 

「・・・えぇ!?そ、それって本当かい?」

 

「本当だ。全ては私の過ちから始まったもの・・・ゆえに本来は私自身で解決しなければならないことなのだ。しかし、相手は女神候補生、そして女神パープルハート・・・他にもいるが、とにかくマコトに早く解毒剤を服用させなければならない。私だけの力では太刀打ちできん・・・だから頼む!マコトを一緒に救ってくれ!」

 

メージスは精一杯のお辞儀をした。六人は特別彼女のことを知っているわけではないが、そもそもこのように必死に乞う人物ではない。が、今はとにかく猫の手を借りたい様子がうかがえた。

 

「・・・わかったわ!!困った人を助けるのがこの正義のヒーロービーシャの役目よ!!引き受けたわ!!」

 

「い、いいのか?」

 

「私も構わないよ、実際こっちもマコトくんにお世話になったからね。もちろん二人もやるよな?」

 

「はい、マコトさんのおかげで、ノワールさんも楽しそうに過ごされてます。なので助けない理由はないです」

 

「興味ない・・・といえば嘘になるな。まぁ、どっちにしろ危険が迫っているならなおさらだ、私も同行しよう」

 

参加してくれた四人にメージスは驚きと同時に、笑顔がでる。これで作戦が成功する確率がグッと高まった。あとは薬を完成させると同時に、作戦を説明すればほとんど終わりに近づける。

 

だから彼女は、愛しの彼のためにとにかく必死になって作ろうとしたのだった。

 

 

 

「・・・って私はそんな事思ってなぁぁあい!!!」

 

「「「「「何事!?」」」」」

 

「?」

 

エスーシャを除いて、五人がメージスの悲痛の叫びに驚いた。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

プラネテューヌとラステイションの国境線。

 

 

「どういうおつもりなのでしょうか・・・」

 

グリーンハートがマコトを両腕で抱えたまま、低いトーンでそう言う。

 

「なぜって?それは・・・マコトくんからもらったティーポットがなんも前触もなくヒビが入ったからですわ。そして確信しました・・・マコトくんになにか危険が迫っていることに・・・」

 

グリーンハートの目の前にいる女性はそう答える。彼女の瞳は、ネプテューヌと同じように濁っている。実は彼女かここに来るまでは光を灯していたが、ここについた直後そうなったのだ。

 

「・・・なるほど、それは良いことですわ。けど・・・一つ解せないことが。

 

・・・なぜ槍を構えているのでしょうか?」

 

「これは万が一のためですわ、だから・・・あとはわたくしに任せてくださいまし」

 

いつでも戦闘に入れる状態でいるその女性、しかしそれでもグリーンハートはマコトを下ろそうとはせず、説得する。彼女にとって相手は槍を向けがたい人物なのだからだ。

 

「・・・今の貴方には任せられません。もし護衛としてついてくるならわたくしは構いませんが」

 

「別に無理に運ばなくてもよろしいんですよ?国の仕事もあると思いますし、だからあとはわたくしがマコトくんを守りますわ」

 

「それはできません、今のあなたは・・・はっきり言って危険です」

 

「・・・・・」

 

危険と呼ばれた女性は目を細める。互いの体はいつの間にかいつでも追える、または逃げれるよう、棒立ちに見えて力を入れていた。

 

「・・・お母様はなにかたくらんでるのですか?」

 

「ただマコトくんを助けたいだけですわ、だからそこをどきなさい、

 

ベール」

 

 

━━━娘であるベールを通りすぎたいグリーンハート。

 

母であるグリーンハートを妨害したいベール。

 

起こすべきでない理由で、国境沿いの親子喧嘩が起こってしまおうとしていたのだった。

 

 

 

・・・マコトはこう思った。

 

自分はどいたほうがいいですよね?と。

 

実際言ってみると。

 

「「だめですわ」」

 

息ピッタリと二人に止められた。

 




もう続きかけない、だれか続きかいて、他のことが頭から全然離れないせいで集中できないの。死にそう。

あああああ・・・・

もう短編集に逃げていい・・・?だめ?

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