農業をしているのでこれから忙しくなるので投稿は更に遅くなると思います。
蒼羅side
「そろそろ来ますね」
「ああ」
今日は土曜日で半日授業の後、俺は校門前でNDCの機体を使っている三人と布仏姉妹を待っている。時間前ではあるが既に湊が迎えに来て俺の隣で待っている。
「「お兄ちゃん!」」
「蒼羅様!姉さん!」
「蒼兄~!湊お姉ちゃ~ん!」
「どうも」
全員がやってきた。
「さて、それじゃ出発しますか」
時間は押していないが直ぐに出発する。
???side
「ターゲットが学園から出ました」
「そう。フフッ、男が神聖なISを動かすなんて言語道断よ。消してやるわ」
「「「はっ!」」」
蒼羅side
「着いたぞ」
あれから時間が経ちNDCへと着いた。
「お待ちしていました」
入り口で待っていたのはクロエであった。
「クロエ出迎えに来なくてもよかったんだが」
「ちょうど手が空いていたので」
「そうか、ありがとう」
クロエの頭を手で撫でる。
「~~~♪」
気持ちよさそうにクロエは目を細める。
「お兄ちゃんその子は?」
楯無が聞いてきた。
「ああ、束の助手の・・・・・・」
「クロエ・クロニクルと言います」
「篠ノ之博士の!?というよりここに居るの?!」
「ああ、束はこの会社のセキュリティーから開発部門の責任者をやっているんだ」
「「「ええぇぇぇぇええええぇぇ!!!」」」
楯無たちの驚きの声が響いた。
「そう言うわけでこれからは機体の方は私に言ってくだされば束様に通しておきますので不具合などがあれば仰ってください」
「「「は、はぁ」」」
楯無たちはあまりに驚きすぎてそう返すのがやっとだった。
「挨拶が済んだら社長の所に行くぞ」
挨拶を終え社長室へと向かう。
「主」
「うん?どうした湊」
湊が声を掛けてくる。
「私は先に家に戻っておきます。今日は楯無様たち以外にも来るというので料理を豪華にしようと思いますので」
「他に?部隊の奴か?」
「はい」
「分かった。楽しみにしているよ」
「はい!」
湊は礼をして車に乗り込み家に向かって行った。
コンコン
「クロエです。皆様をお連れしました」
「どうぞ」
中から了承の声が出るとクロエはドアを開ける。
ガチャ
「失礼します」
クロエに続いて中に入っていく。
「皆さんお久しぶりですね。機体の調子はどうですか?」
社長室の椅子に座って星羅が話しかけてきた。
「今のところ問題ないです」
「大丈夫です」
「私も問題ありません」
「俺も問題ないな。そうだ、クロエ」
「はい」
俺はクロエを呼び機体を渡す。
「今、完成してある武装をインストールしておいてくれ。ここで、試しに使っていきたい」
「分かりました。束様に渡しておきます。皆様の機体もデータを取るので渡していただいても?」
クロエに言われ三人とも機体を渡す。
機体を受け取るとクロエは部屋を後にした。
「さて、蒼羅。自己紹介はした方がいいわよね」
「ああ」
「それじゃあ、改めて自己紹介しましょう。NDC社長の篠原(しのはら)星(ひかり)。本名は更篠星羅で蒼羅の妻です。旧姓は篠ノ之星羅、篠ノ之束の双子の妹よ。あなた達二人から見れば義理の姉になるわね」
「?!うそ!!!名前が本名じゃないのは何となくわかっていたけど篠ノ之星羅!?更識に提出されている写真と違う!?」
楯無は思わず叫んだ。
「ええ、あなた達に気づかれたくないからね。偽名を使っていたのと更識に提出されている私の顔は別人にしてあるの、と言ってもあなた達の両親にはバレているとは思うけど・・・・・・」
「「え、えぇぇぇぇぇぇ!!!」」
楯無と虚は驚愕していた。星羅の顔を事前に見ていたからだろう。本音と簪は驚いていない。
「言い忘れてたがいくらか改変してある」
「さ、先に言ってよ!!!」
楯無は叫んだ。
「そうだ私のことはお義姉ちゃんって呼んで欲しいな」
そう言いながら星羅は二人に顔を寄せる。その時
『皆大変だよ!』
束から通信が入った。
「どうしたの?つまらないことだったらリンt・・・・・・じゃなくてシバクよ、姉さん?」
『あんまり変わってないからね!?じゃなくて侵入者だよ!!IS二機と他数人を確認したよ!それと、まだ侵入したことにこっちは気づいていないと思っているけどどうする?まだ、動く気配はないけど』
その報告に俺と星羅は顔を見合わせた。
「そうか、こっちの機体の方は?」
『三人のほうは大丈夫だよ!データの収集だけだから直ぐに出せるけどそーくんの機体はインストール中だから無理だね』
「そうか・・・・・・なら、三人は機体を取りに行って一旦待機してもらう。状況次第ではお前たちにも動いて貰うから準備しておけ」
「色々聞きたいことはあるけど後回しね。狙いは確実にお兄ちゃんだと思うけど?」
楯無が聞いてきた。
「だろうな、まぁ、暇つぶしに叩き潰しに行くだけだ」
「そうね。せっかくの話を邪魔してくる連中に情けを掛けてあげる義理はないしね」
『わかったよ!!三人とも直ぐに整備室にきて!』
「「「はい!」」」
俺たちは直ぐに行動を開始する。