幼女戦記フォースとともにあらんことを   作:丸亀導師

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第17話 シスといもの

【モスコー・シベリア鉄道基地】

 

『ジェダイよ、死ぬが良い』

 

 奴は言ったはっきりとジェダイと。回りの連中は、労働者たちは、己の心の弱さにつけ込まれてシスに精神を操られている。

 しかし、かなりの手練れだ。

 聞くところによるラスプーチンという旧ジェダイもいたそうだが。それよりも遥かに強いだろう。

 

「お前はシスか?」

 

 奴は無言だったそして

 

 シス?「やれ!」

 

 暴徒に命令を出すと暴徒が私に、雪崩の如く向かってきた。

 フォースを使い暴徒を吹き飛ばしつつ奴を追う。

 しかし、壁となっている暴徒により奴を見失う。姿を眩ますのもうまい。鮮やかな退きかただった。

 

 そうこうしている内にヴァシリエ軍共産派が、異常を察知し私を捕らえに来たようだ。

 

『止まれェ!!止まらんと撃つぞォ!!』

 

 それで止まるとでも?止められるとでも?

 彼らの攻撃を無傷で切り抜け。後方に抜ける。

 残った貨物車両を、フォースで動かし奴らが進めぬようにしたあと、スピーダー・バイクに乗り汽車を追う。

 

 奴は…シスはいったい何をしたかったのだろうか?

 突然私の目の前に現れ姿と自己紹介じみた格好を見せるためだけに来たのだろうか?

 もしかすると我々を世界の渦に巻き込もうとしているやも知れない。

「これは、本国へ伝えねばな。」

 

 

【シベリア鉄道・車両内】

 

ビフテフ「奴は大丈夫だろうか?」

 

『心配は要らないでしょう。何せ我々を圧倒したジェダイと呼ばれる存在ですから。』

 

ビフテフ「それはわかってるが、それでも人だよ。」

 

『中佐!!後方から未確認物体接近中です。』

 

ビフテフ「どんなやつだ?空中に浮いてて猛スピードで、迫ってきてるのか?」

 

『はい』

 

ビフテフ「流石魔導師。目が良いな。だが安心しろ。奴が戻って来ただけだ。」

 

そう言うと最後尾の車両へ移動する。と直後猛スピードで列車を抜き去るスピーダー。

 

『やはり不安など無いではないですか。』

 

列車に横付けし直ぐさま車内へスピーダーを入れる。

 

「遅れてすまない。少し確認したいことがあっただけだ。それにスピーダーに乗るのも計画の内さ。」

 

ビフテフ「よく無事だったな。これで話も出来るだろう?」

 

「あぁ、前大戦の話をしようじゃないか。これから君たちは同盟国の軍人なのだから。」

 

そして話をした。何故あの戦争が起きたのか。裏で何が起きていたのか。そして国民たちはこれからどうなっていくのか。等々ウラジオストクに到着する。一週間の間話された。

 

そんななか航空魔導師というもの達を紹介された。これからは空の戦いだとそう息巻いて。

 

 

 




次回 大ウラジオ公国樹立

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