幼女戦記フォースとともにあらんことを   作:丸亀導師
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第18話 ウラジオ大公国樹立

 

 ユーラシア大陸。この大陸はヨーロッパ・アジアにより構成される非常に巨大な大陸である。

 

 かつては東アジアからヨーロッパ東部までを統一したモンゴメリ帝国が存在した。

 

 それ以降この大陸の東端からヨーロッパまで統一したのは後にも先にもこのモンゴメリ帝国だけである。

 

 ヴァシリエヴィチ帝国は、このモンゴメリの東アジア部分を取り除いた非常に巨大な国であるが、大きさのわりに人口が少ない。そういう国であった。

 

 特に東部は極寒の地であり、人が定住し町を作るには多大な犠牲を伴った。

 

 そんな国であった訳であるが、今回の騒動により

 

 西部・ルーシー連邦 東部・ウラジオストク大公国

 

 この二つに別れた。

 

 人口はルーシー側1億2千万 ウラジオ側7千万

 とルーシー側に分がある。

 

 工業力もルーシー側有利である。

 

 そんな関係であるが、国境線での戦闘においては必ずウラジオ側が勝つのである。

 

 何故かといえば必ず後ろに日本がついているからだ。

大兵力も技術の前では意味を成していないのである。

 

 後のウラジオ大公国元首ニコラウ3世はこの時のことをこう語っている。

 

 ニコラウ3世「もし、あの時彼らが我々をウラジオストクに抑留しなければ我々はこうして良い景色を見る前にこの世からいなくなっていただろう。」と

 

 ウラジオ大公国はほぼ全ての国に正統な国家と認められ多くの国と国交を樹立した。

 

 対してルーシー連邦は後の10年後まで国として認められていなかった。

 

 これは、単に信頼がないからこそである。

 この事により後に帝国と呼ばれるヨーロッパの国とウラジオ大公国は、友好関係を深めウラジオ大公国の対ルーシー戦争を始めるきっかけとなった。

 

 それにより我が国も、帝国側に着くこととなる。

 

【大日本帝国・帝都東京】

 

『号外!号外!極東のウラジオに新しい国が出来るよ。しかも元首はあのニコラウ二世だ!!』

 

 今、世界は揺れている。世界初の共産国家の誕生とかつての強国の元首が得たいの知れない国家の属国の元首となっていることに。

 

 しかし、当の本人たち日本人はあまり興味を示していない。隣国が出来るのが楽しみ位である。

 

 彼らにとって自分たちとこの事は関係はあるが、経済や軍事上にプラスになるだけであるからだ。別にあの国の介護など屁でもないのだ。

 

 まあ、しかし祭りが好きな国民性であるためにこの後、祭りが企画実行されるまで一週間もかからなかった。

 

 私は、この時シスのことをジェダイ聖堂・内閣・天皇陛下に通達していた。

 

 シスは必ず二人で行動する。必ずもう一人いるはずだとも報告を行った。

 

 今回は一人だけであったからだ。どこにもう一人いるのか?それらの捜索・情報収集を始めるべきであると。

 

 内閣と天皇陛下に言うのはジェダイだけでは命令権が低いためである。

 

 ジェダイが基本有事以外に動かせるのは諜報部隊である。通称《忍》とジェダイの組織総称《ヤタガラス》

 だけである。

 

 ジェダイは、内閣・天皇どちらか一方から委任を受けない限り国内では、限定的な警察権しか持たない。そういう組織である。

 

 故に報告者であり、目撃者である私が行わなければ成らなかったからだ。

 

 そして、あの脱出劇から3ヶ月たった今日報告をし終え帰路についている頃。高野 幸と出会った。

 

【帰路・祭り行列】

 

 現代の東京のような無計画なビルの乱立ではなく、居住地と経済区の完全な分量が可能となっているために、スッキリとした和風のビルが建っている。

 

 一階と二階にはまるで日本家屋のようにまどがある。それに提灯がよく会うのだ。

 

 そんな中で、高野と出会った。元々家の方向は同じであるため、一緒に帰ることは多々あったが、今日は何か様子がおかしい。

 

「どうしたんだよ。お前らしくもない、何か心配事でもあったのか?」

 

 高野「い、いや、心配事などないのだが、ただな、お前がシスと、戦闘を行ったと聞いてだな」

 

「心配してくれたのか?ありがとうな」

 

 高野「バカ!!お前を心配などするものか!ただ、シスのことを知りたかっただけなんだからな!」

 

「そうか。まあ、シスはな妙な気配だったよ。完全に感情にコントロールされてるな。あれは復讐心だ。たぶんだが元々我々の国に何か怨みがあったのだろうな。ただまだ迷いが感じられた。あれは元々ラスプーチンの弟子か何かだろう。まだ、暗黒面を受け入れられない様子だった。」

 

 高野「ラスプーチンは、私たちが殺した。だからお前が怨まれるのはお門違いだろ?私が怨まれなければならないのに。」

 

「殺された方には関係ないだろ。ジェダイかそうでないだけでいい。」

 

 高野「と、とにかくお前が無事でよかった。」

 

「ほら、今は仕事は忘れて一緒に祭りでもいくか?」

 

高野「うん」

 

 やっぱり心配してくれたのか。ありがたいな。それにしても様子がおかしかった私に何か思うことがあったのかもな。頬が赤かったし。もしかしてあるのかな?

 

ともかく、今は祭りを楽しもう。ちょうど非番になったし彼女も休みだろうし。はねを伸ばすとするか。

ウラジオ大公国建国おめでとう。そしてこの休日をありがとう。




次回 共産主義者狩り


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