幼女戦記フォースとともにあらんことを   作:丸亀導師

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第20話 パダワン

【大日本帝国・ジェダイ聖堂】

 

私はアナーキンをパダワンとすべく12人の目の前にいた。苦しくも私がジェダイナイトに昇格したときの開眼と同じ場に立っている。

 

真田「それで?何故彼。アナーキンをパダワンにしようと?前例の無いことだ国外の人間をジェダイにしようとするとは…。」

 

「確かにそれは最もなことです。しかし、本来ジェダイとは多くの星系から選出された人により、多種多様な人種で構成されていたと聞き及んでいます。ならば、この星の上だけであるならば別に大したことではないと思いますが?」

 

御舟「君の言うことも最もだ。しかし、彼には少々問題がある。」

 

「というと?」

 

但馬筑前「簡単なことだよ。修行を始めるには遅すぎるということだ。」

 

「それならば大丈夫でしょう。何故ならばアナーキンは既に相手の動きを感知し知覚しながら逃走する術を身に付けております。直ぐにでも他のパダワンと並ぶでしょう。剣術などセンスです。どんなに前からやっていようとも努力しだいで覆すことは可能です。」

 

佐藤 市「ほぉ、そうまでしてあの子をパダワンにしたい理由はなにかな?」

 

「彼のミディクロリアンスを調べました。その総量はマスター要蔵すら上回ります。更に言えば彼はミディクロリアンスによって造られたと考えた方がよろしいかと。」

 

羽柴 秀近「なるほど。放置してその力をシスに取られるのを恐れたか?」

 

「はい、恐れました。可能性があるならば先に我々の色に染めてしまうのが一番です。そして、師となるならば最も親しい人物が良いと考えたからです。勿論、最初の数年は聖堂内での基礎訓練となります。その時はよろしくお願いします。」

 

高橋 佐之助「ふん、要蔵さんも歳だ。今では評議会に在籍していない。替わりとなるものがマスターとなるならばそのアナーキンは相応しい存在と成るやも知れない。しかし、そんな存在がいるのか?」

 

「開眼 人を評議員に推薦します。今の時代こそ彼のような考えが必要です。ただし末席で結構ですが。」

 

真田「開眼は人当たりが良いのは良いところなのだが、女癖が悪いのが欠点だったからな。まあ、最近は落ち着いて来たようだが。良い頃合いかも知れないな。」

 

佐藤「では、パダワンにすることを承認します。確りとやりなさい。全ては君の責任になる。」

 

「分かっています。」

 

御舟「それと来週、パダワンの除隊試験がある。そこに君の仲のよかった高野 幸もいるようだ。せいぜい励ましてやりなさい。良いね?」

 

「はい。」

 

高野…お前は何故パダワンから上がれない。

お前なら直ぐに自分の欠点に気がつくだろ?

 

 




但馬筑前
ジェダイマスター。評議会議員。ジェダイ聖堂での初等訓練を担当する。剣術は勿論話術など多彩な部分があるが、全てを完璧にはできない。

佐藤 市
ジェダイマスター。評議会議員。女性の数少ないジェダイマスター女性である。非常に器用にフォースを扱う。

羽柴 秀近
ジェダイマスター。評議会議員。政治。特に金融に最も明るいジェダイ。損得勘定でいつも動く。

高橋 佐之助
ジェダイマスター。評議会議員。薙刀型のサーベルを使用する。薙刀等のながものが得意である反面超近接戦闘を苦手とする。

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