幼女戦記フォースとともにあらんことを   作:丸亀導師
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第45話 模擬空戦(中)

side奈緒

 

いったい何なの?あんな距離から普通狙撃してくる?マスターが察知しなかったら確実に撃墜されてた。それにしても凄い距離。しかも予知が出来ないとなると、やっぱり相当な手練れなんだな。こっちの事を良く理解してる。私ってやっぱり心に隙が有るのかも。

 

それにしてもマスターは凄い。肉眼で見ることも出来ない。更に地上よりも遥かに広い空中で、相手の居場所を完全に把握して防御している。私は、マスターの足を完全に引っ張っている。

 

「何をしている。急いで自分で索敵を行うんだ。今が良い機会だ、本物の殺気を感じるんだ。君が動くまで私は防御しかしない。」

 

そうだ、マスターが時間を稼いでる。集中しなきゃ集中、集中…。

 

 

side黒帯

 

打ち合わせ通り、最初の一撃を彼女にお見舞いして上げたのだが、やっと本気で周囲を気遣いし始めたようだ。

これで見つけられなければ、その程度の実力で止まってしまう。ジェダイにはなれない。

 

しかし、正確に撃ってくるじゃないの。これは、完全にこっちを殺しに来てるね、ブラスターもただ者じゃ無いな。対装甲目標用のやつで遠距離狙撃してやがる。これじゃ、並のパダワンだとセイバーを弾き飛ばされるだろう。

 

半包囲と言ったところで、大体前面180度位から狙撃が来るわ来るわ。だが、アイツの気配がない。上手く隠れていやがる。早くしろよ我がパダワンよ、期待しているんだから。特にその感覚は、人より優れているはずだ。

 

「見つけました。マスターの前方70度、90度、150度

の方向に複数の気配がします。人数は、合計で44名です。」

 

「正解だ。そして、ではどうやって遠距離のそれも高速で動いている相手を我々ジェダイは、攻撃すれば良い?」

 

私の声が合図となり、気配の動きが活発となり不規則なものとなる。急速に距離を積めてきている。

 

「本来ならフォースを使います。しかし、このようにブラスターでの邪魔が入り上手く集中できません。ですので、」

 

「そう、だからこそ我々もブラスターの練習をするんだ。」

 

腰に吊り下げてあるブラスターに手を伸ばす。戦いかたはどちらかと言えばガンダムみたいに戦えば良い。遠距離ではなく、できる限りの近距離でのブラスターの撃ち合い。ジェダイだからこそ出来る先読みを利用する。

 

さあ、お前が攻撃してくるのは、

「真下だ!!」

瞬間下から突き上げるように銃撃があった。

 

sideメビウス1

 

『こちらメビウス3撃墜判定だ。』

 

あの少女が、感覚を研ぎ澄ませた瞬間から戦闘が動き始めた。初め、我々は押していたがだんだんとこちらの動きに見切りをつけ始めたようで、少しずつ押され始めている。

 

「こちらメビウス1、各機3マンセルで行動せよ。互いをカバーしあって隙を無くせ!!我々はあの少女を落とせばそれで任務完了だ。」

 

『しかし、あのマスタークラスが厄介です。』

 

やつは、最小限の動きでこちらの攻撃をそらしつつ、セイバーでブラスターを弾き返してきている。そのせいもあり、こちらに少なくない損耗が出ている。だからこそ私が一騎討ちする必要がある。

 

「やつは、私に任せろ。アイツに対して多人数は、悪手だ。」

 

『了解しました。隊長の、パダワンの相手は、我々にお任せください。』

 

「健闘を祈る。」

 

やつは、空戦を初めてからまだ1ヶ月程度だ。だからこそ下がお留守となる。雲の下から全速力で突き上げるように昇るそして、撃つ。

 

「そう来ると思っていたよ!!」

 

やはり、単純にはいかないか。

 



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