幼女戦記フォースとともにあらんことを   作:丸亀導師
<< 前の話 次の話 >>

55 / 63
第52話 トルーパー

side レルゲン

 

「それは、誠ですか?」

 

「しっ静かにしてください。内密な話なのですから、誰かに聞かれでもした場合、私の首が物理的に飛びかねません。」

 

どういうことだ?あのデグレチャフ少佐が、帝国を売るような事をするはずがない。奴は帝国軍人を絵にかいたような勇猛果敢なやつだ。それでいて残酷で、残忍で何よりも味方の事を考えて行動する。そういう存在だ。

 

「何かの間違えではないのかね?彼女に限ってそれは無いだろう。」

 

「レルゲン中佐、人は変わるものだよ。かつて、仲間だったものが敵になる事なんて良くあることだよ。」

 

それは、何か違うのではないかね?何より説明になっていない。だが、本当にそうであろうか、あの狂人が裏切るのか?帝国に最も忠誠の厚いヤツが。

 

「君の言いたいことはわかった。だからこそ率直に彼女に聞きに行こうと思う。現在全ての戦線で、戦闘が停止している。今回の日本の参戦の影響が濃厚である。そんな中、味方の裏切りなどという、あり得てはならない情報を流されてはたまったものではない。そこで、彼女の潔白を証明して見せよう。」

 

 

 

前話から数日後

 

sideターニャ

 

「私に出頭命令!?」

 

「一緒に来ていただきましょう。ターニャ・デグレチャフ少佐。参謀本部からの出頭命令です。拒否した場合あなたは、軍属から囚人へとそのまま降格されます。ご同行願おう。」

 

「わかりました。しかし、私がいない間の部隊運用に関して、副官との話をしたい。それだけの時間はいただけるでしょうか?」

 

「わかりました。お急ぎ願おう。」

 

「ありがとうございます。」

 

なんだ!!私が何をしたというんだ?しかも、参謀本部で直々に、軍事裁判を開くだと?とんでもない大事ではないか。このままでは、今まで築き上げたキャリアが、水の泡と消えるぞ?ここは、真実を語り完全に潔白を証明する必要がある!

 

だとするならばだ、あの二人との会談も全て話さねばなるまい。しかし、そうした場合私はあのジェダイに殺されかねない。そうしたら本末転倒ではないか、私は、ただ死にたくないだけなのだぞ。だからせめてイージーモードの人生を送りたかった。

 

「準備できました。行きましょう。」

 

絶対に、この難問切り抜いて見せる!!レルゲン中佐殿は、私の味方をしてくれるであろう。それほど私は、中佐に心を開いているんだ。

 

 

同時刻・帝国上空・外気圏

 

side大日本帝国揚陸部隊

 

『帝国の上空に到達した。時刻合わせをしつつ上陸まで待機せよ。なお、上陸時刻は、本日正午、場所は欧州帝国軍港キール、なお儀礼用装備での上陸となる。繰り返す。…』

 

その船の中には多くの人の姿があった。その悉くが焦げ茶色で統一されいるアーマーを着ていた。船内は広く全体が見渡せるならば非常に息のあった行進が見ることが出来るであろう。

 

彼らはこれから戦地へ向かう。しかし、この部隊の前では現在の欧州の軍備では、歯が立たないものである。恐らくは虐殺が、繰り広げられること間違いないだろう。

 

彼らが降り立つとき欧州は、戦慄する。自分達の空いては、味方は、とんでもない国であるということを。



※この小説はログインせずに感想を書き込むことが可能です。ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。