幼女戦記フォースとともにあらんことを   作:丸亀導師
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第56話 首吊り道化

side黒帯

連合王国が見せしめとして、大規模な攻撃を受けた事が世界中に広がっている。我々の技術を、国力を今始めて世界は知った。これで戦争が終われば万々歳だが、そうは行かないらしい。

 

ここ帝国との協議を行ったが彼らからは大きな反発を受けた。あのような攻撃を行われ、連合王国は引くに引けない状況になると、誰もが言っている。確かに国民はそうだろう。しかし、王は必ず我々の提案を飲むだろう、あの王はスピーチは非常に下手だが、国民の事を第一に考えている。

 

帝国と言う国は、合理主義の国だ。そこには良い点が有るが、悪い点もある。人は二足歩行の動物だ、皆感情で動く、自分は感情で動いていない等と言うのは言い訳にすぎない。彼らは、それがわからないのだ。

 

そして、その感情で動くのはフランソワ共和国も同じ事、彼らは恐ろしいものを見たことによりそれらを排除しようと全力で向かってくる。それを我々は、真っ正面から受け全てを終わらせる。そういう計画だった。

 

だが、帝国はそれを拒んだ、いや理解できないのだろう。圧倒的な力で強引に活路を見出だすこの方法、決して正攻法ではない。いや、私はこの方法を戦後のアメリカに例えて米帝戦法と愛称をつけた。

 

どうやら、あのデグレチャフは知っているが故に我々の方法を指示するようだ。それに、彼女に残された時間は少ない、彼女の纏うフォースが徐々に変質し始めている。このままでは、存在Xに忠誠を誓う傀儡となる可能性がある。故に彼女にあれを使わせてはならない。

 

 

sideターニャ

 

なんたることか!!彼らの技術はそこまで行っていたとは、流石に計算外だぞ。第一宣戦同時攻撃で、敵の首都を完全に破壊するなんてとんでもない連中じゃないか。私が、緩衝材にならなければこの攻撃の意図すら、参謀本部は気がつかないぞ?

 

戦略的爆撃はこの時代一般的なものではない。まるでアメリカのような戦いかたが出来る。それほどまでに彼らは潤沢な資源と、力があるものか。そう考えていると、目でレルゲン中佐を自然と追っている自分がいる。

 

これは、まずい本格的に精神まで変わりに始めている。

 

ふと、時間が止まっていることに気がついた。しかも、ジェダイのあの男も意識があるようで、口を動かさずとも解る。

 

「やあ、久しぶりだな。」

 

「存在X、貴様私の精神まで貴様の統制下に置くつもりか!!」

 

「そんなつもりはない。君が心から私を信ずるのなら私は、君の心を変えて上げようじゃないか。つまり君は私の事を信じ始めていると言うことだよ。」

 

「ふざけるな!!私は、男だぞ!!あんな恋する乙女のようなこと、したくはない。」

 

「おっと二人とも話はそこまでだ。貴様が出てきたということは、つまり自分に良いこと出はないことが起きているのではないか?」

 

「さすがだな、そう私は『シス』と名乗る少女に力を与えた。しかし、その力と引き換えに私に対する信仰心を得ることに、成功していた。だがそれがどんどん私に対する憎悪に道溢れ、今では世界中の国々が、

そこの『元男』がいた世界と同じことになっていったのだ。」

 

「だから、私にそれを倒せと?」

 

「時間はないぞ?放置すればするほど、フォースが闇に飲み込まれるぞ?」

 

まて、そう言えば戦争はこの男の国が肩代わりするのだったな。だとすれば私が前線に付く必要は無いのでは無いか?おぉ、これは不幸中の幸いだ。なら、後はこの男に丸投げを…。

 

「やつを止めるには必要な力がある。この世界の魔導師が必要なのだ。」

 

「どうして?まさか!フォースがやつを避けていくのか?だとすると相性は最悪だな。魔術師が必要だな。」

 

「それと、悪い知らせがあるぞ?カイバークリスタルを使用した、大規模な建物を米国アリゾナ州に建設したようだ。これにより強力なプラズマレーザーを出せる無尽蔵に。」

 

「先程から話が逸れているが要するに私を連れていくと?」

 

「ご名答」

 

「では、私は役目を終えた。後は諸君らの気持ち次第だ。」

 

存在X、ヤツの尻拭いをしなければならないとはふざけているな。



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