幼女戦記フォースとともにあらんことを   作:丸亀導師

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政治部です。


第3話 政治と経済の申し子

【開戦1月前、首相官邸】

 

開眼「それで、ヴァシリエとの外交での話し合いの状況は、どうなっているのですか?一方的な言い分ですかね?」

 

徳川家鷹首相「ヴァシリエは、あの土地は自分達の先祖からの土地であり我々日本が横取りしたといっている。こちらとしては、何を言っているのか解らないと返答したいところであったがグッと堪えました。

あの土地は、我々日本国が、600年前元寇の折りに侵攻してきた元軍に対して行った逆侵攻の際に我々の領土とした。

それを横から行きなり来た盗人が取ろうとするだからこそ戦わなければならない。

外交は失敗さ…だから開戦までの時間稼ぎとして外交は行っているよ。」

 

開眼「では、最後通牒を渡す準備は、既に出来ているのですか?我々の準備は万端であるが、足りないものの再確認の時間と考えよう。」

 

徳川「最後通牒は1月後に渡すつもりだ。それ以降は諸君らジェダイと軍部にお任せしたい。

我々の仕事は戦争の終結に向けた段取りと国内の混乱を少しでも緩和すること、そして国内の経済を戦争経済に依存しないよう行っていくよ。

戦争経済は、麻薬さ。一度味わってしまったら最後その快楽を受けたくて堪らなくなりどんどんと泥沼に突き進み戦争なしでは国が成り立たなくなるそれだけは回避するよ。」

 

開眼「流石はかの謀将、徳川家康の子孫でありますな。ただし、謀略は苦手といいますが…経済に関しては一流だそうですね。」

 

徳川「いえいえ、お世辞は良いですよ。何よりもこの国の国民。さらに言えば子供達が胸を張ってこの国の名前を言えるよう私はやっているだけですよ。

それよりもあなた方ジェダイは国の裏で色々と行って貰っていますから私としても有りがたいですよ。私もそのお陰で色々とやり易いですからね。」

 

正直私には経済や政治には余り興味は無かったがこれを季に少々勉強をしようと思ったものだ。

しかし、ジェダイとなるには、果たしてこれほどのことが必要だったのだろうか。

まあ、有るに越したことはないが、私のパダワンは果たして理解出来るだろうか。あの子はこういう小難しいことは嫌いだからなぁ。

 

『首相そろそろお時間です。』

 

徳川「もうそんな時間か、では失礼するよ。この国の未来を頼みます。」

 

【首相官邸を出る二人】

 

「マスターはそれほどの知識が有りながらなぜジェダイ評議会の議員成らないのですか?以前推薦されたとお聞きしましたが何故ことわったのでしょうか?」

 

開眼「何故か…私には議員になる資格無いよ自分の家庭さえ守れないやつが国を守る重要機関の首脳には慣れないさ。」

 

「そうですか…しかし、私はマスターは相応しいと思います。」

 

開眼「ありがとう。パダワンよ。

さて、評議会へ行くぞ全てがどうなるかは解らないが、戦争だけはしたくはないな。」




駄文を読んでいただきありがとうございました。

徳川家鷹
日本国首相・先祖に謀将といわれた徳川家康がいる。
家康は謀略の天才であったが、家鷹自信は謀略の才能は皆無であるしかしながら正直者で憎めないやつでもある。そのお陰か政敵は、殆どおらず汚職を防ぐために日夜議員達を厳しく監視している。
そこから、政界の閻魔とも呼ばれている。

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